TABIZINE編集部の山口です。
寒い雨の日は、温かい飲み物が飲みたくなります。コーヒー、紅茶、ハーブティー、どれも好きなのですが、一日中リモート仕事でお茶を飲んでいると、無性にしょっぱいものが飲みたくなるんです。
コーンスープやオニオンスープ、味噌汁などもいいけれど、そこまでお腹が空いていないときもある。そんなときに恋しくなるのが、モンゴルを旅したとき現地でガブガブ飲んでいた「スーテーツァイ」。
モンゴルの「スーテーツァイ」とは?
モンゴルのゲル(家)
何年も前に、「カルピス誕生のきっかけとなったのは、モンゴルの馬乳酒だった!」の記事でも少しだけ紹介しましたが、モンゴルのミルクティーは、塩味なんです。石のように固まりになっている磚茶(だんちゃ)をくだいてお湯で煮出し、塩とバター入りのミルクティーに仕上げます。
Pierre Jean Durieu / Shutterstock.com
モンゴルの家ではこのスーテーツァイが水筒にたっぷり入って常備されていて、湯呑みに注いで1日に何度も飲みます。ミルクティーは甘いかほんのり苦いもの、と記憶している舌には、しょっぱいミルクティーは最初びっくりします。
でも、何だこれ? と飲んでいるうちに、いつしかクセになってしまうのです。
普通のミルクティーに岩塩をぱらりと入れるだけの「岩塩紅茶」
日本に帰国してから、自宅でスーテーツァイらしきものを作ろうと何度か試みましたが、茶葉を煮出したりバターを入れたりするのは手間がかかる割にうまく再現できず。落ち着いたのが、普通にティーバッグで紅茶をいれ、ミルクを注ぎ、そこに岩塩をぱらりと入れて混ぜる、簡単「岩塩紅茶」。
ほんのりしょっぱいミルクティーは、体にするする入って、内側から温めてくれる感じがします。
そして本場のスーテーツァイ(モンゴルミルクティー)を飲んでみたい! という人には、巣鴨のモンゴル料理店「シリンゴル」がおすすめです。コース料理を注文すると、モンゴルミルクティーのお代わり自由。本場のモンゴル料理も絶品ですよ〜。
シリンゴル
東京都文京区千石4-11-9
03(5978)3837
営業時間 18:00~22:30(ラストオーダー 21:45)
年中無休(夏季休暇・年始休暇を除く)
http://shilingol.web.fc2.com
[Photos by TABIZINE編集部]