落ち着いて過ごせる大阪・京町堀に佇むホテル
京町堀といえば、大阪メトロ「肥後橋」「淀屋橋」「本町」の各駅から徒歩約3~5分とアクセスしやすい立地にありながら、落ち着いた雰囲気が魅力のエリア。新幹線でアクセスする場合には、新大阪駅から淀屋橋駅まで電車1本でアクセスできる上、ホテルまで20分ほどで行けるのも便利です。
ホテル周辺には、おしゃれでこだわりのある飲食店なども点在していて、ふらっと散策に出るのも楽しみの1つ。王道の大阪観光とは少し違う大阪の魅力を発見したいという人にもおすすめしたい、大阪観光の拠点になるホテルではないでしょうか。
「voco」は、18ホテルブランドをもつ「IHGホテルズ&リゾーツ」の中のホテルブランド。「voco」という名前は、ラテン語の「招待する、呼び集める」という意味からきているのだとか。ホテルの立地から、その土地ならではの個性がホテル内のさまざまな場所に散りばめられています。
明るく開放感あるロビーやレストランにテンションも高まる
ホテルの顔ともいえるエントランスを入って感じる、その明るさと開放感。大きな窓からは光が降りそそぎ、心地よい空間が広がっています。中央のフロントを挟むようにレストラン、カフェ&バーがあり、宿泊客だけでなく外来の利用も可能です。
新しい建物のなかに、溶け込む古材の木組み。実際の家屋から回収した古材が活用され、新しいものと古いものが融合した、温かみのある雰囲気作りに一役買っています。年季のある古材から漂う安心感。ホテルに戻ってきたときに感じるほっとした気持ちにも通ずるような気がします。
ホテル内には、さまざまな場所にさりげなく鳥のオブジェが置かれています。エントランスには、鳥のオブジェとともに大きさの異なる鳥かごがありました。
ウェスタングリルレストラン「LOKAL HOUSE(ローカルハウス)」奥からの眺め。吹き抜けの明るい空間で、食事を楽しめるのが魅力的です。
レストラン奥には大型アートが壁面を飾ります。「voco大阪セントラル」が建つ前にあった旧京町ビルを、大阪の街並みの写真をコラージュして再現したもの。歴史や過去の記憶と、現在をみつめるという2つの視点が内包された、八木仁志さんのアート作品です。
旧京町ビルで使われていた銅製扉や、バルブ、郵便ポストなどが、オブジェやアートワークとしてホテルのさまざまな場所でホテルの一部として活きています。
色使いやインテリアにセンスが光る客室
「voco 大阪セントラル」の客室は全191室。今回筆者が宿泊したのは、広さ30平米、大人3名まで泊まれるプレミアムルーム ツインベッド ソファベッド付きのお部屋。
2023年8月31日(木)まで、オープニングスペシャル特別料金として最大20%オフで泊まれます(同タイプの客室 2名1室利用時の1泊1室 20,750円~・税サービス料込・食事 大阪府宿泊税別)。
客室の種類としては、ほかにスタンダードルーム、グランドルームがあります。
ベッドサイドの照明や壁、クッションなど、ところどころに鮮やかな色が使われていてセンスが光ります。それでいて、とても落ち着く心地よい空間になっているのは、さすがですよね。SNSでも人気なのは、写真映えするスタイリッシュさを兼ね備えながらも、リラックスして自分らしく過ごせるホテルだからなのかも。
ベッドサイドはもちろん、テーブルの置かれた壁面にも電源プラグがあるので至極便利。テーブルそばには、読書灯もあります。
壁とばかり思っていた奥の空間にはトイレとバスルームがありました! 隠し部屋みたい。
プレミアムルームにはバスタブがついているのもうれしいポイントですね(スタンダードルームはシャワーのみ)。ばっちり足も伸ばせて、身体の疲れをゆっくりと癒やすことができますよ。
お部屋のアクセントになっている、ブルーとイエロー。写真に撮っても映える空間になっています。
ルームウェアやアメニティ
ルームウェアは、着心地のよい生地が使われた上下セパレートタイプ。
ルームスリッパもグレーで、履き心地のよい柔らかいスリッパ。お部屋に敷いてあるラグの色合いも可愛いんです。
お部屋に置かれているお水は、味のあるボトルが素敵な、大阪府能勢町の湧泉水。
コーヒーはネスプレッソが用意されていて、カフェインレスコーヒーがあるのもうれしい。
見つけて思わずほっこりしたのが、お菓子として置かれていた大阪名物「岩おこし」。大阪らしさをさりげなくお菓子で取り入れるのが、遊び心があってニクイですね。ホテルに置いてあるドリンクとしては珍しいホットチョコレートや、紅茶、フレーバーティーもありました。
サステナブルに配慮して、ペットボトルも使わず、お部屋に置かれたアメニティは最小限。こちらは部屋に置いてある竹製のくしと歯ブラシなのですが、プラスチック製のものより使い心地がよくていい感じでした。
コットンなどが入ったバニティキットや、ボディタオル、カミソリ、ソーイングセット、マニキュアセットは、フロントにお願いすればもらえます。メイク落としやスキンケアなどは自分で持参しましょう。
バスルームにはシャンプー、コンディショナー、ハンド&ボディウォッシュ、洗面にはハンド&ボディウォッシュ、ハンド&ボディローションがあります。植物由来で環境に配慮した、ニュージーランドのオーガニックビューティーブランド「アンティポディース」というブランドで、香りも使用感も申し分なしでした。
選べる朝食にプラスビュッフェ
朝食のメインは、地元の食材をグリルした付け合わせと卵料理を組み合わせた「洋食」と、岡持ちを模した三段重に小鉢が詰まった「和食」から選べます。洋食の卵料理のおすすめは、なんといってもエッグベネディクトだそう。
筆者は昨晩洋食を楽しんだので、朝食は和食を選びました。温かいコーヒーか紅茶も用意してもらえます。
三段重の引き出しを開けるサプライズ的な楽しさと、いろんな惣菜を少しずつ食べられる幸せが詰まった和食。これは、外国の人にも喜ばれそう。ビュッフェ台にあった、焼きおにぎりのだし茶漬けと、お味噌汁も一緒にいただきました。
ビュッフェ台には、パンやグラノーラ、野菜のローストやソテー、チーズ、フルーツなどが並びます。梅干しやお漬物もあります。
サラダには、生野菜のほか、グリルされた野菜も。
ドリンクは、牛乳や豆乳のほか、グレープフルーツジュース、アップルジュース、オレンジジュースがありました。
朝食会場のウェスタングリルレストラン「LOKAL HOUSE」は、大きな窓側に面していて、さわやかな朝を過ごすにはピッタリな空間。
セレクションブッフェ+メイン料理(洋食or和食)3,400円(税・サービス料込)
気の置けない仲間と楽しみたい夕食
朝食と同じレストランでは、もちろんディナーも楽しめます。複数人でワイワイと、おしゃべりを楽しみながら食べたい大皿料理のメニューが充実。オープンキッチンなので、シェフが腕をふるう様子が見えてライブ感も感じられます。
レストランは全92席で、らせん階段を登った先には2階席もあります。
今回いただいた夕食は、前菜、サラダ、LOKAL HOUSEシグネチャー、デザートのコース料理でしたが、アラカルトでの注文もOK。
大阪ハニーとナッツが添えられた、4種のチーズの盛り合わせ(単品で注文の場合、2,500円 税・サービス料込)。
“焚火の宴卓”NZ 産仔羊のラムラック7種のソース(単品で注文の場合、Half 3,800円/Regular 7,000円 税・サービス料込)
炭塩やリンゴソース、わさびポン酢、ネギみそなど、バラエティに富んだソースでラムラックを楽しめるのが贅沢!
朝食:6:30~10:00(L.O.10:00)
ランチ:11:30~15:00(L.O.14:30)
ディナー:月~土 17:30~22:00(L.O.21:00)/日 17:30~21:00(L.O.20:00)
https://www.lokalhouse.jp/
夜はバーでしっぽりとお酒を楽しむ
昼間は明るい雰囲気のカフェ&バー「LOKAL HOUSE」も、夜になれば落ち着いた大人の空間に。寝る前に軽く1杯飲みたい気分だな、というときにも気軽に利用できます。
カフェ&バー「LOKAL HOUSE」で上を見上げると、水の都と言われた大阪の地にふさわしい、水の流れをモチーフにした谷川美音氏による壁面アートを眺められます。
月~木、日:9:30~23:00(L.O.22:30)
金・土:9:30~23:30(L.O.23:00)
また戻ってきたくなる居心地の良いホテル
「voco大阪セントラル」は、さまざまな場所に散りばめられた色やアート、古材など、訪れた人を魅了するポイントがたっぷり。お部屋でもリラックスして過ごせるので、大阪滞在の定宿にしたくなる、また帰ってきたいなと思えるホテルでした。お隣韓国にも同ブランド「vocoソウル・カンナム」があるので、両方泊まってみてそれぞれの魅力も感じてみたいですね。
住所:大阪市西区京町堀1-7-1
電話番号:06-6445-1100
チェックイン15:00/チェックアウト11:00
https://www.ihg.com/voco/hotels/jp/ja/osaka/osakn/hoteldetail
[All Photos by Chika]