青森ご当地パン「イギリストースト」って?
青森県民なら誰もが知っているという「イギリストースト」。山型の食パンにマーガリンとグラニュー糖をサンドした青森のご当地パンです。昭和42年頃の発売以来、50年以上も地元の人たちに愛されてきました。
もともと人気商品でしたが、学校の売店などに置かれ、学生にヒットしたことでさらに広まっていったのだとか。今ではスーパーや空港など青森のいたるところに並んでいます。価格は販売店によって多少変動します。
ヒントとなったのは、現在の青森県むつ市大湊地区のバターを塗った山型食パンに、砂糖をかけて食べる習慣。山型食パンをイギリスパンと呼ぶことから「イギリストースト」の商品名がつきました。
フレーバーも色々!
売り場には「小倉&マーガリン」や「ブレンドコーヒークリーム」、青森のラジオ放送局RABラジオとコラボした「4種のベリーマッチ」などさまざまなフレーバーが置かれていました。
その他にも、2023年1月現在、ジャリ感を50%以上アップさせた「スペシャルイギリストースト もっとジャリまし」、「メープル&ホイップ」「きな粉&黒みつ」「ツナポテトサラダ」「たまごサラダ」などが販売されています。製造元の工藤パンのサイトでは歴代イギリストーストの一覧もあるので気になる人は要チェックです。
http://www.kudopan.co.jp/pcategory/english-toast/#english_history
今回ルポするのは「イギリストースト」と「イギリストーストラスク」。並べてみるとラスクのサイズ感がミニチュアみたいで可愛い!
懐かしい味わいの「イギリストースト」
ユニオンジャックの赤と青がどことなくレトロなパッケージ。
一見するとシンプルな山型食パンです。商品名は「イギリストースト」ですが、トーストはされていません。
発売当時は、1枚の山型食パンにマーガリンとグラニュー糖をかけた商品だったそうですが、現在は2枚の山型食パンにマーガリンとグラニュー糖をサンドした形。
パンは8枚切りでも10枚切りでもなく、マーガリン・グラニュー糖とのバランスが一番適した厚みになっているそうです。
食パンはしっとりとしていて、シンプルな味わい。これが挟んであるマーガリンのコクとグラニュー糖の甘さを引き立てています。グラニュー糖のジャリっとした食感がなんだか懐かしい〜! パンとマーガリンのバランスも絶妙です。
「イギリストースト」をトースト!
違った食感を楽しむためにトーストしてみます。
パンの表面はバリっとして香ばしく、マーガリンが溶けて染み込んでいます。グラニュー糖も溶け、ジャリジャリ食感はありませんが、全体が優しい甘さに。
おやつに食べる菓子パンというより、朝食に食べたいパンになったかも!
厚さが絶妙な「イギリストーストラスク」
こちらは「イギリストースト」がラスクになった「イギリストーストラスク」。パッケージは「イギリストースト」にそっくりです。
透明なケースの中には3枚のラスク。
小さいけれど「イギリストースト」と同じく山型です。表面には白ザラ糖がびっしり!
ラスクは薄く、サクッとした軽い歯応え。白ザラ糖のジャリジャリした食感と、パンに塗られたバター入りマーガリンが「イギリストースト」の味わいを再現しています。
お茶の時間にぴったりな一品。紅茶にも合いそうです。
マーガリンとグラニュー糖の懐かしい味わいが楽しめる「イギリストースト」。青森に行ったらぜひチェックしてみてくださいね!
159円(税込)※マックスバリュにて購入
賞味期限 筆者の実食したものは2日でした
http://www.kudopan.co.jp/englishtoast/
イギリストーストラスク
126円(税込)※ファミリーマート ブルースカイ青森空港到着店にて購入
賞味期限 筆者の実食したものは約2カ月でした
http://www.kudopan.co.jp/product/6768/
[Photos by TABIZINE編集部 & Mayumi.W]