【実はソレ埼玉が発祥!】国民的アイス「ガリガリ君」やファミリーマートなど!各スポットの観光情報も紹介

Posted by: あやみ

掲載日: Mar 17th, 2025

日本各地にはさまざまなはじまりの場所、つまりは発祥の地が点在しています。それらは私たちが普段よく目にするものだけでなく、その地域ならではのユニークなものまでがあり、人によってはその始まりの地を、聖地として訪れる人もいるのだとか。そんな都道府県各地のはじまりを紹介する本連載、今回は埼玉の発祥をご紹介します。

埼玉発祥 空撮

埼玉県が発祥!観光におすすめのスポットも

ガリガリ君(赤城乳業)

埼玉発祥 ガリガリ君

※画像はイメージです

「ガリガリ君」を生み出したのは、1961年に埼玉県深谷市で創業したアイスクリーム専業メーカー・赤城乳業です。「子どもが遊びながら片手で食べられるかき氷を作りたい」という想いから、1980年にガリガリ君の開発をスタートし、かき氷をアイスキャンディーでコーティングし、溶けにくく、棒が抜けない構造を試行錯誤の末に開発。手軽に購入できる価格と相まって、国民的アイスとしての地位を築いていきました。

埼玉県本庄市にある赤城乳業の「本庄千本さくら『5S』工場」では、製造工程を間近で見学できるだけでなく、アイスの試食、おみくじやゲームなどのコンテンツもあり、大人から子どもまで楽しめるスポットとなっています。

本庄千本さくら『5S』工場
埼玉県本庄市児玉町児玉850-10
公式HP:https://www.akagi.com/factory/index.html

ファミリーマート

埼玉発祥 ファミマ

西友ストアー(現・西友)が手がけた「ファミリーマート1号店」は、1973年に埼玉県狭山市で誕生しました。その後の1981年9月には株式会社ファミリーマートを設立し、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のキャッチコピーでブランドの認知度をさらに高めました。

2000年代に入ると、全国47都道府県への出店を達成し、2006年には人気商品「ファミチキ」の販売を開始。2025年1月時点は、国内16,252店舗、海外8,369店舗を展開するまでに成長し、世界中で親しまれるコンビニエンスストアチェーンに!

50年以上にわたり営業してきた「ファミリーマート1号店(現・ファミリーマート入曽店」)」は、2024年に約100m離れた場所に移転オープン。新店舗では、売り場面積や駐車場の台数が拡張され、より快適に利用できる環境へと生まれ変わっています。

ファミリーマート入曽店
埼玉県狭山市水野422-6

日高屋

埼玉発祥 日高屋

日高屋は、1973年に現会長が埼玉県さいたま市大宮区宮町に創業した中華料理店「来々軒」がルーツになっています。1975年には「来来軒 大宮南銀座店」を開店。2002年に現在の主力業態である「日高屋」の展開を開始し、第1号店を「日高屋新宿東口店」として開店しました。2024年2月期末時点の直営店舗数は、449店舗です。

2025年3月時点で、日高屋の原点である「来来軒(来々軒)」はわずか4店舗のみ。なかでも「来来軒 大宮南銀座店」は、コロナ禍と建物の老朽化により一度閉店しましたが、2022年に場所を移し「南銀座店」として復活を遂げました。昭和の町中華の雰囲気を感じながら、ぜひ中華料理を味わってみてくださいね。

来来軒 大宮南銀座店
埼玉県さいたま市大宮区仲町1-7-2
公式HP:https://hidakaya.hiday.co.jp/hits/ja/shop/2/detail/519.html

ファッションセンターしまむら

埼玉発祥 しまむら

ファッションセンターしまむらの発祥地は、埼玉県比企郡小川町です。1953年に個人商店「島村呉服店」として創業し、その後株式会社へと組織変更。チェーン展開を進めながら成長を続けてきました。2022年には直営ECサイト「アベイル オンラインストア」「シャンブル オンラインストア」をオープン。2023年には創業70周年を迎えています。

創業の地にあった「島村呉服店」は現在存在しませんが、2021年にオープンした「さいたま新都心ファッションモール」のしまむらは、国内最大級の広さを誇ります。興味のある方はぜひ足を運んでみてくださいね。

ファッションセンターしまむら さいたま新都心店
埼玉県さいたま市大宮区北袋町1-602-1
公式HP:https://www.shimamura.gr.jp/shop/map_detail_0203.html

通貨(和同開珎)

埼玉発祥 和同開珎

708年、埼玉県秩父市(当時の武蔵国秩父郡)で自然銅が採掘され、これを朝廷に献上したとされています。この出来事を受け、朝廷は年号を「和銅」に改め、最古の流通貨幣である「和同開珎」が発行されたそうです。

「和銅」が採掘された露天掘跡は、今もなお秩父市黒谷の和銅山に残っています。ここを中心とした一帯は「和銅遺跡」と呼ばれ、見学可能。和銅献上に関係が深いと伝えられる聖神社や、和同開珎のモニュメントも要チェックです。

和銅遺跡
埼玉県秩父市黒谷1918
公式HP:https://wadohosyoukai.com/iseki/

飛行場

埼玉発祥 飛行場

日本の航空発祥の地は、埼玉県所沢市です。ライト兄弟が人類初の有人動力飛行に成功してから8年後の1911年、所沢に日本初の飛行場が完成。そこで、徳川好敏大尉が操縦したフランス製アンリ・ファルマン機が日本初の飛行を成功させ、さらに国産飛行機による初飛行も行われました。

その後、当時、世界一の航空技術を誇ったフランスから、フォール大佐が所沢に赴き、飛行機製作の技術を指導。そのフォール大佐の貢献を讃えて、所沢航空記念公園には彼の胸像が設置されています。

所沢航空記念公園
埼玉県所沢市並木1-13
公式HP:https://www.parks.or.jp/tokorozawa-kokuu/

国民健康保険

埼玉発祥 医療保険

※画像はイメージです

国民健康保険の発祥地は埼玉県越谷市です。越ヶ谷町(現・越谷市)に設立された「越ヶ谷順正会」は、国民健康保険に似た組合としては日本で初めて成立しました。当時、医療は裕福な一部の人々に限られていましたが、この会の設立により、広く医療の恩恵を受けることができるようになったのです。

越谷市役所の敷地内には、国民健康保険の成立を顕彰する「相扶共済の石碑」が建てられています。ぜひチェックしてみてください。

越谷市役所(相扶共済の石碑)
埼玉県越谷市越ヶ谷4-2-1
公式HP:https://www.city.koshigaya.saitama.jp/

埼玉県には「始まり」がいっぱい!

埼玉県発祥のもので、広く知られているものは、ほかにもたくさんあります。そんな埼玉は、この先も「新たな始まり」を生み出してくれる可能性が高そうですね。
今回ご紹介したなかで気になるスポットがあったら、ぜひ訪れてみてください!

[All photos by PIXTA]

PROFILE

あやみ

Ayami ライター

フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。

フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。

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