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【大手町の天然温泉が楽しめる日本旅館・星のや東京】都会のど真ん中でたった1泊2日でも圧倒的非日常を味わえる宿泊記

Posted by: もろたけいこ
掲載日: May 11th, 2024.

大都会のど真ん中・大手町にラグジュアリー温泉旅館があるのはご存知でしょうか? それは「星のや東京」。星野リゾートが手掛ける最上位ブランド「星のや」を東京で楽しむことができます。しかも、そこには天然温泉もあり、都会のど真ん中なのに一瞬で遠くに来たようなリフレッシュが体験できる、圧倒的非日常が広がっていました。

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入り口から非日常の世界へ


星のや東京の入り口は、地下鉄・大手町駅と繋がる地下と、ビルが立ち並ぶ地上からの2つあります。地上からの入り口には、大きな一枚板のヒバの木の扉が。そこが開くと、高い天井と畳が広がる大きな玄関でスタッフの方がお出迎えしてくれます。

靴を脱ぎ裸足で畳の上を歩けば、もうそこは都会の喧騒を忘れる空間。一歩外はオフィス街という立地もあり、星のや東京では「非日常と日常の切り替え」を意識しているそう。その空間作りは、白檀の香りがふんわりと広がり、季節の花がお迎えしてくれることもあり、私たちゲストを不思議とリラックスさせてくれます。1階は玄関という位置付けで、チェックインへ向かいます。

チェックインも最高のおもてなし


チェックインは2階のロビーまたは、宿泊階の茶の間で。お茶とお菓子が振る舞われるなど、「旅館」らしいおもてなしをしていただけます。

星のや東京では、二十四節気を大切にし、振る舞うお菓子にも季節を映し出しています。私が訪れた季節は、根津神社のツツジ祭りが行われる季節。ツツジをイメージした和菓子をいただきました。二十四節気ということで1カ月に2回のペースで変化しているなんて! 驚きです。お茶もこだわりのものを淹れていただき、ホッと一息。部屋にたどり着く前に、おもてなしが凄すぎて圧倒されます。


大きな朱色のロビーカウンターの背後は、越前和紙で作られた壁になっています。日の入り方によって和紙の色調が変わるので、その変化も趣深い。星のや東京の調度品やインテリアは職人が1つ1つ丁寧に作り、既製品がほぼないとのことで、内装を楽しむのもホテルステイの醍醐味のひとつかもしれません。

1フロアに6部屋という贅沢空間へ

星のや東京は、「塔の日本旅館」をコンセプトにしており、地下1階がレストランフロア、1階〜2階が玄関、ロビーフロア、最上階17階が天然温泉、3階から16階が客室となっています。また客室は1フロアに6部屋のみ。中央には先ほど紹介したお茶の間ラウンジを配置し、そのフロアに滞在するゲストのみが使用できるラウンジとなっています。

滞在中、多くのゲストと顔を合わせるということがあまりなく、エレベーターの到着音がいわゆる電子音ではなく拍子木の音なのも印象的。とても静かな空間作りをしている印象がありました。

「菊」の客室

星のや東京 菊 客室

1つは、「菊」の部屋。1フロアに1つしかない角部屋で、星のや東京では最も広い客室。ダイニングテーブルや大きな洗面台が印象的で、さらにはウォークインクローゼットも! ファミリーや2人以上の滞在にぴったりです。


星のや東京 菊 客室 ソファ

「百合」の客室

拝見したもう1つのお部屋は「百合」。ダブルベッドのタイプです。入ると印象的なのは調度品の位置が低いこと。畳に近い場所で過ごしてほしいという想いからこのようになっているそうです。

かつての日本人は畳で過ごしていたからこそ、畳をどこか懐かしく感じる気持ちがあります。私たちに本来備わった感覚をくすぐってくれる。そんなところからリラックスが生み出されてくるのかもしれません。

大きな障子を開けると、そこにはオフィスビルが! 丸見えなんじゃないか!? と思うかもしれませんが、江戸時代からの知恵を採用した麻の葉くずしの紋様をビル側に採用することで、遠くからは無地に見えるが、近くにいると模様になっているデザイン。外側からは宿の中はあまり見えないようになっているそう。さらに私たち客室側から外を見ても、その模様は美しく吸い込まれるようでした。

さらにルームツアーは続きます! びっくりなのは、ガラス張りのバスルーム。星のや東京には天然温泉もあるのですが、お部屋にも深い湯船のお風呂があるのが特徴です。背の高いインバウンドのゲストもゆっくりと浸かれます。恥ずかしいときはボタン1つでスモークガラスになります。

都心のど真ん中で露天風呂を楽しむ

自慢の天然温泉へ向かいます。最上階17階では、地下1500mから湧き出る「大手町温泉」を楽しむことができます。

太古の昔、大手町は海だったそうで、そのときのミネラルが豊富に含まれる泉質。ゆえに塩分の強い温泉ですが、ほんのりと黒く、とろみのあるお湯で、保湿効果が高く、冷え性や疲労回復に効果があると言われているそうです。

実際に少しお湯に浸かっただけで足元からポカポカとし始め、あがったあとは自分の肌はこんなにしっとりしていたのか!? と驚くほど。さらに、嬉しいのは温泉の奥を進むと……高い天井から外の外気が入る露内風呂が現れるのです! 春から初夏にかけては、心地よい風を感じながら露天風呂を楽しむことができ、夜に入浴すれば星が見られることも……! 本当にここは、都心!? と錯覚してしまう時間でした。

インバウンドのゲスト向けに温泉の入浴のハウツーが掲載されていたり、タオルなども部屋から持っていく必要もない上に、最後は湯上がりの牛乳まで無料でいただけるなんて! かゆいところに手が届くおもてなしに圧倒されるばかり。

星のや東京 館内着 ルームウェア パジャマ

また、宿泊するお部屋には館内着とパジャマを完備しており、館内着は館内どこでも着用可能とのこと。ぜひ、温泉の後は、和服のような館内着を着てリラックスするのがおすすめ。さらに小物を持ち運ぶミニポーチは、館内だけでなくお土産として持ち帰りも可能! 旅の記念になるだけでなく、リバーシブルにもなっているので、利便性とデザイン性に優れており普通に嬉しい一品です。

お食事前に日本酒が無料で楽しめる!?

星のや東京では、17時〜18時の間、2階のロビー横「SAKEラウンジ」にて、日本各地から集めたお酒を、季節に合わせておすすめのおつまみと共にいただくことができます。しかも、予約不要、参加無料という太っ腹! 私が楽しみにしていたイベントの1つで、ラウンジには大きな酒樽が飾られ、テンションがさらに高まります!

この日は、秋田のお酒「春霞」と、出雲のにごり酒「春の月」がお漬物と一緒に提供され、そのマリアージュに舌鼓。もちろんアルコールが苦手な方、お子さまのためにもノンアルコールドリンクが用意されており、こちらもおいしくてグビグビと飲んでしまいました。

晩ご飯は参勤交代からインスパイアされたNipponキュイジーヌ

星のや東京では、宿泊者が楽しめるディナーとして、Nipponキュイジーヌ~美食の集い~を提供しています。2023年10月からスタートしたこちらのコースは、日本各地の食文化(郷土料理)とフレンチの調理技法を用いて、岡総料理長の独自の解釈を融合したディナー。江戸時代、参勤交代制度で日本各地のよい食材や食文化が江戸の町に集まったといわれている時代背景に着目しています。

地下に降りると、黒を基調にしたインテリアで、中央には花崗岩があり、江戸城の城壁をイメージした石造りの壁が厳かな雰囲気を醸し出しておりました。私が体験した春限定のメニューでは、「富山」「高知」「熊本」にフォーカスした料理が登場。しかもお食事に合うお酒のペアリングもあるとのことで、もちろんいただきました(お酒はそこまで……という方にも安心。ハーフペアリングも提供されています)。

まずは、アミューズとして、そば(ガレット)を用いて江戸のエッセンスを生かしたもの、富山で採れる白エビ、熊本の馬肉を使用したハンバーガーのような構成でいただくタルタル、とおしゃれでありながら、おいしすぎる組み合わせでスタート。それに合うのは、山形のデラウェアで作られたスパークリングワインを……と説明を受けながらいただき、知的好奇心をくすぐられる時間になります。

星のや東京 ディナー かぶら寿司

さらに「かぶら寿司」というサクラマスを使用したお寿司も革命的! 一見、サラダにしか見えないものの、春巻きの皮を使った板の上はハーブを添えて、その下にはサクラマスを隠しており、お寿司の概念を打ち砕くほどです。オランデーズソースの風味も加わって、想像を超えたおいしさを体験することができます。

星のや東京 ディナー ぶえん寿司2
ぶえん寿司

そして高知の脂が控えめで身が引き締まったカツオを使った料理、富山のイカを使い山椒などを使った春らしい料理、「ぶえん(無塩)寿司」という、塩を使わず「酢」を使う熊本の料理にも驚き。ちらし寿司のような見た目で、目の前でできたてを調理してくださるのです。

その様子すらも楽しく、気づいたらスローフードを楽しむことに。いつもなら1時間もせず食べてしまうディナーを、デザートまで含めて約4時間も堪能し、時の流れを忘れてしまうほど非日常に浸りました。

もう外出不要!おこもりSTAYをしたくなる手厚いサービス

私が滞在していて「不思議だな」と感じたのが、「コンビニに行きたい」「スマホを長時間見ていたい」という感情にならなかったことです。

その1つがお茶の間ラウンジの存在。お茶の間ラウンジとは、各フロアの宿泊者(計6組)のみが利用できる24時間自由に利用できるスペースで、「居間」をイメージしています。ここでは、コーヒーやお茶だけでなく、ジュース、お菓子、アイスなども無料で楽しむことができます。ウエルカムスイーツの和菓子だけでなく、食後の時間にはコーヒーと共に楽しめるチョコレートも。たった1泊の滞在でも、変化をつけることで私たちゲストを楽しませてくれる、星のや東京のおもてなしの手厚さが感じられます。

さらに好印象だったのが、ウォーターサーバーがあったこと。部屋にはキャラフェが置いてあり、そこにお水を入れることで、ペットボトルの使用削減に取り組んでいるそうです。多くの方が宿泊される旅館だからこそ、このようなエコな取り組みは、滞在している中でプラスな気持ちになります。

他にも部屋の冷蔵庫にあるジュースやビールは無料だったり、どこまで無料なんですか!? と驚いてしまう経験で、自然とコンビニを欲することがなかったのかもしれません。

朝食で「心身のバランス」を整える

心地よいベッドに癒やされ、よく寝た後は朝食へ。星のや東京では「めざめの朝食」として、日本料理の「五味・五色・五法」に立ち返り、心身のバランスを調える「めざめの朝食」を提供しています。漆塗りの器に、たくさんの種類のお食事が登場! どれもおいしくて、春の味わいを感じるお一方、春は老廃物を出す季節とのことで、塩味を控えた調理になっていました。ご飯のお供の種類も豊富で、お出汁も添えられていたので、お茶漬けとして楽しむこともできます。

朝の絶景アクティビティも必見!

朝のアクティビティとして、注目を集めているのが「天空朝稽古」。なんと、地上160mのビルの屋上(ヘリポート)で、剣術の動作と深呼吸を組み合わせたオリジナルの稽古を行うことができるのです。空気が澄んだ朝にヘリポートで精神を集中させ、運動ができるなんて星のや東京でしかできない経験! 雨天や風が強い日は中止となってしまうのですが、晴れた日にはぜひ参加したいアクティビティです。

天空朝稽古
期間 通年
開催時間 6:45 AM – 7:45 AM
対象 12歳以上
持ち物 動きやすい服装、運動靴
申し込み期限 前日まで
注意事項
・前日夕方~開催時間までに雨が降った場合、強風の場合、緊急の場合には、開催中止となります。

https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyatokyo/activities/13696/

日本おもてなし体験・茶の湯

他にも今回体験したのが「茶の湯」。なんとお茶を点てる経験をすることができます。チェックインの際、2階ロビーで雅楽演奏を楽しむことができるのですが、その舞台が茶の間に大変身。おすすめは、客室の滞在着での参加とのことで、着物をイメージした滞在着で体験。お茶と向き合うことなんて普段の生活ではなかなかなかったので、背筋が伸びる経験となり、「日本の和っていいな」と改めて感じることができる時間でした。

日本おもてなし体験・茶の湯
期間 通年
開催時間 10:00 AM – 11:00 AM
対象 12歳以上
料金 9,680円/1名様(税・サービス料10%込)
申し込み期限 前日6:00 PMまで
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyatokyo/activities/13694/

名残惜しいチェックアウトとおすすめのお土産


星のや東京オリジナル「ひとくち羊羹」(税込1,200円)

昼12時。チェックアウトの時間がやって参りました。非日常を演出してくれた空間ともお別れです。チェックアウトを行う2階ロビーにはお土産も販売されているので、ぜひチェックを!

お茶碗やお菓子、客室で使用した同じパジャマなどを購入できたりします。人気は星のや東京オリジナルの「ひとくち羊羹」。滞在の様子が昔ながらのイラストで表現されていて、ユーモアにも溢れているお土産。ぜひ、家に帰っても滞在中の時間を思い出すのにぴったりです。

星のや東京 エントランス

たった1泊2日で、都会のど真ん中にいるのにまるで遠くの温泉旅館に来たような圧倒的非日常を味わえる星のや東京。都会の喧騒から離れて癒されたいけれど、そこまで時間がない。そんな方にピッタリ! 遠くまで行く必要がない絶好のロケーションで癒やしの体験ができます。

星のや東京
住所:東京都千代田区大手町1-9-1
電話:050-3134-8091(星のや総合予約)
料金:1室1泊112,000円~(2名1室利用時、サービス料・税込、食事別)
アクセス:JR東京駅丸の内北口から徒歩約10分
>>アメニティ・設備はこちら
公式サイト:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyatokyo/

 
[All Photos by 星のや東京,Keiko Morota,TABIZINE編集部]

もろたけいこ

Keiko Morota ライター/テレビプロデューサー
某キー局勤務・ドラマプロデューサー。多忙な仕事のスキマ時間で旅をするスキマトラベラー。世界一周も2回経験し、81カ国渡航・行っていない大陸は南極だけ。女性誌の読者モデルを務め、旅とファッションも諦めず、時にはバックパックも背負う冒険家スタイル。最近はマイルハックも勉強中でお得に旅する方法を追求中。


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