パフェだけじゃない!?旅先で味わいたい日本各地のユニークな“シメ”グルメ!

Posted by: 土田洋祐

掲載日: Jan 24th, 2025

日本各地には様々な文化や習慣があり、現地にとっては当たり前のことでも、別の地域からすると一風変わったことに見えることも。飲み会のあとにどうしても行ってしまう“シメ”もその一つ。今回は各地で愛されているシメ文化をご紹介! 旅先でチャレンジしてみたら、新たな扉が開くかも?

ビール盃

北海道・札幌のシメパフェ

甘いものは別腹…夜に食べるから美味しい札幌の「夜パフェ」のススメ

ななかま堂

海鮮や焼肉、味噌ラーメンなど、様々な料理が楽しめる北海道の札幌。そんな札幌のシメグルメといえば、近年、全国区になりつつあるパフェが有名。2014年に“シメパフェ”と呼ばれ始めたことをきっかけに、独特の文化性や写真映えするといった話題性から名物として広まったとのこと。

現地では濃厚な北海道の牛乳をふんだんに使った贅沢なものをはじめ、新進気鋭で芸術的な装いのものなど、多種多様なパフェを提供するお店がたくさん。なかにはジョッキグラスにたっぷりと盛られた豪快なパフェを味わえるお店も! ぜひ、国内有数の繁華街で甘いシメに舌鼓を打ちにいきたいですね。

高知県・高知市のシメ屋台餃子

屋台餃子
飲み干すまで盃を置けない酒遊び「ベク杯」や、夜更けまで酒盛りをしていると降臨する「べろべろの神様」など、独特の酒文化が根付く高知県。多くの酒飲みたちで賑わう高知市にある通称「屋台ロード」で振る舞われる屋台餃子が、現地では定番のシメグルメ。

屋台餃子は薄皮の餃子を、たっぷりの油で揚げ焼きしたように仕上げられているのが特徴。パリパリの食感と食べやすいサイズ感で、箸が止まらなくなるほどに食べ進められるのだとか! 深夜帯まで営業している屋台も多くあるので、へべれけになるまで飲んだあとでも食べられますよ◎

長崎県・長崎市のシメおにぎり

おにぎり 居酒屋

イメージ

様々な洋風建築が点在し、異国情緒の趣を残す長崎市のシメとして定着しているのはおにぎり。長崎銀座に門を構えるおにぎりとお茶漬けの専門店「かにや本店」から広まった文化とされ、繁華街周辺にはおにぎり専門店が点在しています。

総本山となる「かにや」では、人気の塩サバや高菜、岩のりをはじめ、角煮まんじゅうで有名な長崎本舗とのコラボで生まれた角煮など、バラエティ豊かな具を30種類ほど用意。お酒で疲れた胃腸に優しい赤だしの味噌汁を一緒に頼むのが、現地のたしなみ方です。

沖縄県・那覇市のシメステーキ

ステーキ

イメージ

アメリカ文化が色濃く残る沖縄県の那覇市のシメグルメは、ボリューミーなステーキが定番! かつて在留していた米兵たちが、ひとしきりお酒を飲み終えたあとにステーキ店へたくさん訪れたことをきっかけに、各店が夜遅くまで営業するようになったのが文化のはじまり。

元はローカルな習慣ではありましたが、2015年に創業した飲食チェーン「やっぱりステーキ」のアピールにより、全国的に波及していったとのこと。現地では、アメリカンでレトロな装いを残すお店も複数あるので、その手のマニアも足繁く通うスポットとなっているのだとか。

シメの大定番の麺類にも違いが!

味噌カレー牛乳ラーメン

味噌カレー牛乳ラーメン

シメグルメとして圧倒的な人気を誇る麺類にも、各地によって定番のグルメがあります。例えば、大定番のラーメンを一つとっても、食い倒れの街・博多名物の「豚骨ラーメン」をはじめ、青森市のローカルラーメン「味噌カレー牛乳ラーメン」といった変わり種も。

じゃじゃめん
ラーメン以外となると、香川県の讃岐うどんや宮崎県の釜揚げうどんや辛麺、岩手県盛岡市では盛岡三大麺の一つのじゃじゃ麺をシメとして食べる文化があるそうです。

今回紹介した内容のほかにも、全国各地には様々なシメグルメがたくさん。定番から知られざるものまで、ぜひ旅先で1日を楽しくシメられるグルメを見つけてみてください。

[Photo by PIXTA&西門香央里]

PROFILE

土田洋祐

Yosuke Tsuchida ライター

「好奇心が示す場所へ」をモットーに国内に旅するライター。各地で出会った人々とお酒を飲み交わす時間がなによりも喜び。好きな場所は寒い地域と端っこ。

【キャッチフレーズ】
日本文化を愛するビール好き

「好奇心が示す場所へ」をモットーに国内に旅するライター。各地で出会った人々とお酒を飲み交わす時間がなによりも喜び。好きな場所は寒い地域と端っこ。

【キャッチフレーズ】
日本文化を愛するビール好き

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