愛され続けて30年以上!愛らしいフォルムの「むっちゃん万十」
元祖ムツゴロウの「むっちゃん万十」は、福岡県を代表するローカルフード。販売元である「有限会社 T.M.K」の現社長のお母様が長崎県の諫早市で始めた店舗から生まれたむっちゃん万十は、地元民に愛され続けて30年以上の歴史を誇ります。
筆者がむっちゃん万十の存在を知ったのは、博多の居酒屋で相席したおじ様たちから教えていただいたのがきっかけ。「学生の頃は下校時によく買って食べていたし、今もときどき無性に食べたくなって大人買いしちゃう」と笑顔で話されていたのが印象的でした。
干潟のアイドル「ムツゴロウ」がモデル
一見たい焼きのようでありながら、明らかにたい焼きのフォルムではないむっちゃん万十。その独特なフォルムのモデルは、日本で最大の干潮差を誇る有明海に生息する珍魚「ムツゴロウ」。
創業当時、国内(有明海のみ)に生息していたムツゴロウの数が年々減少していたことをきっかけに、「ムツゴロウを少しでも愛してほしい」という創業者の思いからムツゴロウがモデルになったのだとか。
ギョロッと上向きの目とぽってりとした愛らしいフォルムから、干潟のアイドルとしても有名なムツゴロウ。特別製のムツゴロウ型の魚型鉄板で焼かれた、むっちゃん万十を見てみると、目やヒレ、体表の青い斑点といった特徴がしっかりと表現されています!
体長を測ってみるとだいたい12cmくらいでした。調べると普通サイズのムツゴロウ成魚とほぼ同じ大きさでビックリ!
身体の厚さはおよそ4~5cmくらいでしょうか? かなりのわがままボディです。むっちゃん万十は中身のあんこや具がたっぷりと入るので、かなり肉厚になるとのこと。重みもズッシリ!
具は全9種類!むっちゃん万十を実食
むっちゃん万十の具はスタンダードな黒あん(あんこ)をはじめ、おかず系などを含めた全9種類があります(以下)。
ハムエッグ
とんとん
むっちゃんバーガー
ウィンナー
ツナサラダ
黒あん
白あん
カスタードクリーム
ごろごろちゃん
※2024年8月現在(季節によって限定メニューもあり)
今回はその中から「むっちゃんバーガー」「黒あん」「ハムエッグ」を購入してきたのでご紹介します!
むっちゃん万十といえばコレ!「ハムエッグ」240円(税込)
むっちゃん万十の代名詞ともいえる「ハムエッグ」。中にはハム、玉子、キャベツ、マヨネーズが入っており、初めて食べてもどこか懐かしさを感じる味わい。単品でも販売しているオリジナルマヨネーズが絶品で、甘めの生地との相性抜群。これは絶対に食べるべき逸品です!
ド定番「黒あん」220円(税込)
頭からしっぽまで「これでもか!」というくらい、粒あんがギッシリと詰まった「黒あん」。ホクホクとしたあんこは甘さ控えめで、甘いのが苦手な筆者でも丸々ペロリと食べられちゃいました! 老若男女問わず愛されているド定番の具です。
手のひらサイズがうれしい!「むっちゃんバーガー」240円(税込)
「むっちゃんバーガー」は、ハンバーグ、キャベツ、ケチャップ、マヨネーズがギュギュッと詰まった、手のひらサイズのおやつバーガーとして人気のメニュー。肉々しいハンバーグに絡むマヨネーズとアクセントのケチャップが美味! 小腹が空いたときにサクッと食べられるのがうれしいですね。
創業者の思いと地元民の愛が詰まったむっちゃん万十
いかがでしたか? 今回は福岡県のローカルフードの元祖ムツゴロウの「むっちゃん万十」を紹介しました。可愛らしいフォルムとクセになる味、そして創業者の思いと地元民の熱烈な愛が詰まった素敵なローカルフードだなあ、としみじみ感じる逸品でした!
筆者もわざわざ有明海へムツゴロウを見に行くほど好きなので、どうかこれを通じてムツゴロウを可愛がる人が増えてほしいですね……!
むっちゃん万十を購入できる店舗は、福岡県を中心に全20店舗を展開(県内16カ所・県外4カ所)。主要なスポット近くにも点在しているので、見かけた際はぜひチェックしてみてくださいね!
住所:福岡県福岡市博多区博多駅中央街2−1 博多バスターミナル内 1階
電話番号:092-483-8780
営業時間:10:00~20:00
定休日:なし(施設に準ずる)
むっちゃん万十 公式HP:https://mucchanmanjyuu.com/
[Photo by 土田洋祐&Shutterstock]