【インドネシア・バリ2023最新現地ルポ】絶景ビーチに癒され、暮らすように過ごすスミニャック

Posted by: 鈴木幸子

掲載日: Aug 20th, 2023

2023年初夏、バリ島のリゾートホテル「Wバリ スミニャック」の音楽イベントに招かれて、コロナ後に久しぶりのバリ旅行が叶いました。初めてスミニャックを散策すると、ノマドワーカーが自由に過ごせるカフェが目立ち、立ち寄ってみたいスポットがいっぱい。気の向くまま暮らすように過ごせるバリ島スミニャックの最新情報をお届けします。

スミニャックの夕陽

椰子の美しいパーフェクトなビーチに感動

デンパサール空港のガルーダ
デンパサール国際空港で極彩色のガルーダ彫刻に出迎えられ、日本の真夏よりもっと湿度の高いねっとりとした空気に包まれると、8年ぶりにバリ島にやってきたという実感がわいてきました。

Wバリのファイアーのキッチン
目的地は、バリの最新トレンドがいち早く生まれる町「スミニャック」。サーフスポットでも有名なクタや、昔ながらの漁村風景が残るジンバランでの滞在は経験済ですが、スミニャックは初めて。

Wバリの入口の竹林ロード
今回宿泊したホテルはメインロード(ラヤ・プティトゥンゲッ通り)から西(海側)の路地に入り、竹林の小道を抜け、熱帯植物の茂る道を抜けるとありました。

スミニャックのビーチ
滞在中は夕刻になるとただサンセットを眺めていました。人は大自然の中に抱かれると、自然のチカラとともに天然の色にも癒されるのです。

スミニャックのビーチ
無垢な砂浜。ローカルの人もツーリストも、誰もがこの夕景を楽しみにしている様子。ワンコと散歩したり、恋人や友人同士、ファミリーで思い思いのサンセットを楽しんでいます。

スミニャックのビーチ
以前滞在したジンバランよりも、海の中は澄んでいてきれいだと感じました。

スミニャックのおすすめカフェ、スイーツ店など


スミニャックは最新ダイニング、ショッピング、ナイトライフ、そしてパーフェクトなビーチライフ・・・。何もかもが徒歩圏内にあって、Wバリホテルの周辺だけでも十分に楽しめました。写真はスミニャック北側、チャングーにあるローカルバー「シャディー・oピッグ(Shady Pig)」。

カンバス・パティスリー・バイ・ヴィンセント・ニギタ

スイーツ店カンバス・パティスリー
Wバリを出て、ラヤ・プティトゥンゲッ通りを左に進み5分もしないところに、お土産選びに立ち寄りたいおしゃれなスイーツ店「カンバス・パティスリー」を見つけました。

カンバス・パティスリーのスイーツ
ケーキも、バリらしい彩りとカタチ! チョコレートもそろっています。

カンバス・パティスリーのインテリア
インテリアもイケてます。

カンバス・パティスリー・バイ・ヴィンセント・ニギタ
(Kanvaz Patisserie By Vincent Nigita)
住所:Jl. Petitenget No.188, Kerobokan Kelod, Kec. Kuta Utara, Kabupaten Badung, Bali
電話:+6281237074339
HP: https://www.kanvazhotelbali.com/patisserie/
営業:7:00~22:00 無休

コーヒー・カルテル(Coffee Cartel)

コーヒー・カルテル
こちらは、地元でも人気という「コーヒー・カルテル」。雰囲気も素敵なのですが、なんと、ここでは写真からラテアートを作ってくれるのです。

コーヒー・カルテルのラテアート
こちらは、筆者の大好きなロイ・リキテンスタインのイラストを描いてもらったもの。友人の提案で、床の模様と一緒に撮ってみました。Wifiは無料で、世界中のツーリストが思い思いの時間を過ごしていました。

コーヒー・カルテル(Coffee Cartel)
住所:Jl. Lb. Sari No.8, Kerobokan Kelod, Kec. Kuta Utara, Kabupaten Badung, Bali
電話:+6281237074458
HP: http://www.coffeecartelbali.com/
営業: 7:30~18:00  無休

カフェ・オーガニック・スミニャック(Cafe Organic Seminyak)

カフェ・オーガニック・スミニャックの店内
Wバリのアプローチ路地を出て、メインロード(ラヤ・ペティテンゲット通り)を右方向(南東)へ向かうとすぐ左手には、有名ガイドブックでも紹介されている「カフェ・オーガニック・スミニャック」がありました。こちら、入ってみると大変居心地がよく映えメニューも豊富。

カフェ・オーガニック・スミニャックのスムージーボール
映えメニューだけでなく味もおいしくて、スタッフのサービスも温かく、ここもずっとお籠もりできそうなカフェ。おすすめです。写真はフルーツ盛り沢山のアサイーボール。

カフェ・オーガニック・スミニャック(Cafe Organic Seminyak)
住所:No.99 X, Jl. Petitenget, Kerobokan Kelod, Kec. Kuta Utara, Kabupaten Badung, Bali
電話:+62859106615890
営業:8:00~16:00 無休
HP:https://cafeorganic.co/

スミニャックの中心街へ向かって散策

カルガ(Carga)

スミニャックのインテリアショップ、カルガ
カフェ・オーガニックから少しスミニャック中心部方向(南)へ60mくらい進むと「カルガ」Cargaという雰囲気の良い一軒家のインテリアショップを見つけました。

スミニャックのインテリアショップ、カルガの商品
アンティークのワイングラスや器類、雑貨、バリらしいお土産も見つかります。

カルガ(Carga)
住所:Jl. Petitenget No.886, Kerobokan Kelod, Kec. Kuta Utara, Kabupaten Badung, Bali
電話:+6281338588988
営業:9:00~21:00 無休
HP: なし

スミニャックのカユアヤ通り
ここからしばらく南へ15~20分くらい歩くと、スミニャックの繁華街へ出て、ショッピングモールの「スミニャック・ビレッジ」に出ます。エアコンが効いてる館内で少し涼みました。

スミニャック・ビレッジ内
1階中央には、バリらしいビーズカゴなども。

スミニャック・ビレッジ内
最上階にはインスタ撮影フォトスポットも。

スミニャックのショッピイメージ
このスミニャック・ビレッジとスミニャック・スクエア(ローカル色が強い)、2つのモールがあるカユ・アヤ通り(Jl.Kayu Aya)がメインの通りのようですが、筆者はどちらかというと、Wバリの周辺のラヤ・プティトゥンゲッ通り周辺のほうが、洗練されているお店が多い気がしました。

カユ・アヤ通り
とはいっても、このようなサーフィンショップなどもあって賑やかなバリらしい雰囲気でした。

スミニャックのブティックのイメージ
トロピカルな雰囲気のドレスや水着は、現地調達してしまいしょう。

ガヤ・ジェラート(Gaya Gelato)

ジェラート屋ガヤ
散策の最後は、ホテルへ帰る途中、ラヤ・ペティテンゲット通りのジェラート屋さん「ガヤ」に立ち寄りました。

ガヤ・ジェラート(Gaya Gelato)
住所:85C3+29X, Jl. Petitenget, Kerobokan Kelod, Kec. Kuta Utara, Kabupaten Badung, Bali
電話:+6281999807888
営業:11:00~23:00 無休
HP: http://www.gayagelato.com/

評判のよいモダンインドネシア料理店2軒

サンサカ・バリ(Sangsaka Bali)

サンサカ・バリの店内
今、スミニャックで人気のモダンインドネシア料理のひとつが、Wバリから車で東へ約7、8分のところにある「サンサカ・バリ」。お店入り口にはカクテルバーがあり、外にはテラス席、中はコンテンポラリー&バリの洗練された内装で、どちらも満席。流行っている店という印象でした。

サンサカ・バリのテーブルセッティング
レストラン名はサンスクリット語で「本質」を意味し、オーストラリア人シェフがインドネシア料理にモダンなひねりを加えて提供。ベジタリアンやビーガンメニューも多いのが特徴です。食器のセッティングもおしゃれ。

サンサカ・バリの前菜
前菜は、スペイン料理のピンチョスのようなフィンガーフードが出てきました。キハダマグロのタルタルや、上写真はマッドクラブのクランペット(パン)・キャビアとサンバルのせ。

サンサカ・バリの前菜
マッシュルームとミンチ肉のボール。これは個人的に一番の好みでした。

サンサカ・バリのメイン料理、リブアイステーキ
そして、リブアイステーキ・スマトラ風パンプキンカレー添え。お肉が柔らかくて、すべて完食。

サンサカ・バリのお口直し
お口直しのバジルシャーベット・カラマンシー(柑橘)ジュース入り。

サンサカ・バリ(Sangsaka Bali)
住所:Jalan Pangkung Sari No. 100 Kerobokan, Kerobokan Kelod, Kec. Kuta Utara, Kabupaten Badung, Bali
電話:+6281236959895
営業:17:00~23:00 無休
HP: http://sangsakabali.com/

Wバリのメインダイニング、ファイアー
宿泊ホテル、Wバリのシグニチャーレストラン「ファイアー」は、インテリア、お料理ともに大満足の内容でした。内装は、バリ舞踊の民族舞踊ケチャダンスをイメージしたコンテンポラリーデザイン。近海でとれるシーフードやローカル野菜をメインに、地球にやさしいプラントベースのメニューが人気です。

Wバリのメインダイニング、ファイアーの料理
こちらは、ランチでいただいたお料理の数々。どれも新鮮で、日本人の口によく合うものでした。(データは下記参照)。

映えるナシゴレン
こちらはファイアーで注文してみたバリ式の朝食メニュー。ナシゴレンを食べやすくアレンジしています。

Wバリのメインダイニング、ファイヤーのドリンク類
ドリンクもおしゃれ。

Wバリ スミニャックの滞在リポート

Wバリ スミニャックのスイミングプール
Wバリ スミニャックは美しい白砂のビーチを、朝・昼・夜と存分に味わえるホテルでした。写真はフブドの棚田を意識したスイミングプール。

Wバリのヴィラエリア
館内はバリのスピリチュアルなカルチャー「見えるもの、見えざるもの」を意識した造り。メインとなるプールヴィラエリアは濃密な亜熱帯植物のガーデン内に隠れていて、ヴィラとヴィラの間の通路を歩くだけでも癒されます。

Wバリのビーチ近くに立つWの看板
ホテルの創業は2011年。スミニャックを代表するリゾートホテルのシンボルとしてビーチ際に立つ「W」の大きなモニュメントは、どこから見てもよく目立っています。

Wバリのアプローチ
12年という年月を経て、植樹された木々やプラント類はよく茂り、よく手入れされている印象です。

Wバリ敷地内にある古い寺院
プールヴィラ棟の中に、ホテル建設前からあった寺院が大切に保存されていました。創業と同時に新たに作った寺院もあります。

Wバリの客室、ルームタイプ
敷地の広さは7.8ヘクタール(東京ドーム約1.6個分)、客室はヴィラとルームタイプで全229室。今回泊ったお部屋がこちらです。バルコニー付きスペクタキュラー・オーシャンフェイシングのキングベッドルーム。

Wバリの客室トイレに飾っているアートの置物
トイレもWらしいコンテンポラリーなアートの置物が。

Wバリのプールヴィラのひとつ
こちらは、プール付きヴィラの客室のひとつ

Wバリ入口のラウンジ
エントランスを入ってすぐのところにあるラウンジ・バーは、バリ寺院の屋根をイメージして作られているそうです。色がどんどん変化していくのも素敵。

Wバリの朝食
朝食では南国フルーツをたっぷりといただきます。

Wバリ、スターフィッシュの料理、巻きずし
レストランは、前述のファイアーのほかに、スターフィッシュがあります。

Wバリ、スターフィッシュのビーツサラダ
こちらはよりサスティナビリティを意識したメニューが豊富に揃います。上写真は世界中の旅行者に愛される巻き寿司とビーツサラダ。

Wバリのウー・バー
ウー・バー(Woo Bar)にはカウチベッドがあり、夕方からはサンセットを楽しみながら、アペロを楽しむゲストでいっぱいになります。

Wバリ スミニャック
住所:Kerobokan, Jl. Petitenget, Seminyak, Kabupaten Badung, Bali
電話:+623613000106
HP: Hotel in Seminyak, Bali | W Bali – Seminyak (marriott.com)

アムステルダムのDJ音楽デュオとともに音楽没入!

Wバリの音楽スタジオ
Wバリ スミニャックはマリオット・インターナショナルが展開している「W」ブランドのホテル。ホテルでは常に音楽が流れている、そんな環境でした。なんとメインロビーの奥には音楽スタジオも用意されていて、音楽好きなゲストは望めばスタジオを利用できる、という稀なホテルです。

Wバリの玄関
今回開かれた音楽イベント「ア・デイ・イン(A DAY IN)」は、マリオット ボンヴォイ(Marriott Bonvoy)メンバー向けで、ポイントが貯まると応募できる特別プログラム「マリオット ボンヴォイ モーメンツ(Marriott Bonvoy Moments)」のひとつでした。(※マリオット・インターナショナルは2022年より楽天と提携し、楽天ポイントも移行して貯められるようになっています)

Wバリのロビー側のラウンジエリア
「ア・デイ・イン」は、旅しながら音楽を楽しむ’旅×音’スタイルを伝えていきたいという思いで企画されたもの。写真はWバリ スミニャックのロビーエリア。

パラレル
ミュージシャンに選ばれたのが、アムステルダム出身のDJ&音楽兄弟デュオ「パラレル(Parallelle)」。世界各地を旅しながら、その国の自然、路上や生活音からインスピレーションを受け作曲した音楽と動画をSNS発信する活動を続けています。

「たとえば料理をする音、ジャングルで狩りをする動物の声、大阪の刃物店で包丁を研いでいる音など、あらゆる音を録音した後に、音を高・中・低音の3種類に分け、これをミックスしながら一番良いと思う音を選び、それに自分の感情をのせてオリジナル音楽を完成させていきます」と兄のジュリアン・デビーさん(左)。右は弟のトーマス・デビーさん。

パラレルの音楽づくりの様子を見る
今回、パラレルがマリオットWとコラボして5か国(ジャワ島・大阪・フィジー・バンコク・南インドのベンガル)で動画を撮影。その音楽と動画がWバリ スミニャックで初のお披露目となったのです。メインイベントは、土曜日の夜18時からでしたが、その前に、私たちはパラレルの音楽づくりについての特別なクラスを受けることができました。

Wバリでの音楽体験
最初にパラレルの音楽の創作プロセスや音楽哲学などを聞いた後、パラレルの指導のもと音楽スタジオで実際PCやミキサーを使いながら、参加者が一人ずつ自分だけのオリジナル音楽を作るというものでした。

日本で分かりやすくいいますと、PCだけで音楽を作るYOASOBIのAYASEが近くにいて、一緒に教えてもらっている感覚、といいますか。

PCで好きなリズムやビートを選んで重ねていきながら、自分だけの音楽が完成されていく感動の瞬間。最新の音作りを学べる、滅多に体験できない貴重なひとときでした。

Wバリ スミニャックの音楽イベント
こちら、夜のメインイベント「パラレル」のステージ。参加者全員が軽やかなビートに体を任せ、深夜12時までの、まさに音楽没入の熱い夜となりました。

最後に、バリの最新ウェルネス「サウンドヒーリング」体験

Wバリのサウンドヒーリング体験
今回、意外にもハマったのが、ホテルのオプションで付いていた「サウンドヒーリング」のグループセッション。

今回一緒に音楽イベントに参加したジャカルタ在住の編集者は、「自宅に時々先生を呼んで、やってもらっているのですよ」と話すように、このサウンドヒーリングはインドネシアで静かなブームのようでした。

先生の声に従ってまずは心を無にします。ヨガのようなポーズで座りながら、目を閉じた後、「自分がいちばん楽しかった頃を思い出して下さい」と言われ、その言葉に従い思い描きます。そして用意されたベッドにたわります。目を閉じてリラックスしていると、先生が、いろんな道具で耳元で音を鳴らすのです。

波の音、鳥の声、羽の音、虫の声、鐘の音、バリ舞踊の音楽の音など、約20種くらいの音を静かに聞くだけのセッションです。不思議と心が洗われていくようでした。聞くところによると、このサウンドヒーリングは「チャクラ(エネルギーの出入り口)を開くためのメディテーションのひとつ」と言われていますが、次は、もっとスピリチュアルな空気が漲っているといわれるウブドで本格的なセッションを受けてみたい、と感じました。

スミニャックのプラカゴ屋さん
最終日、帰国前に空港の途中で立ち寄って買い込んだプラカゴ屋さんがこちら。

いつ行っても、その時の自分に相応しい気づきをくれるバリ。自分なりのバリの旅をプランしてみませんか。

カマリアバリ 住所:Jl. Petitenget No.99X, Kerobokan Kelod, Kec. Kuta Utara, Kabupaten Badung, Bali
電話:+6281239601145
営業:9:00~21:00 無休
HP: https://linktr.ee/kamariabali

[ All photos by SACHKO SUZUKI ]
 
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
 


 

PROFILE

鈴木幸子

sachikosuzuki 旅行記者、エディトリアル・ディレクター

出版社勤務や地球の歩き方編集を経て2001年に独立。世界60か国以上を頻繁に取材し、一期一会のハッピーな記事を書いています。JTBるるぶ「アンコールワットとカンボジア」初版制作。著書『もち歩きイラスト会話集タイ/池田書店』、『みやざきの自然災害』ほか。有限会社らきカンパニー主宰。「らき」はギリシャ・クレタ島の地酒の名前です。

出版社勤務や地球の歩き方編集を経て2001年に独立。世界60か国以上を頻繁に取材し、一期一会のハッピーな記事を書いています。JTBるるぶ「アンコールワットとカンボジア」初版制作。著書『もち歩きイラスト会話集タイ/池田書店』、『みやざきの自然災害』ほか。有限会社らきカンパニー主宰。「らき」はギリシャ・クレタ島の地酒の名前です。

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