人気スイーツを作るsuite店

渋谷駅からも近い「宇田川カフェ suite（スイート）」。渋谷にある”元祖夜カフェ”「宇田川カフェ」の姉妹店です。古民家を改装したお店は路地裏にあり、まさに隠れ家的存在。

1階にはテーブル席が少しあり、2階は可愛らしいカフェ空間になっています。しかも、2階では加熱式電子タバコを吸えるという、今となっては貴重な喫煙可能スペース。筆者は平日15時頃に訪問しましたが、タバコの香りは気になりませんでした。

味のあるヴィンテージな家具や雑貨に囲まれた2階。天井には歴史を感じる風合いの屋根、そして昼間の光に反射してシャンデリアが眩しい。木製のテーブル席、長年愛用されている感が伝わる大きめのソファ席。

奥の階段を上ると屋根裏部屋のような座敷の部屋もあり、まるで不思議の国に立ち寄ったような気分。お友達同士だけでなく、1人で本を読む人、PC作業をする人、と20代後半以降の大人がゆっくり寛げる空間で、撮影現場にも利用されたそうです。

「宇田川カフェ 本店」にも提供しているスイーツは、「suite店」でパティシエが朝から手作りし、こちらではフレッシュなスイーツをいただけます。

「ティラミス」「クレームブリュレ」「カッサータ（イタリア・シチリア地方発祥のアイスチーズケーキ）」「季節のシフォンケーキ」など7種類のケーキがあり、平日限定でコーヒー・紅茶・ジュースを付けた「ドリンクセット」（1,100円・税込）も。ということで、早速お店の方に人気のケーキTOP3を伺いました！

第3位「季節のタルト」

人気第3位は「季節のタルト」（550円・税込）。その名の通り、季節の食材を使ったタルトで、秋は「栗」が登場。なんと、パティシエさんがタルト台から手作りし、サクサク食感で季節のおいしさを満喫できる人気もの！

第2位「ガトーショコラ」

人気第2位「ガトーショコラ」（550円・税込）。チョコレート好きは即決しそうなほど、表面はパリっと割れて、見ただけでずっしり感が伝わってきます！ ダークなガトーショコラで、提供時はホイップクリームものっているようですね。

実食！第1位「チーズケーキ」

第1位「宇田川チーズケーキ」（500円・税込）をいただきました。クリームチーズと生クリームなど、シンプル素材を合わせた生地を蒸し焼きにし、レアとベイクドの中間の食感に仕上げているとのこと。一見小さめですが、満足感に浸らせてくれるケーキです。

まんまる型のチーズケーキに、ブルーベリーとラズベリーを煮詰めた自家製ソースをたっぷりと。フルーティーな甘みとほどよい酸味が、チーズケーキの酸味と調和していい塩梅に。

しっとりしたビスケット生地に、分厚いケーキはクリーミーでチーズが爽やか。食べ終えた後にゆっくり訪れるミルキーな余韻が幸せ度を押し上げました。

ケーキとセットでいただいたのは、ハンドドリップ珈琲の「宇田川ブレンド」。近所にある系列店「CAFE BOHEMIA（カフェ ボヘミア）」の自家焙煎のオリジナル珈琲豆を使用し、焙煎後の良い香りと味を堪能できます。ほどよい酸味に深みあるコーヒーをじっくり味わい、ゆっくり過ごすのにぴったりな1杯。

ランチから夜まで大人の寛ぎを

ちなみに、自家製の渋谷キーマカレーなど人気の定番メニューにイタリアンメニューとお料理は豊富。もちもち食感の生麵の「ボロネーゼ」や「ボンゴレビアンコ」のパスタ系に、「ポルチー二茸と色々キノコのリゾット」も人気とのこと。映画などエンターテインメントとタイアップすることもあるようです。

観劇の前後で落ち着いた時間を過ごせたり、渋谷の喧噪を離れて、自分時間と有意義に向き合ったりと。賑わう渋谷のど真ん中で、手作りケーキでゆっくりできる隠れ家があるなんて驚きました！

［all photos by kurisencho］
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
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kurisencho ライター

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。