【世界一美しい図書館！？入場無料！】フォトジェニックなビクトリア州立図書館｜オーストラリア・メルボルン

八角形の入り口から撮影する

ビクトリア州立図書館の象徴ともいえるのが、壮大な「ラ・トローブ閲覧室」。八角形の形をしていて、八角形のあらゆる側から入場することができます。そのためそれぞれの入り口から動画を撮ると、美しい空間に迷い込んだ様子を撮影できます！ 高くそびえるドームの設計になっているので、吹き抜けになっている天井が奥行きを生み出すのです。

ドーム型の天井から柔らかな光が差し込み、八角形に配置された机が美しい調和を生み出しています。クラシカルなデザインと開放感が融合した空間に一歩足を踏み入れると、時間を超えた世界へ迷い込んだかのような感覚に包まれるでしょう。

ビクトリア州立図書館は150年以上の歴史を誇り、数百万冊の蔵書を抱えるオーストラリア最大級の公共図書館です。オーストラリアの歴史資料や貴重な原稿も収蔵されており、研究者から学生まで幅広く利用されています。

単なる観光スポットにとどまらず、文化遺産としての役割を担い続けている点も見逃せません。

机が美しい

本が並び、勉強したり作業できるラ・トローブ閲覧室は、クラシックな緑のランプが可愛い。実際に利用している人の邪魔にならないように座ってみると、場の雰囲気を感じる写真が撮影できます。

八角形に広がる本棚がすごい

ラ・トローブ閲覧室にある本棚も必見です。整然と並ぶ机と本棚が幻想的な風景をつくり出します。ここに沿って本を探している写真を撮ると、背の高い本棚を感じることができます。

最上階まで上がってみる

今までは1階を紹介していましたが、最上階まで上がってみましょう。最大の撮影スポットは、先ほどまでいた八角形に広がる壮大な「ラ・トローブ閲覧室」。

高くそびえるドーム型の天井から光が差し込み、最上階の回廊から見下ろす構図が世界で最も美しいと言われる所以。シンメトリーを意識して中央に収めれば、まるで絵画のような一枚が完成します。広角レンズやスマートフォンのパノラマ機能も活躍します。

天井のドームも必見！

隠れた撮影スポットを探す

ラ・トローブ閲覧室だけでなく、館内には写真映えする隠れスポットが点在しています。吹き抜けの階段など、少し歩き回って、自分だけのお気に入りアングルを見つけるのも楽しみのひとつです。また、図書館の別館や廊下も見逃せません。

静かな空間の中に時折現れるモダンな展示やアート作品は、古きと新しきが共存するメルボルンらしさを感じさせてくれます。足早に通り過ぎるのではなく、少し立ち止まって周囲の“静寂のデザイン”を探してみてください。写真好きなら、自分だけの「秘密のアングル」を見つける喜びに出会えるでしょう。

撮るだけでなく、感じる時間を

撮影をひとしきり楽しんだら、図書館のカフェ「Mr Tulk」でひと休みを。クラシカルな建物を眺めながらコーヒーを味わえば、メルボルンの知的で穏やかな空気を全身で感じられます。

また、館内にはギフトショップも併設されており、図書館の外観をモチーフにしたポストカードやノートは旅のお土産にぴったり。

図書館は誰でも無料で入館可能なので、読書をする人、調べ物をする人、写真を撮る人が同じ空間を静かに共有しています。この「静けさをともにする文化」こそが、メルボルンという街の魅力を象徴しているように感じます。

正面もお忘れなく！

内観も素晴らしいのですが、図書館の正面も必見です。1854年に建てられた重厚なファサードは、まるで歴史あるヨーロッパの宮殿のよう。荘厳な石造りの外壁と広々とした階段が印象的で、観光客だけでなく地元の学生たちもここで集い、昼下がりを楽しんでいます。

おすすめは、広角レンズで建物全体をフレームに収める構図。手前に人々の姿を小さく入れることで、建物のスケール感がより際立ちます。また、夕暮れ時の撮影も見逃せません。オレンジ色の光が石壁を柔らかく照らし出し、まるで時間が止まったかのような美しさを見せてくれます。

写真好きなら、空の色が変わる“ゴールデンアワー”を狙うのがベストです。

おすすめの訪問時間

訪問するのにおすすめの時間は、午前中、オープンしてすぐ。メルボルンの中でも人気スポットなので、早く行かないと観光客で混雑することも。そして図書館ゆえに実際に利用している方のお邪魔になりたくないので、オープン直後が記念撮影しやすい。そして無料で入館できる点も大きな魅力です。

ビクトリア州立図書館は、単なる観光地ではなく、市民の日常に寄り添う“生きた文化空間”です。訪れる時間帯によって、光の表情も、人々の雰囲気も変わります。朝の清らかな光、昼下がりの温もり、そして夜の静けさ。その一瞬一瞬が、旅人にとっての特別な写真となるでしょう。

メルボルンを訪れるなら、ぜひカメラを手にこの場所へ。本と光に包まれた静かな時間が、きっとあなたの旅のアルバムを豊かに彩ってくれるはずです。

©︎Keiko Morota
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PROFILE

もろたけいこ

Keiko Morota ライター／テレビプロデューサー

某キー局勤務・ドラマプロデューサー。多忙な仕事のスキマ時間で旅をするスキマトラベラー。世界一周も2回経験し、81カ国渡航・行っていない大陸は南極だけ。女性誌の読者モデルを務め、旅とファッションも諦めず、時にはバックパックも背負う冒険家スタイル。最近はマイルハックも勉強中でお得に旅する方法を追求中。

某キー局勤務・ドラマプロデューサー。多忙な仕事のスキマ時間で旅をするスキマトラベラー。世界一周も2回経験し、81カ国渡航・行っていない大陸は南極だけ。女性誌の読者モデルを務め、旅とファッションも諦めず、時にはバックパックも背負う冒険家スタイル。最近はマイルハックも勉強中でお得に旅する方法を追求中。