【ニュージーランド】オークランドっ子のリゾート、ワイヘキ島はお酒好きの竜宮城だった!

Posted by: kelly

掲載日: Feb 18th, 2023

オークランドからフェリーで40分ほどの場所にあるワイヘキ島は、オークランドの人々が週末に息抜きに訪れるリゾート地。約92平方キロメートルの面積の島に約8000人が暮らしています。また、30を超えるワイナリーを有する同島は、別名「ワイン・アイランド」と呼ばれるほど、ワイン造りが盛んな場所でもあります。「それじゃあ、おいしいワインでも飲みに行ってみますか!」と出かけた、その島は、期待を遥かに超える飲んだくれ天国でした。

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なお、今回掲載している施設はとくに記載がない限りすべて予約不要で見学・買い物ができます。ただし、急遽、定休日や営業時間が変更になることもあるので訪問の際は最新情報をご確認ください。
 


 

「オークランドの宝石」ワイヘキ島で飲んだくれてみた

その美しさから「オークランドの宝石」とも言われるほどワイヘキ島は、しっかりと寒暖差があり、水はけの良い土壌もぶどうの栽培に適しているため、島には30以上のワイナリーがあります。

オークランドからはフェリーで簡単にアクセスできますが、肝心なのは現地での移動手段。ワイヘキ島は伊豆大島と同じくらいの大きさがあり、さすがに徒歩での周遊は難しい! お酒を飲むとなるとレンタカー移動も厳しいし、路線バスを乗り継ぐという手もありますが、なにぶん本数がかなり限られています。しっかり時間が管理できればそれもあり、ですが、おすすめはバスツアー。現地発着のものもあれば、オークランド発着のツアーもあるので、それぞれの都合や目的に合うものを見つけるといいでしょう。

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フェリーに揺られていた約40分は、日本ではまず見ることはない、エメラルドグリーンの海を眺めたり、船内のわんこに熱い視線を送ったりしていたら、あっという間でした!

ワイヘキ島を代表する「ケーブルベイ・ヴィンヤーズ」は船着き場のすぐそば

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まずは、船着き場からほど近いワイナリーである「ケーブルベイ・ヴィンヤーズ(Cable Bay Vineyards)」へ。1996年に、「世界レベルのワインを造る」という夢を抱いたワイン愛好家たちによって設立されたワイナリーで、今ではワイヘキ島を代表するワイナリーに成長しました。

中庭に面したレストランもあり、こちらでランチをいただきました。「ケーブルベイ・ヴィンヤーズ」のぶどう畑は、ワイヘキ島と南島の北端に位置するマールボロの2カ所にあり、ここワイヘキ島では、主にシャルドネやボルドー系のぶどう品種を栽培しているそうです。ロンドンで開催されたコンクールで、金メダルに輝いたというシャルドネ、爽快感がありおいしかった~。メルロー主体で造られる、タンニンがしっかり感じられるロゼワインも印象的でした。

ケーブルベイ・ヴィンヤーズ(Cable Bay Vineyards)
住所:12 Nick Johnstone Drive,Oneroa,Waiheke Island,New Zealand
営業時間(セラー):11:00~17:00、無休
*ワインテイスティングは予約がベター
https://cablebay.nz/

高台の族経営のワイナリー「ケネディ・ポイント・ヴィンヤード」

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次に訪ねたのは、「ケネディ・ポイント・ヴィンヤード(Kennedy Point Vineyard)」。1996年からブドウ栽培を始めた、家族経営のワイナリーです。2000年以降は、オーガニック栽培法を取り入れ、2005年には、ワイヘキ島のワイナリーでは初となる、ニュージーランドのオーガニック認証も取得。2007年には、ロンドン・インターナショナル・ワイン・チャレンジで「ケネディ・ポイント・ヴィンヤード2007シラー」がトロフィーを受賞しています。

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筆者がときめいたのは2019年のシャルドネ。エレガントで、ほのかに樽香も感じられる複雑な味わいにすっかり虜になってしまいました。少し高台に位置していて、ワイヘキ島の自然を満喫できるロケーションでいただくワインのおいしいこと! 畑のなかにはゲストハウスがあり、宿泊も可能です。

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ケネディ・ポイント・ヴィンヤード(Kennedy Point Vineyard)
住所:44 Donald Bruce Road, Surfdale,Waiheke Island,New Zealand
営業時間(セラー):11:00~16:00
定休日:月~水
http://www.kennedypointvineyard.com/

ブリュワリーを併設する「タンタラス・エステート」

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「タンタラス・エステート(Tantalus Estate)」は、以前、同じ地にあったワイナリーを買い取るかたちで、2013年に開業した気鋭のワイナリー。無農薬栽培を行っており、害虫駆除のため、3000平方メートルものエリアに野草を植えています。ワインのみならず、ブリュワリーも併設。著名シェフが腕をふるうレストランも人気です。

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タンタラス・エステート(Tantalus Estate)
住所:70-72 Onetangi Rd,Waiheke Island,New Zealand
営業時間(セラー):11:00~17:00、要予約
定休日:月・火
https://tantalus.co.nz/

「ランギホウア・エステート」で新鮮なオリーブを“飲む”

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さて、冒頭で、ワイヘキ島が「ワイン・アイランド」と呼ばれていることをお伝えしましたが、この島には、ワイン以外にもおいしいものがたくさんあります。たとえば、オリーブオイル。ぶどうとオリーブは栽培に適した土壌や気候が似ているとあり、ぶどうと共に、オリーブを育てているワイナリーも少なくありません。

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今回立ち寄ったのは、「ランギホウア・エステート(Rangihoua Estate)」。1997年の創業以来、世界の品評会でも多くの賞を受賞している、とびきりおいしいオリーブオイルを製造し続けています。ところで、「オールプレス・エスプレッソ(Allpress Espresso)」って、ご存じですか? 東京・清澄白河にも店舗をもつロースタリー&カフェです。「オールプレス・オリーブオイル・ランギホウア・エステート」は、その「オールプレス・エスプレッソ」の運営会社が手がける別事業。ワイヘキ島の自然で育まれたオリーブの実を、収穫後24時間以内にコールドプレスで搾油しています。採れたばかりのオリーブを絞った、まだ流通していないオリーブオイルを試食させてもらいましたが、青みを残す爽やかさは衝撃でさえありました。これ、飲めます(笑)!

ランギホウア・エステート(Rangihoua Estate)
住所:1 Gordons Road,Waiheke Island,New Zealand
営業時間:10:00~14:00、無休
https://www.rangihoua.co.nz/

「ザ・ヘケ」でワイヘキ島のシングルモルトに酔いしれる

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〆は、ウイスキーなんていかがでしょう? 島内で唯一、シングルモルトを造っているという、「ザ・ヘケ(The HEKE)」にも足を運びました。ワイヘキ島の2つのファミリーが立ち上げた、ブリュワリー「ザ・ヘケ」がウイスキー造りを手がけるようになったのは、島の仲間たちが10年以上前に、ガレージでスピリッツ造りを始めたことがきっかけ。これを知った、数学者がウイスキーを蒸溜するポットスチルを設計。本格的にウイスキー造りがスタートしました。ニュージーランド南部・カンタベリー州の大麦を輸入し、貯蔵には、ワイヘキ島のワイナリーの樽をはじめ、テネシー州から輸入されたシェリー樽やバーボン樽も使用しています。

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質実剛健でありながら、繊細さも感じるシングルモルトはどれもこれも質が高く、また、ワイヘキ島のおおらかな息吹を感じます。また、暖炉のあるレストランは雰囲気が最高で、願わくば、ここでとことん酔っぱらってみたいと思ったものです(笑)。

ザ・ヘケ(The HEKE)
住所:64 Onetangi Road,Waiheke Island,New Zealand
営業時間:木・日12:00~19:00、金・土12:00~20:00、日12:00~17:00
定休日:月・火・水
https://www.theheke.co.nz/

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オークランドからの“飲んだくれ”ワンデイトリップ、存分に楽しみました。でも、今回紹介したのは、ワイヘキ島の“おいしい”スポットのほんの一部。この島には、まだまだたくさんの“おいしい”が潜んでいるはずです。今度は、最低でも1泊はして、とことん飲んだくれようと、早くもフェリーで再訪を誓いました。

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参考
Fullers Ferry

ワイヘキ島内バスツアー(一例)
https://www.mybus-ap.com/tour-detail/VELTRA-168449

https://www.viator.com/ja-JP/tours/Waiheke-Island/Waiheke-Island-Explorer-Hop-on-Hop-off-tour/d32653-6194P6

[All photos by kelly]

PROFILE

kelly

kelly ライター

出版社勤務を経て、現在は都内でフリーライターとして活動中。辛いものとお酒全般が好き。趣味はミュージカル観劇。年に数回、「自費研修」と称し、ニューヨークや韓国に観劇にでかけるのが生きがい。

出版社勤務を経て、現在は都内でフリーライターとして活動中。辛いものとお酒全般が好き。趣味はミュージカル観劇。年に数回、「自費研修」と称し、ニューヨークや韓国に観劇にでかけるのが生きがい。

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