【2025年の節分はなぜ2月2日?】意外と知らない節分のトリビアと今年の恵方を解説!

Posted by: 土田洋祐

掲載日: Jan 13th, 2025

邪を払い福を招き入れる豆まきをはじめ、恵方巻やひいらぎ飾りなどでお馴染みの「節分」。節分といえば、初春の2月3日の行事としてイメージしますが、2025年は2月2日(日)が節分の日です。なぜ、今年は節分の日程が違うのか、節分のトリビアと共にその理由をご紹介します!

節分は2月3日の行事ではない!?

二十四節気
そもそも節分とは、中国で発祥した暦法「二十四節気(にじゅうしせっき)」に由来するもの。もともとは「立春、立夏、立秋、立冬」の各前日が節分とされていましたが、現代では特に重要視されていた「立春」の前日のみ定着しました。

宇宙空間
立春の日を定めているのは国立天文台。太陽が天球上を通る経路を等角に分割した座標である、太陽黄経(たいようこうけい)が「315度になる瞬間が属する日」を立春としており、年によって変動します。

つまり、二十四節気での暦を調整するために立春の日がズレることで、それに伴い節分の日も変動するのです。

ちなみに、2021~2057年の期間では、4年ごとに節分の日が2月2日に切り替わるとされているほか、約40年前の1984(昭和59)年は2月4日が節分の日でした。

2025年の恵方は西南西!

恵方
恵方とは、陰陽道の考えに基づいたその年の歳徳神(としとくじん)が居る方角のこと。2025年の恵方は「西南西」となっており、恵方巻を食べる際はコンパスなどでしっかり方角を定めましょう。

毎年変わる恵方ですが、実は「東北東、西南西、南南東、北北西」たったの4つしかありません。どの方角になるかはその年の十二支に応じているため、西暦の下一桁から恵方を特定することができます。

節分のときに披露したい節分の豆知識

“ワタナベ”さんは鬼よりも強い!?

鬼 まとめ
かつて、渡辺綱(わたなべつな)という平安時代の武将が鬼を退治したことから、“ワタナベ”という姓をもつ人は、鬼から恐れられている逸話があります。

そのため、ワタナベ姓は鬼を追い払う豆まきはしなくてもよいとされているのだとか。ちなみに国内で渡辺(※)という姓をもつのは100万人以上いらっしゃいます。

※名字由来netより

炒った大豆を使う理由はダジャレ!?

節分 まめ
豆まきで使う豆といえば大豆が一般的。大豆を使う理由としては、米などの五穀の中でもっとも大きく、力が強いと考えられていたからだそう。

また、炒り豆を使うのもしっかりとした理由があり、「豆を炒る=魔(ま)の目(め)を射(い)る」という意味合いが込められているのだとか。

ちなみに、炒り豆を持ち運ぶときに使う「枡(ます)」にも、鬼を追い払う効果が“増す”というゲン担ぎがあるとのこと。なんだかダジャレのようですよね。

[Photo by PIXTA]

PROFILE

土田洋祐

Yosuke Tsuchida ライター

「好奇心が示す場所へ」をモットーに国内に旅するライター。各地で出会った人々とお酒を飲み交わす時間がなによりも喜び。好きな場所は寒い地域と端っこ。

【キャッチフレーズ】
日本文化を愛するビール好き

「好奇心が示す場所へ」をモットーに国内に旅するライター。各地で出会った人々とお酒を飲み交わす時間がなによりも喜び。好きな場所は寒い地域と端っこ。

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