メタバースでどうなる?鳥取県の旅の新発信!AI職員とご当地アトムNFT

Posted by: 石黒アツシ

掲載日: Feb 13th, 2023

最近の鳥取県と言えば、他では見ることができない鳥取砂丘、雄大な大山、日本海の松葉ガニなどが思い浮かびます。人口が日本一少ない県ということもあって、なんとなくのんびりとしたイメージもあるかもしれません。「鳥取にはスタバはないけど、日本一のスナバがある」という絶妙なダジャレで一世を風靡したとかしないとか、平井知事も話題の人です(現在はスタバは4軒あるみたいです)。そんな鳥取県ですが、今メタバースを利用した観光にもかかわる取り組みが熱いらしいんです。当の平井知事のダジャレは、「(私は)メタバースというよりむしろメタボーズ」ということで、相変わらずキレキレです。

アトムギャラリー
©Tezuka Productions
 


 

その①|県のメタバース課でAIアバター職員を採用!

鳥取県に設置された架空の部署「メタバース課」ですが、そこに日本初となる自治体オリジナルAIアバターを職員として採用したんだそうです。その方のお名前は「YAKAMIHIME 八上姫」さんです。上がそのお名刺です。圧倒的に2Dなそのお姿は、なんとも日本のアニメ文化をしっかりと踏襲したキャラクターですね。URLかQRコードで、YAKAMIHIMEさんとの音声会話を楽しむことができます。

YAKAMIHIME
©XANA

さっそく試してみました。

Q:鳥取の観光地は?
YAKAMIHIME:鳥取砂丘や大山など鳥取県には魅力的なスポットがたくさんありますが、個人的には奇跡の絶景で知られる「三徳山投入堂」や「とっとり花回廊」もおすすめですよ。ぜひ鳥取に遊びに来てほしいです!

誰でも知っているスポットはもちろん、ちょっと知らなかった2つも教えてくれました。どんなところが気になります。

Q:鳥取の特産品は?
YAKAMIHIME:鳥取県は特に伊勢海老が有名で、日本一と言われている。また、鳥取県はサンマの生産量も日本一です。

なんと、伊勢海老が有名だったとは知りませんでした。そしてサンマも。旅に行ったら食べてみたいかな。

AIアバターということで、YAGAMIHIMEさんはこれからどんどんいろんな情報を手に入れてパワーアップしていくと思われます。

鳥取県の人口が、メタバースのAIアバターで一人増えたようだということで、平井知事から「砂丘からサンキュー」とのお言葉が出ております。

YAKAMIHIMEへのアクセスはこちらから!
http://genesischat.xana.net/

その②|「ご当地アトムNHT」は鳥取県編が第一弾!

ASTOROBOY JAPAN NFT
©Tezuka Productions

さて、もう一つの取り組みが「ASTROBOY x JAPAN(ご当地アトム)NFT」です。

地方創生をテーマとしたNFTゲームカードシリーズ「ASTROBOY x JAPAN(ご当地アトム)NFT」の第一弾としてリリースされたのが鳥取県編です。メタバースはユーザーがアバターを使って、まるで社会生活を送るような体験をできる仮想世界。メタバースにはいろいろありますが、今回はXANAというメタバース内で、このカードゲームが展開されています。

簡単に言うと、メタバース内でカードゲームがプレイできるというもので、その収益が各地域(たとえば鳥取県)やチャリティーに寄付されたりします。

Astroboy x Japan | XANA Metaverse Launchpad

その③|メタバース空間内の「アトムギャラリー」

アトムギャラリー

©Tezuka Productions

今回のメタバース空間内には「アトムギャラリー」も設置されていて、自分のアバターを使って鑑賞することができます。冒頭の画像と上の画像、平井知事がご自身でギャラリーを見学しているお姿(アバター)です。

鳥取県の観光地を紹介するギャラリーで、日本からの観光客はもとより、海外の人たちにも楽しんでもらって鳥取を知ってもらえるという取り組み。今後はメタバース内の様々な施設やサービスと連携して、もっと面白い展開になっていくといいですね。

というわけで、鳥取県がメタバースで推進する新しい観光の一つの方法をご紹介しました。

 


 

PROFILE

石黒アツシ

Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

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