ベルリン風ファーストフード!?ドイツ風ホットドッグ
ドイツのグルメといえば、真っ先にソーセージを思い浮かべる人もいるのでは? 古くは長い冬を乗りきるための保存食として定着したといわれ、各地方によってさまざまなな種類があり、ドイツの食文化を語る上では欠かせない食材です。
そんなドイツの首都ベルリンでは、人気の立ち食いソーセージ屋台「Alain Snack(アラン・スナック)」にお邪魔しました。
トマトソースたっぷりのホットドッグ「ケットヴルスト」
この店の名物料理は、ホットドックとケチャップを融合させた「ケットヴルスト」。「ケチャップ」という言葉とドイツ語でソーセージを意味する「ヴルスト」を合わせた造語で、東ドイツで特に人気のあるストリートフードなのだそう。
日本人的には見た目はアメリカンドッグのような感じですが、外側の生地は柔らかいパンなので手がベタつかずに持ちやすい! ケチャップというよりミートソースのようなまろやかさで、見た目より重すぎないのがうれしいです。
ソースがたっぷりなので、持つときのバランス感覚と食べるときの工夫が必要ですが、ふわふわのパンと相性も良く満足感の高い味わいでした。
所在地:Prenzlauer Berg, 10439 Berlin
旅行中にヘルシーな食が恋しくなったら「レバノン料理」へ
次に訪れたのは、レバノン料理のレストラン「Zweistrom Land(ツバイシュトロム・ランド)」。おしゃれなカフェや雑貨店などが立ち並ぶ、コルヴィッツ通り沿いにあります。
ヨーロッパではベジタリアンやヴィーガンの定番メニューとして知られるレバノン料理。豆や穀類、根菜をはじめとする野菜が多く、ヘルシーな食事として注目されています。
日本人の舌に合う!香辛料が心地よい味わい
今回は、ひよこ豆をペースト状にした「フムス」やスーパーフードとして注目を集める「ブルグル」のサラダ、ひよこ豆のコロッケのような「ファラフェル」などの王道メニューから、チキンや豚のミートボールのようなお肉料理も。クミンやクローブ、ナツメグなどの香辛料の心地よい風味が引き立ち、辛くないのでさっぱりといただけましたよ。
今回は大人数でシェアする大きなプレートを注文しましたが、レバノン料理の主食として知られるナンのようなパン「ホブス」のサンドイッチなどの軽食も人気だそうです。
所在地:Danziger Str. 18, 10435 Berlin
公式サイト(ドイツ語):https://www.zweistromberlin.de/
ドイツで人気のベーカリーカフェ
最後に紹介したいのは、ドイツの複数の都市で店舗展開している人気ベーカリー「Zeit Für Brot(ツァイト フュー ブロート)」。こちらのカフェで有名なのが、シナモンロールです。今回はエバースヴァルダー・シュトラーセ駅の目の前にあるお店へ。
やみつきになるしっとり感!人気のシナモンロール
人気メニューだけあって、シナモンロールだけでもチョコ味やフルーツ味など数種類あるのですが、今回は王道のプレーン味をチョイス。ふわふわしっとりした食感のロールパンに、シナモンの香りがふわっと重なり、クセになる味わい。甘さ控えめで重すぎず、食事の後でも完食できてしまうほどでした。
こちらのベーカリーは、シナモンロールのほかにも菓子パンが豊富にそろっています。コーヒーも、エスプレッソが1.9ユーロ、アメリカンが2.5ユーロ、カプチーノが2.9ユーロとリーズナブルな価格帯(2022年4月)。ベルリン市内に数店舗展開しているので、街歩きなどの休憩にも便利に利用できそうです。
所在地:Eberswalder Str. 26, 10437 Berlin
公式サイト(英語):https://zeitfuerbrot.com/en
ドイツらしさを気軽に味わえるファーストフードやヘルシーな料理、カフェなど、ベルリン滞在中に食べる場所を探している人は、参考にしてみてくださいね。
[all photos by minacono]
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取材協力:ドイツ観光局
食べ歩きツアー:Fork & Walk Tours Berlin (公式サイト(英語):https://forkandwalktoursberlin.com/