フーコック島ってどんな島?
ベトナム南西部のタイランド湾に浮かぶフーコック島は、約589平方キロメートルの広大な面積を持つベトナム最大の島。カンボジアとの国境に近い位置にあり、手つかずの熱帯雨林やエメラルドグリーンの海、真っ白な砂浜が広がる自然豊かなリゾート地として知られています。
そんなフーコック島は、国際空港開港や2020年の市昇格を機に観光インフラが急速に整備され、世界中から観光客が訪れる人気の旅行先へ発展。現在は高級リゾートホテルや多彩なレストラン、ショッピング施設が点在し、自然の美しさと快適な滞在環境が融合。
ベトナム国内の都市からのアクセスも良好なことも要因し、近年ではアジア諸国を中心に人気の観光地として注目されているスポットです。
これぞフーコックの真骨頂!色鮮やかな海を探検
フーコック島に来たからにはまずは海にいかねば! その思いで訪れたのは、島の最南端・アントイ港。フーコック島海域では、もとより周囲に浮かぶ島々を船で交流する文化があったらしく、それの延長線として島を巡るアイランドホッピングもアクティビティとして人気なのだそう。
ということでいざボートに乗り込みいざ出航! 波しぶきをあげながらハイスピードで進む船内は、上下左右に揺れまくりでもう楽しい! かなり揺れるので乗り物酔いしやすい人は対策をしておくと◎
しばらくしてたどり着いたのは、海に浮かぶアクティビティ船「NAUTILUS NAMASTE」。ここでは海中を歩くシーウォーキングを体験。専用のヘルメットをかぶってフーコックの海をのぞき見します。
海中では某人魚が主役のアニメ映画さながらに、鮮やかな熱帯魚とサンゴがお出迎え! 思っていた以上に透明度があるし、ヘルメット内の息苦しさもなくて楽しい。シーウォーキングは本格的なダイビングと違ってお手軽に体験できるのもいいところ。
ちなみに自持ちのカメラを持って撮影もOK。もし機材がない場合も現場のスタッフがバッチリと記録しておいてくれるので、体験あとに番号札を伝えて思い出を受け取れます。
料金:大人1人15分 約10,000円~(送迎込み)
ナイトマーケットでローカルを満喫!
続いて向かうのは、フーコック島のドが付くほどのローカルスポット・ナイトマーケットへ。島内最大級の規模で開かれているこのマーケットでは、衣服、食品、雑貨の販売店や飲食店がところ狭しとひしめいて大賑わい!
観光客ももちろんいるけど、ズズッとフォーを啜っているおじさんや、子どもたちのカンフー?教室……など、地元民の日常を感じられる場面が多くて楽しい。

日本では絶滅危惧種のカブトガニもここでは立派な食材
お土産品を販売している店もたくさんあり、フーコック島の名産品のヌクマム(魚醤)、真珠アクセサリー、ローカルなお菓子など、買い迷うものばかり。筆者はお土産にヌクマムと同じ名産品の胡椒を購入。1ビンでたった100,000VND=560円! 安すぎ!
世界最長のロープウェーで島を大興奮の空中散歩!
さてさて、海、ローカルときたら、次の目的地は空!!! 「Hon Thom(ホントム)ケーブルカー」は、フーコックに来たからには必ずや体験してほしいアクティビティ。というのも、 何を隠そうこのロープウェーの全長はなんと約7.9kmで世界最長! 日本最長の苗場ドラゴンゴンドラ(5,481m)の約1.5倍の空中散歩を体験できます。
フーコック南部エリアからホントム島までを繋ぐこのロープウェー。乗車後はぐんぐんと高度が上がっていき、あっという間に海と島を一望できる景色に。ゴンドラの平均の高さは約50mで、最高到達点は驚異の170m超! 自然の美しさもさることながら、こんな大規模な乗り物を作ってしまう人間の技術たるや……。
ちなみにゴンドラの乗り心地はかなりバツグンで、支柱を通るとき以外はほぼ揺れません。高所恐怖症の筆者でも全く怖くなかった、というか、現実離れしていて怖さも吹き飛ぶほどに楽しいアドレナリンがドッバドバ! 空を飛ぶってこんな感覚なのかも?
料金:大人 約4,200円~/子ども(1.4m以下)約3,400円~(往復料金)
映えもエンタメも盛りだくさん!熱狂のサンセットタウン

@ishiguro atsushi
近年、開発著しいフーコック島。アントイ地区の「サンセットタウン」は、ベトナムの企業グループ・Sun Group(サングループ)による大規模開発によって興った街。南ヨーロッパを彷彿とさせる街中には、ホテルやレストラン、ショップ、フットマッサージ店がギッシリで、ローカルというよりはバブリーな雰囲気。

橋には世界各国の恋愛に関する言葉の刻印も
そんなウハウハな街には、思わず写真を撮りたくなる映えスポットも満載。なかでもこぞって観光客が訪れる「Kiss Bridge(キスブリッジ)」は、橋の中央に50cmほどの隙間が空いていて、パートナーたちがキスをする愛のあふれる映えスポット。影のシルエットがはっきりとする夕暮れときは特に混雑するので余裕をもって訪れて。
観覧料金:約280円~ ※16:00以降は料金が倍
フーコック島の夜はサンセットタウンのシアターでほぼ毎日開催(※)される、一大スペクタクルショー「Kiss of the Sea(キスオブザシー)」でシメるのがおすすめ。水上の巨大スクリーンを舞台に、映像、レーザー光線、噴水、炎、アクロバティック、花火……などなどが入り混じるエンターテイメントで、これを観ずしてフーコック島は語れない(と思う)。※火曜日は休演
まあ正直、ショーの内容はよくわからないんだけど、圧倒的な情報量と迫力が容赦なく降り注いでそんなこと気にならなくなるから大丈夫(笑)。このなんでもアリな派手さ加減……東南アジア感満載でサイコー!!
ちなみに、このショーと先述した「Hon Thom Cable Car」と「Kiss Bridge」を一挙に巡るなら、もろもろの利用料金がコミコミになっているチケットがおすすめ。Sun World Hon Thomの公式サイトをはじめとしたオンラインで購入可能です。
フーコック島旅行もベトナム航空・ビジネスクラスで!

フーコック島行のビジネスクラス座席
今回、フーコック島への渡航に利用したのは、ベトナムのナショナルエアライン・ベトナム航空のビジネスクラス。快適な特別な座席シートや充実のサービスで、旅のはじまりと終わりを特別な時間に演出してくれます。
ビジネスクラスでありながらも、少し背を伸ばせば十分に届く価格帯なので初めてのビジネスクラス利用にもおすすめ! フーコック島への国内線利用はもちろん、ベトナムへ渡航する際の選択肢の一つとし利用を考えてみてはいかがでしょうか?
ベトナム航空のビジネスクラスの魅力や様子を知りたい方は、以下の搭乗記事をチェックしてみてください!

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