水上マーケット風の屋台街にハマる「アイコンサイアム」
2018年秋開業以来、常に賑わっているのがバンコク中心を流れるチャオプラヤ川沿いクローンサーン地区の「アイコンサイアム(ICONSIAM)」。タイ最大級の複合施設で、高層ツインタワービル内に日本のデパート高島屋や、タイ産のOTOP(一村一品)特産品&工芸品、レストラン街、映画館、美術館などが入っています。
エントランスを入ってすぐのカフェエリア。
いちばん時間を費やしたのが、1階の水上マーケットを模したグルメスポット「スックサイアム(SOOKSIAM)」。
その場で食べられる各地の屋台風出店がズラりと軒を連ねていて、ワクワクが止まりません。
フードコートもあって、好きなものを買ってきてここで食べるスタイル。
生春巻きも!
最上階7階の展望スポットから見るバンコクの街並み。夕景から夜景もぜひ堪能してみてください。最高です。中央に見えるギザギザの建物は、タイの超高層ビル「マハナコーン」。アイコンサイアム周辺にはミレニアム・ヒルトン・バンコクやマンダリン・オリエンタル・バンコクなど、高級ホテルが集中しています。
シャトルボートを使うアクセスも新鮮! いろんな行き方がありますが、できればチャオプラヤ川からアクセスしてみてください。水の都バンコクを満喫できるはずです。
通常は地元民の通勤の交通手段として親しまれているエクスプレスボート。BTSサパーンタークシン駅 2番出口からすぐのサトーン船着き場へ行くと、そこからアイコンサイアム行き無料シャトルボートが出ています。運航時間は9:00~23:00。
住所:299 Charoen Nakhon Soi 5 , Charoen Nakhon Road, Khlong Ton Sai Sub District, Khlong San District, Bangkok 10600
電話:+6624957080
営業時間:10:00~22:00 無休
公式サイト:https://www.iconsiam.com/en
川を渡ってアートスポット散策「リバーシティバンコク」「ウェアハウス30」周辺
この数年チャオプラヤ川エリアの開発が著しく、3~4年前頃から注目を浴びているのが「リバーシティバンコク」周辺。リバーシティバンコクは1985年からあるアート専門のショッピングモールですが、小さなギャラリーや古美術品店が集まり、見応え十分です。タイの若手アーティストのポップアップスペースなどが定期的に入っていて、結構インパクトのある現代アートなどもたくさんありました。
リバーシティバンコクは、アイコンサイアムから無料ボートで5分くらいで着きます。
こちらは「ウェアハウス30(Warehouse 30)」。
第二次世界大戦中に建てられた古い7つの倉庫がコミュニティアートスペースに改装されていて、小洒落たアパレルショップやギャラリー、カフェ、書店、レコード店などが入っています。
個性派の現代アートギャラリーは地元&海外アーティストの作品を集めているそう。
住所:23 Soi Charoen Krung 24, Talat Noi, Samphanthawong, Bangkok 10100
電話:+6622370077
営業時間:10:00~20:00 無休
公式サイト:https://rivercitybangkok.com/
ウェアハウス30 Warehouse 30
住所:48 Charoen Krung 30, Bang Rak, Bangkok 10500 タイ
電話:+6622375087
営業時間:9:00~18:00
公式サイト:http://www.warehouse30.com/
映えスポット満載!ノスタルジックなアート街「タラートノイ」へ
上記のウェアハウス30から北へ15分ほど歩くと、「タラートノイ」と呼ばれるエリアへ着きます。チャオプラヤ川沿いの古くからある住宅を利用した味わいのあるカフェやショップが並びます。チャイナタウンも近いので、シノワ趣味も入っていて独特の雰囲気でした。
コンクリートの壁にはウォールアートが描かれていて、今バンコクでいちばん人気のある散策コースかもしれません。タラートノイとは小さな市場、という意味。
路上にこのようなガイドマップもあるのでQRコードをかざして読み込めます。
こちららはタラートノイの中のカフェのひとつ。ゲストハウスと兼ねたお店もあります。
川沿い散策の最後に休憩したのが、チャオプラヤ川の絶景が望める「ホン・シェン・コン(Hong Sieng Kong)」というカフェ。
アンティーク品が多く展示してあってノスタルジック度200%。
夕方には黄金色に輝く母なるチャオプラヤ川をバックに写真も撮れて、最高のサンセットタイムが楽しめます。
河畔の中庭でアンコール遺跡のミニ・タプローム的な自然アートが見られます。
この辺りまで来たら、チャイナタウンも歩いて行ける距離なので、夕食は中華にしてもよいでしょう。
住所:734, 736 Soi Wanit 2, Talat Noi, Samphanthawong, Bangkok 10100 タイ
電話:+66959989895
Instagram:@hongsiengkong
スノッブなカフェがたくさん!バンコクの代官山「アーリー地区」
BTSスクンビット線でサイアム駅から北へ5つ目、アーリー(Ari)駅を降りてみると、いきなり小さなテイクアウト用カフェが並んでいました。
アーリー地区といえば、古くから富裕層が住むエリアで、タイの前首相や有名政治家の豪邸もある高級住宅地。歩いていても大きな門を構える一軒家が多く、確かに住宅街の雰囲気でした。少し歩くので、帰りはトゥクトゥクやバイクタクシーを使うと疲れません。
日系企業のBKK在住マダムにおすすめを尋ねたら、レコメンド情報がたくさん送られてきました。その中で歩いてみて、よさげなところを探してみました。写真は駅を出た路地にあるカフェの通り。
ひとりでも入りやすそうで、アーティスティックな入口に惹かれたのが「サティ・ハンドクラフト(SATI HANDCRAFT)」。
観葉植物に囲まれたテラス席や、居心地の良さげなガラス張りの空間には、リモートワーク中のビジネスマンや、読書中の学生など、ローカル感が半端でない感じ。
自家焙煎のコーヒーがいただけて、大都会バンコクでしばし寛げるオアシスのようなスポット。カフェの一角に工房もあって手作りの生活雑貨が売られていました。
ランチはとっくに終わっているのに、注文したら出してくれたクラムチャウダーセット。メニューにあった手作りパニーニもおいしそうでした。次来たら生フルーツのトロピカルなドリンク類を頼もうと決めました。
こちらはアーリー駅にもっと近い人気の「ナナ」というカフェ。
駅周辺もローカル色が濃く、寺院参拝&仏壇用の花輪も売っていました。
住所:110, 4 Rama VI Soi 30, Phaya Thai, Bangkok 10400 タイ
電話:+66651654266
Instagram:@Satihandcraft
新バンコクを象徴する「ジョッドフェアーズ・ナイトマーケット」
2022年7月にオープンしたばかりという新しいナイトマーケット「ジョッドフェアーズ・ナイトマーケット」(JODD FAIRS Night Market)に行ってみました。地下鉄MRTのラマ9世駅から歩いて行ける場所にあります。タイっぽいサイケな色合いがたまりません。
そこは清潔感にあふれていて明るく、とにかく人・人・人。特に訪れたのが土曜日だったせいか、大勢の地元の若者であふれていました。
屋台はシーフードが充実している印象です。
安カワ雑貨やワンピース、サンダル、B級グルメ、タイスイーツ……。
こちら、ここの名物アイス、バタフライピー味のソフトクリーム。
ここに来れば、今、バンコクっ子たちに流行っているものや人気料理がわかります。
住所:Rama IX Rd, Huai Khwang, Bangkok 10310 タイ
営業時間:16:00頃~深夜24:00頃
Facebook:JODD FAIRS
豪華船上レストラン「シリマハンノップ」が楽しすぎた!
こちらもチャオプラヤ川河畔。コロナ明けに再開した野外モール&人気ナイトスポット、「アジアティーク・ザ・リバー・フロント(ASIATIQUE THE RIVERFRONT)」で、タイ料理が絶品と噂を聞いて行ってみたのが船上レストラン「シリマハンノップ(Sirimahannop)」。
シリマハンノップとは船の名前。タイの国王ラマ5世(在位1868~1910)の時代に利用されていた海軍帆船のレプリカで、かつてタイのチーク材を欧州へ運んでいました。このデッキの上で夜景を眺めながらバンコクらしい夜が楽しめます。外観もとてもオシャレ。
バンコク・マリオット・マーキス・クイーンズパークの屋外レストラン、ということもあってお味は5つ星級でお墨付き。まずは南国フルーツをふんだんに使ったカクテルからいただいてみました。
夜風に吹かれながら、川を行き交うボートやリバークルーズ船、モール内の大きな観覧車のイルミネーションなどを眺めながら美食を堪能……ホントに最高でした。
こちらはいただいたお料理。シーフードの盛り合わせも超新鮮! シーフードソース「ナーンプリック」をつけて。
グリーンカレーは、ホームメイドのナンでいただきました。
アクセスは、アイコンサイアムと同様、サートン船着き場から無料シャトルボートが出ています。
住所:72 Charoen Krung Rd, Wat Phraya Krai, Bang Kho Laem, Bangkok 10120 タイ
電話:+6620595999
営業時間:16:00~深夜0:00 無休
公式サイト:https://www.sirimahannop.com/
アジアティーク・ザ・リバー・フロント:https://www.asiatiquethailand.com/en/home
※アジアティークは、2012年、貿易会社イースト・アジアティーク社の建物を修復・復元し開発された複合施設。広さは東京ドーム約2.5個分、4つの地区に分かれ、総数約1,500もの店舗とレストラン約40店舗があります。
相変わらず人気の「サイアムスクエア」周辺
バンコク中心地、タイ人若者のショッピングスポットといえば「サイアムスクエア」。サイアムパラゴン、セントラルワールド、サイアムセンター、この3つを合わせて「ワンサイアム」と呼ばれています。ローカル色豊かなMBKセンターもパワーアップしてなお人気です。
久しぶりに行ってみた「サイアムパラゴン」。
1階のグルメマーケットはかなり充実していて、餃子屋やラーメン店には列ができていました。
ちょっとした休憩にいいスターバックスコーヒー、マクドナルド、クリスピークリームドーナツ、ハーゲンダッツ、スウェンセンズなど世界のカフェが大集合。2~3階は相変わらず人気一流ブランドが集結しています。写真はタイの腸詰(ソーセージ)。
ロフト風の内装になって見違えるほどきれいになっていた「サイアムセンター」。タイブランドはもちろんですが、2階には韓国コスメも入っています。
より洗練されたお土産を探すなら、サイアムセンターの奥の「サイアムディスカバリー」へ。
1階にカナダのドーナツ店「ティムホートンズ(Tim Hortons)」が入っていたMBKセンター。ロコファッションや激安ウエアが充実。
4階はバンコク版の秋葉原的な印象。PCやスマホ周辺機器でトラブったらここへ!
こんな地元おやつ「カノムブアン」も売っていました。
なお、今回行きたかったけれど行けなかった人気スポット「ラチャダー鉄道市場」は、2022年に新しいナイトマーケット「ザ・ワン・ラチャダー(The One Ratchada)」として、復活リニューアル。過去のカラフルテントはなくなりました。
この記事を書きながら、6月のタイ行きチケットをチェックしている自分がいます(笑)。なんか心からホッとして元気をもらえるタイ。タイ好きだけど5~6年行ってないという方がいらしたら、ぜひとも新しいバンコクへ旅立ってみませんか?
住所:991 Rama I Rd, Pathum Wan, Bangkok 10330
電話:+6626901000
営業時間:10:00~22:00 無休
公式サイト:https://www.siamparagon.co.th/
サイアムディスカバリー
住所:194 Phaya Thai Rd, Pathum Wan, Bangkok 10330
電話:+6626581000
営業時間:10:00~22:00 無休
公式サイト:https://www.siamdiscovery.co.th/
MBKセンター
住所:444 Phaya Thai Rd, Wang Mai, Pathum Wan, Bangkok 10330
電話:+6628539000
営業時間:10:00~22:00 無休
公式サイト:https://mbk-center.co.th/
[All photos by SACHIKO SUZUKI]