ケアンズで楽しむ「エコ・ラグジュアリー」な旅
ケアンズの2023年旅行トレンド「エコ・ラグジュアリー」は、現地で無意識のうちに取り入れられている「サステナブル」な行動や、自然や環境にも配慮した上質な旅のこと。
オーストラリア政府観光局の調査「Future of Global Tourism Demand(世界観光需要の将来)」によると、日本人が旅行する際の「サステナブル」への意識度は、調査を実施した20カ国・地域の中では最下位でした(※)。
日本でも生活の中で少しずつ取り入れられているサステナブルな行動ですが、旅行の際には意識が低くなってしまっている傾向も。「郷に入っては郷に従え」という言葉にもあるように、旅先ではその国や地域の習慣を取り入れることを意識したいものです。
※オーストラリア政府観光局「Future of Global Tourism Demand」、調査期間2022年4月22日~5月17日、対象20国・地域(オーストラリア、UK、ニュージーランド、インド、中国、USA、韓国、日本、イタリア、フランス、ドイツ、シンガポール、マレーシア、カナダ、香港、インドネシア、台湾、フィリピン、タイ、ベトナム)
https://www.tourism.australia.com/content/dam/digital/corporate/documents/future-of-demand/tourism-australia-global-future-of-tourism-demand-research-public-report.pdf
ケアンズのホテルや観光スポットでも行われているサステナブルな取り組み
クリスタルブルック コレクション(ホテル)
ケアンズでは、SDGsを意識した取り組みがホテルや施設でも行われています。クイーンズランド州ケアンズでは、2021年9月1日から使い捨てプラスチックの使用が原則禁止になり、ホテル「クリスタルブルック・コレクション」では、2018年のホテル開業時よりペットボトルやアメニティボトルの使用削減に努めています。
ルームキーはプラスチックではなく木製のもの、ハンガーはカーボン紙製です。さらに、スマホにホテルのアプリをインストールすれば、スマホがルームキーとなり、快適に過ごせます。客室にはミネラルウォーターの入ったエコなグラスボトルが用意され、紙を減らすために全室にiPadも完備。
スカイレール・レインフォレスト・ケーブルウェイ(観光施設)
ケアンズ郊外にある、カラボニカ駅とキュランダ駅を約45分で結ぶ6人乗りのロープウェイ。眼下には熱帯雨林が広がり、環境に配慮したロープウェイとなっています。
地球上で最も壊れやすい熱帯雨林の環境を探検できる貴重なスポット。その裏には、将来の世代のために自然環境を保護し、持続可能な未来へ理解を深めるための環境保護活動に熱心に取り組む姿勢があります。
熱帯雨林の保護を強化する研究を支援するために、2005年にスカイレール熱帯雨林基金が設立されました。スカイレール熱帯雨林基金への寄付や会員登録は、誰でも行うことができるようになっていて、スカイレールのギフトショップで購入できる熱帯雨林基金グッズは売上の一部が基金に寄付されます。
EXPERIENCE CO(アドベンチャーツアー会社)
スカイダイビングやグレートバリアリーフツアー、島の日帰り旅行、熱帯雨林でのジップラインなど、さまざまなアドベンチャー体験ができるエクスペリエンス社。同社でも、オーストラリアの自然遺産保護に直結する保護活動を支援しています。
例えば、壊れたサンゴの生息地を作る再生プログラムでは、リーフスターという壊れたサンゴの破片を付着させ、再生させるための生息環境を作り出すシステムを活用。リーフスターを初めてグレートバリアリーフに設置すると、18カ月でサンゴの被度数が50%増加したことが確認されているのだとか。
ケアンズでは気負わずに、楽しみながら自然にサステナビリティを取り入れ、上質な体験ができる素敵な場所がたくさんあります。現地の取り組みを知った上で訪れることで、より魅力を感じられそうです。次回の旅行では、サステナビリティを取り入れた、エコ・ラグジュアリーな滞在を満喫したいものですね。
2023年6月28日からは、ヴァージン・オーストラリア航空が東京・羽田=ケアンズ直行便の毎日運航を予定。ケアンズへの旅がよりスムーズになりますよ。
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