小江戸川越のストレス解消スポット⁉「川越八幡宮」
愚痴を聞いてくれる神様「ぐち聞きさま」が祀られているのは、埼玉県の人気観光地・川越にある「川越八幡宮」。川越駅から徒歩約6分の場所にあり、約1,000年の歴史を持つ由緒正しい神社です。そんな川越八幡宮の境内には、ストレスを和らげてくれる癒やしスポットがいくつも点在しています。
現代人の悩みを聞いてくれる神様「ぐち聞きさま」
「ぐち聞きさま」とは、「1度に10人もの訴えを聞き分けた」とされている聖徳太子の姿を模した、約10年前から祀られている神様です。現代人のストレス発散の場として設けられ、多くの人々の苦しみや悩みを聞いてきました。
「ぐち聞きさま」の前には椅子が用意されていて、長いと2~3時間も愚痴を聞いてもらう方もいるそうです。人に言えないことや、心のもやもやなど1人では抱えきれないストレスや悩みを聞いてもらうことができるまさにストレス解消スポット。境内の端にあるので、誰かに見られる心配などもなくひっそりと悩みを打ち明けることができます。
ストレス発散!「厄割桃」
「川越八幡宮」には、厄除けの神様である「厄除け(桃)の神様」が祀られています。昔から桃は魔よけの果実とされてきました。日本神話『古事記』にて、「伊弉諾命(いざなぎのみこと)」が魔物を追い払うために桃を投げる場面が描かれていることから、桃は後に神様としてあがめられるようになりました。
境内には、『古事記』に描かれた桃を投げて魔を追い払う神話にちなんだ、「厄割桃」があります。これは、桃玉を厄割石に投げつけて厄を祓う、斬新な厄落としの方法です。普段はなかなかできない「思いきり投げつけて割る」という体験ができるため、ストレス発散にも効果的。
初穂料は1回200円。厄をきちんと落とすためにも、決められた作法に沿って行うことが大切です。
1、厄割石の前に進み深く一礼する。
2、お祓いした桃玉を胸の前で両手に持ち「厄よ去れ!」と念ずる。
3、桃玉を厄割石めがけて投げ、厄を落とす。
4、終わりに深く一礼する。
「川越八幡宮」限定!厄を断ち切る「災厄消除お守り」
「川越八幡宮」独自のお守り「災厄消除のお守り」は、「災厄消除」と書かれた木のお守りを半分にきれいに割って、「厄・災・病」を自ら断ち割るというものです。
お守りを割るという斬新な方法で厄を落とすこの体験は、力を込めて真ん中からきれいに割れたときの爽快感があり、ストレス解消にもなりました。
初穂料は1個500円で、割った片方はお守りとして持ち帰り、もう片方には名前を書いて、木箱に納めます。自分の厄を木箱の中に置いていけるような感覚もあり、厄年の方や最近災難が続いているという方は、ぜひ訪れてみてください。
「川越八幡宮」のフォトジェニックなおみくじ体験
「川越八幡宮」は、花手水が美しいことで知られており、季節ごとに花の種類が変わるそうです。そんな花手水の隣には、珍しい「水みくじ」が置かれていました。自分で選んだ紙を手水鉢の水面に浮かべると、文字が現れるという、少し変わったおみくじです。

「水みくじ」初穂料 1回200円
実際に水に浮かべてみると、すぐに文字が現れました。手水鉢に浮かぶ花がとても美しく、写真映えスポットとして女性から人気なのだそう。帰宅後にもう1度おみくじを見てみると文字が消えていたので、水をかけてみたところ、再び文字が浮かび上がりました。何度も楽しめるのも「水みくじ」の魅力の1つです。

夏限定のスイカみくじ
他にもユニークで可愛らしいおみくじが沢山あったので、チェックしてみてください。
川越八幡宮のアクセス
「川越八幡宮」は、川越駅東口から徒歩約6分、本川越駅からは徒歩約7分の場所にあります。本川越駅の近くには、有名な観光スポット「川越一番街」もあるので、観光のついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。境内には無料の駐車場も完備されているため、車で訪れる方も安心です。
川越八幡宮の紫陽花は今が見頃!
紫陽花スポットとしても知られる「川越八幡宮」。日当たりの関係で場所によって開花時期に差があるとのことなのですが、見頃は例年6月中旬から7月上旬ごろだそうです。紫陽花が彩る季節に、ユニークな“ストレス解消神社”を訪れてみてはいかがでしょうか。
住所:〒350-0045 埼玉県川越市南通町19-3
電話: 049-222-1396(9:00〜17:00)
FAX:049-224-4236
メール:info@kawagoe-hachimangu.net
アクセス:
【電車の場合】
東武東上線・JR埼京線・有楽町線 川越駅東口より徒歩約6分
西武新宿線 本川越駅より徒歩約7分
【お車の場合】
関越自動車道 川越ICより約15分
境内が駐車場となっております。(無料)
※駐車場をご利用の際は川越街道側の参道をご利用ください。
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