
新緑を望む露天風呂 ※画像はイメージです
今回のテーマは「美肌温泉の世界」

※画像はイメージです
2025年3月4日(日)放送「マツコの知らない世界」は「美肌温泉の世界」。
今回、美肌の湯について紹介してくれるのは、3,600湯の温泉を巡ったというフリーアナウンサー植竹深雪さん。
植竹さんによると「温泉に入り続けたら、平熱が一度上がり、免疫力もアップした実感がある」のだそう。
植竹さんは、普段から水分、油分、弾力などを測れる、肌チェッカーを持ち歩いており、それによると、植竹さんの肌の水分量はなんと平均55%! ちなみに健康な肌の水分量は20〜30%ほどだといわれています。※肌チェッカーによって測定値が異なる可能性があります。
温泉に入れば、お肌の水分量もアップする!? 温泉で美肌になれる説……これは期待できるかも!
三大美肌の湯と言われているのは……

佐賀県・嬉野温泉「シーボルトのあし湯」
日本で三大美肌の湯と言われているのは、栃木県の喜連川温泉と、佐賀県の嬉野温泉、島根県の斐乃上温泉です。
泉質で言うと、熊本県の黒川温泉など肌の角質や毛穴の汚れを取るといわれる「炭酸水素塩泉」、群馬県の伊香保温泉などの切り傷や皮膚トラブルに効果が期待できるという「硫酸塩泉」、そして、群馬県の万座温泉など殺菌効果が高いとされる「硫黄泉」が、三大美人泉質といわれています。

万座温泉日進舘
そんな中、今、植竹さんが注目しているのは第4の勢力として台頭してきた「トロトロ温泉」だといいます。確かにトロトロしたお湯はお肌がしっとりしそう。でも、いったいどこがすごいの!?
おすすめは胃腸温泉とトロトロ温泉!

美肌におすすめのお湯は「胃腸温泉」と「トロトロ温泉」
日本全国には、2,879か所(2022年3月時点)の温泉があるそうですが、そのほぼすべての温泉に入り、さらに、野湯や一般の家庭の温泉など、約3,600湯に入ってきたという植竹さんが気づいた、本当にお肌にいい温泉を紹介してくれます。
「美人の湯」「美肌の湯」を謳う温泉も多い中、実際におすすめなのは直接かけたり飲んだりにすることで、胃腸を整え美肌に導いてくれる「胃腸温泉」とアルカリ性のお湯が持つ乳化作用でお肌の汚れを落としてくれる「トロトロ温泉(アルカリ性単純温泉)」だと植竹さん。
それぞれおすすめの温泉3選を紹介してくれました。
胃腸温泉おすすめ3選
「白骨温泉(しらほねおんせん)」長野県松本市

白骨温泉
長野県の松本駅から車でほぼ1時間のところにあり、600年以上の歴史があるといわれる温泉地「白骨温泉」。泉質は乳白色の硫黄泉で、硫黄と炭酸成分が多く、血管を拡張し、体を温めます。血流がよくなることで老廃物が流され、健やかな肌に。
白骨温泉を使った温泉グルメは「温泉粥」です。材料はお米と温泉のみ! ほどよい塩味とたまご臭があり、胃腸機能や便秘の改善に期待ができるそうですよ。
「峩々温泉(ががおんせん)」宮城県柴田郡

峩々温泉
宮城県仙台駅から車で約1時間のところにあり、日本三大胃腸病の名湯として名高い、今年創業150年目の一軒宿です。慢性消化器病、慢性便秘、肌などをよい状態に導いてくれるといいます。
普通にお湯に入る以外にも、寝そべってお腹に47度のお湯をかけることで胃腸を温める「かけ湯」も楽しめます。飲泉所では、ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉の温泉を飲めます。
「四万温泉 積善館」群馬県吾妻郡

四万温泉 積善館
群馬県高崎駅から車で1時間30分ほどのところにある「四万温泉」。その中のおよそ330年の歴史を誇る積善館の温泉の泉質は、肌に優しいナトリウム・カルシウム 塩化物硫酸塩温泉です。
植竹さんが、「便秘や肥満症の改善に期待ができるといわれています」と紹介すると、マツコさんも「じゃあ、私、1年いたらガリガリ?」と興味津々。蒸し湯も気持ちがよさそうです。飲泉場もあります。
スタジオで、マツコさんが実際に四万温泉の湯に手を入れてみると……少しとろみがあるものの、においも含めて、クセがない浴感だといいます。マツコさんは「本当にいいわ!」と手にお湯を何度もかけていました!
四万温泉の温泉グルメは「湯むしうな重」。四万温泉の温泉で30分蒸しあげ、60年以上つぎ足しされたタレをつけて、炭火焼きにします。これにより、余分な脂がとれて、ふっくら仕上がるといいます。
実食したマツコさんは箸が止まらず、一気に完食。うなぎは、歯が要らないくらいふわふわだそうで「うまい!もう1個食えるわ」と絶賛していました。マツコさんのその食べっぷりが大好きです!
トロトロ温泉おすすめ3選
トロトロ温泉の定義は、pHが8.5以上の温泉で、皮脂汚れや角質が落ちて、ツルツルの肌に導いてくれるそうです。私たちの肌が触れて、お湯が乳化するため、トロトロした浴感に。そんなトロトロ温泉は山梨や東京、埼玉などを中心に関東に多いのだとか。
「生涯青春の湯 つるつる温泉」東京都西多摩郡日の出町

生涯青春の湯 つるつる温泉
八王子駅から車で約40分、地元民にも愛される日帰り温泉。地下1,500mから汲み上げた天然温泉で、3時間960円で入湯できます。関節リウマチ、腰痛、神経痛、五十肩などの緩和に期待できます。pHは10.1。
温泉グルメは、地元の牧場のミルクを使った「つるつる温泉プリン」(360円)。
「下部温泉(しもべおんせん) 下部ホテル」山梨県南巨摩郡

下部温泉
山梨県甲府駅から車で約1時間ほどの場所にある、下部ホテルには広大な敷地に趣の異なる12個の温泉があります。武田信玄の隠し湯の1つで、川中島の戦いで負った傷を癒やしたといわれています。pHは9。
温泉グルメは、温泉水で茹でた「富士山チーズボロネーゼ」(1,200円)。アルカリ性の温泉で茹でることで、コシがあり、モチモチとした麺に仕上がるそうです。マツコさん曰く「めちゃくちゃおいしい!」そして「もちもちというよりおもち」だそうです。食べてみたい!
「都幾川温泉 とき川」埼玉県比企郡
「都幾川温泉 とき川」があるときがわ町の風景
埼玉県秩父駅から車で約50分、宿泊はできないものの、1日4組限定で部屋と温泉を貸し切れる日帰り温泉。日本トップクラスのアルカリ性単純温泉で、pHは11.3。ナトリウムやメタケイ酸イオン濃度が高く、湯上り後もすべすべだと植竹さん。
スタジオで、実際に浴感を試してみるマツコさん。お湯に手を入れた瞬間「これはpHたかーい」と叫びます。ローションを塗っているみたいにヌルヌルするのだそうです。つるすべ、もちもちを通り越してヌルヌルとは!
番組内では、美肌女将のいる旅館も紹介されており、「四万温泉 四万やまぐち館(群馬県吾妻郡)」「湯西川温泉 湯西川館(栃木県日光市)」「月岡温泉 白玉の湯 華鳳(かほう)(新潟県新発田市)」のそれぞれの女将さんたちは、肌のきめが細やかで、張りがある、美白で美肌の方ばかりでした。
「美肌の湯」と謳っていなくても、胃腸を整える効能があるとされる温泉やアルカリ性単純温泉は、お肌の調子を整えてくれそうですね!
次の旅は、美肌の湯めぐりはいかがですか。
胃腸温泉とトロトロ温泉で癒やされて!