世界の都市総合力ランキング(GPCI)とは?
「世界の都市総合力ランキング」(Global Power City Index, GPCI)は、国際的な都市間競争において、人や企業を惹きつける“磁力”は、その都市が有する総合的な力によって生み出されるという考えに基づき、森記念財団都市戦略研究所によって作成されたものです。
GPCIでは、世界の主要都市の「総合力」を経済、研究・開発、文化・交流、居住、環境、交通・アクセスの6分野で複眼的に評価し、順位付けしています。また、順位だけでなく、ランキングの構成要素を分析することで、変わりつつある世界の中で、各都市がどのような強みや弱み、課題を有しているのかを詳細に把握することができます。
なお、都市の選定基準は以下の通りです。
- (1)既存の有力な都市比較ランキングで上位20位に入っている都市
- (2)有力な国際競争力ランキングにおいて競争力上位20位に入っている国の主要都市
- (3)本ランキングを作成する実行委員会から対象都市として取り上げることが適切として判断された都市
ただし、上記の基準を満たすものの、データの入手が困難であることから対象都市に含まれていない都市もあります。
世界の都市総合力ランキング2023
1位:ロンドン(イギリス)
2位:ニューヨーク(アメリカ)
3位:東京(日本)
4位:パリ(フランス)
5位:シンガポール(シンガポール)
6位:アムステルダム(オランダ)
7位:ソウル(韓国)
8位:ドバイ(ドバイ)
9位:メルボルン(オーストラリア)
10位:ベルリン(ドイツ)
11位:コペンハーゲン(デンマーク)
12位:シドニー(オーストラリア)
13位:ウィーン(オーストリア)
14位:マドリード(スペイン)
15位:上海(中国)
16位:ストックホルム(スウェーデン)
17位:北京(中国)
18位:香港(中国)
19位:チューリッヒ(スイス)
20位:フランクフルト(ドイツ)
21位:ロサンゼルス(アメリカ)
22位:バルセロナ(スペイン)
23位:トロント(カナダ)
24位:ブリュッセル(ベルギー)
25位:シカゴ(アメリカ)
26位:ジュネーブ(スイス)
27位:サンフランシスコ(アメリカ)
28位:ダブリン(アイルランド)
29位:ボストン(アメリカ)
30位:イスタンブール(トルコ)
31位:ヘルシンキ(フィンランド)
32位:バンクーバー(カナダ)
33位:ミラノ(イタリア)
34位:モスクワ(ロシア)
35位:台北(台湾)
36位:ワシントンD.C(アメリカ)
37位:大阪(日本)
38位:バンコク(タイ)
39位:サンパウロ(ブラジル)
40位:テルアビブ(イスラエル)
41位:クアラルンプール(マレーシア)
42位:福岡(日本)
43位:メキシコシティ(メキシコ)
44位:ブエノスアイレス(アルゼンチン)
45位:ジャカルタ(インドネシア)
46位:ヨハネスブルク(南アフリカ)
47位:カイロ(エジプト)
48位:ムンバイ(インド)
8年連続で3位を維持している「東京」だが、経済は…!?
1位〜5位は前年のランキングと変わりませんでした。3位にランクインした東京は、8年連続で3位をキープ。2022年のランキングでは、パリとわずかな差でしたが、2023年は「居住コスト」の評価が高まったことで、居住分野でTOP3に! さらに文化・交流分野でもスコアを伸ばしました。
とはいえ、「経済」では過去最低となる10位に下落。「GDP成長率」「優秀な人材確保の容易性」「法人税率の低さ」など、例年の課題に改善が見られないことに加え、2023年は「賃金水準の高さ」や、コワーキングスペース数やインターネット速度で測る「ワークプレイス充実度」でもスコアを落としたことが要因となっています。そのため、成長と後退をしている分野がより明確になったといえます。
また、大阪と福岡はそれぞれ前年と同位に。「居住」では大阪、福岡ともに順位が大きくアップ。しかし、「経済」においては、それぞれ3つ順位がダウンしました。
出典・参考:世界の都市総合力ランキング/森記念財団都市戦略研究所
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Ayami ライター
フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。
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