海外移住は憧れだけじゃ無理?海外生活を楽しめる人の4つの特徴

Posted by: 春奈

掲載日: Sep 5th, 2016

近年、海外で暮らしたい、海外で働きたいという人が増え、改めて海外移住に対する注目が高まっています。しかし、日本とまったく異なる環境で暮らしていくことはラクではなく、海外生活を楽しむためにはそれなりの姿勢が問われます。現地に行ってから「こんなはずじゃ・・・」とならないためにも、海外生活に向いている人の4つの特徴をご紹介しましょう。

好奇心旺盛

憧れだけじゃ無理?海外生活を楽しめる人の4つの特徴

文化、習慣、言語、風景、気候など、海外は日本とは違うことだらけ。そういった未知の物事や人々にどう向き合うかが海外生活を楽しめるかどうかの分かれ目になってきます。現地の文化や習慣を積極的に学ぼうとする姿勢があれば、日々の生活自体が学びの連続、発見の連続になります。また、楽しんで現地語を学ぶことができれば、現地での交友関係も広がります。

違いに興味を持たず、その違いの背景を探ろうとせずただやり過ごしてしまうのはとてももったいないこと。未知のものや人に対して心をオープンにし、自分の興味にしたがって動いていれば、きっと現地における自分の世界を広げてくれるでしょう。

自立している

憧れだけじゃ無理?海外生活を楽しめる人の4つの特徴

海外生活においては自分で自分の居場所を見つけることがとても重要です。基本的に海外に移住すれば人間関係も一から構築することになりますし、現地で生活するうえでのルールや生活習慣も一つひとつ自分で学んでいく必要があります。勝手知ったる日本と違い、外国でそれを実践するのは簡単ではありません。だからこそ、自立が問われるのです。

仮に現地で頼りになるサポーターがいたとしても、他人に頼ったままでは移住先の国で「自分の足でしっかり立って歩いている」感覚はいつまで経っても味わえません。「最終的に自分の面倒を見るのは自分自身である」と、自分の人生に責任をもつことを決めましょう。

変化を楽しめる

憧れだけじゃ無理?海外生活を楽しめる人の4つの特徴

海外移住するとなると、それまでの生活をガラッと変えなければならないことがほとんどです。海外に移住してしまえば日本の友人や家族とは滅多に会うことができなくなりますし、食生活も日本と同じようにはいきません。

さらには新しい言語を学んだり、移住先で新たな仕事を見つける必要が出てくる場合もあります。小さな変化もあれば人生の転機となるような大きな変化もあり、海外生活は大小の変化の連続です。

憧れだけじゃ無理?海外生活を楽しめる人の4つの特徴

変化を経験するとき、私たち人間は不安やストレスを感じがちです。それ自体は人間の防衛本能なので自然なこと。しかし、感情に流されてしまってはいけません。変化のなかには自分にとって辛いものもあるかもしれませんが、物事には必ずプラスの側面もあるものだからです。

たとえば、ドイツの地方都市に暮らす筆者にとって、遊びに行く場所があまりない、日曜日にはスーパーすら閉まるという現在の環境は、以前の日本の便利な生活とはかけ離れたもの。しかし一方で、日曜日には散歩やサイクリングを楽しんでパートナーと穏やかな時間を楽しむことができますし、ドイツを拠点にヨーロッパ各地を気軽に旅行できるというメリットもあります。

まったくストレスや不満を抱かないというのは無理でも、できるだけ物事のプラスの面を見つけるようにして新しい環境での生活を楽しむようにしたいものです。

柔軟性がある

憧れだけじゃ無理?海外生活を楽しめる人の4つの特徴

信念をもつことは大切ですが、「こうであるべき」「◯◯のはずだ」という考えが強すぎると、それが海外生活における大きな足かせになってしまうかもしれません。

「日本の常識、世界の非常識」といわれる通り、日本で「常識」とされていることの多くは海外では常識ではありません。たとえば、日本では「お客様」は敬われ丁重に扱われるのが当然のように思われていますが、海外ではそうはいきません。それに対して日本の常識をあてはめて「なんて失礼なの!」と怒っていたらいつまでも不満を抱えながら過ごすことになってしまいます。そうなるよりは「この国ではこういうものなのだ」と現地の感覚を理解し、それを受け入れてしまったほうがよほどラクになれます。

また、他民族が共存するような国では常識自体がほとんど存在しない場合もあります。できるだけ「こうあるべき」「○○のはずだ」という先入観を捨てて、現地の人々が実際にどのように考えているのかを理解し、尊重するようにしたいものです。

憧れだけじゃ無理?海外生活を楽しめる人の4つの特徴

実際には、海外生活は日本で先行しているイメージほどバラ色ではないかもしれません。やはり日本とは違う環境で暮らす以上、日本では得られないメリットもあれば日本では味わうことのない苦労もあるものです。しかし、まったく新しいアウェイの環境で向き合うチャレンジの数々はきっとあなたを新たなステップへと導いてくれることでしょう。

[All photos by Shutterstock.com]

PROFILE

春奈

Haruna ライター

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

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