「進々堂」とは?
ベーカリーショップ「進々堂(しんしんどう)」は、大正2(1913)年に創業し、現在京都市内に12店舗を展開する、地元で親しまれるパン屋さんです。市内には、ベーカリーレストラン、カフェ、ショップとさまざまなスタイルでパンを楽しめるお店が点在しています。
©︎進々堂
「進々堂 JR京都駅前店」は、店名の通りJR京都駅とバスターミナルの目の前、バスチケットセンター内にあります。出かける前後に気軽にパンを購入できる便利なロケーションが魅力です。
ランチにおすすめのパンTOP3を発表!
京都には鴨川沿いや京都御苑など、戸外でランチを楽しめる場所が数多くあるので、こちらでパンを購入してピクニックがてらランチを楽しむのもいいものです。もちろん「新幹線の中で軽く何か食べたい」という時にも重宝します。そんなときにおすすめのパンをお店に選んでいただきました。
第3位:クリームがさらに贅沢にリニューアル「クリームパン」
おすすめ第3位は「クリームパン」260円(税込)。店頭に並ぶ、そのふっくらとした表情に思わずそそられます。
「クリームパン」は2023年3月17日にリニューアルしたばかり。元々大人気ですが、さらにおいしくなって新登場。
濃厚な卵と牛乳、仕上げにバターを加えることによりコクが増し、カスタードクリームがより一層なめらかになりました。軽めでくちどけの良い生地に、まったりしたクリームとが好相性。
口に含む時に、ふわりとバターの風味が香ります。カスタード本来のなめらかで優しい風味を存分に味わえますよ。賞味期限は当日中です。
第2位:ボリュームしっかりの定番「クラブハウスサンド」
定番の「クラブハウスサンド」610円(税込)が、おすすめ第2位。
トーストされた食パンが見るからにおいしそうです。お店のスタンダードな食パン「プリミエール」を使用。
サンドされているのは、自社で調合したスパイスを合わせたオリジナルチキンに、ベーコン、キュウリ、レタス、トマト、チーズと盛りだくさん!
スパイシーなチキンに、チーズのコクとトマトの酸味がよく合います。仕上げはケチャップとマヨネーズのまったりとしたオーロラソース。
測ってみると厚さ約4cm。結構なボリュームですが、思わず次から次へと手が伸びて、意外とペロリとイケちゃいます。
第1位:一度は食べてほしいコラボパン!「しば漬カレーパン」
そして、第1位に選ばれたのは「しば漬カレーパン」300円(税込)。店頭に並んでいるときから、うやうやしく紙袋に入っている様子に何か特別なものを感じていたのです。
お店で不動の人気という「カレーパン」と、なんと錦市場にもお店を持つ創業80余年の老舗漬物店「打田漬物」の「しば漬」とのコラボパンなのです。老舗同士の奇跡の競演!
中をのぞいてみると、赤紫色のしば漬がたっぷりと入っています。ちなみに「しば漬」とは、キュウリ、ナス、ミョウガを赤紫蘇と共に漬け込んだものです。「打田漬物」が、カレーパン用に塩味と酸味が少しまろやかになるよう、新たなしば漬を開発して作り上げたのだとか。
実は京都在住の筆者は、今まで定番の「カレーパン」しか食べたことがなかったのです。いただいてみると、これは驚きの味わい! カレーパンの中に、あたかも福神漬けのような存在感でしば漬が入っており、突如、漬物特有の酸味と食感が登場。コリコリとしたしば漬の歯ごたえとともに、スパイシーなカレーの風味と酸味とが意表を付いてマッチしています。
カレーパンの生地は、一度香ばしくなる手前まで生地を焼いてから揚げるため、油を吸い過ぎず、サクサク&パリパリの食感が持続するのだそう。
昨年リニューアルしたという自家製のカレーは、食感にアクセントが出るよう、みじん切りと粗みじん切り2種の玉ねぎを使用するというこだわりよう。無水調理によりコクのあるカレーになっています。そこにしば漬の酸味がさわやかさを添え、唯一無二の味わいに仕上がっています。
京都を代表する老舗同士の希少なコラボ・カレーパンを味わえますよ。トースターで温めればよりおいしくなるので、お土産に購入して帰宅してから楽しむのもおすすめです。「打田漬物」とのもう一つのコラボ商品「すぐきピロシキ」300円(税込)も、試してみたくなります。
定番からユニークなものまで、ぜひ京都の老舗パン屋さんの逸品を味わってみて下さいね。
住所:京都市下京区烏丸通塩小路下る東塩小路町902
(京都駅前JRバスチケットセンター内)
電話番号:075-342-5013
アクセス:JR京都駅中央出口から、北へ約50m
営業時間:7:30〜19:30
定休日:年中無休(年末年始は要問い合わせ)
URL:https://www.shinshindo.jp/branches/kyoto-sta.html
[Photos by Yo Rosinberg]
Do not use images without permission.