一生に一度は見てみたい!NYのサンクスギビングデーのパレード&ブラックフライデーの意外な一面とは?

Posted by: もろたけいこ

掲載日: Nov 18th, 2025

感謝祭(サンクスギビング・デー)は、アメリカでは家族や友人と過ごす大切な祝日。毎年11月の第4木曜日に行われ、今年2025年は11月27日がその日です。一方、観光客としてニューヨークでこの日を迎えると、まるで街全体が魔法にかかったように「ホリデーシーズン」へと切り替わる瞬間を体験できます。特に有名なのが、セントラルパーク沿いの大通りを封鎖して開催される「Macy’s Thanksgiving Day Parade(メイシーズ・サンクスギビングデー・パレード)」。全米中継されるこの一大イベントは、ニューヨークの冬の始まりを告げる象徴的な光景です。ただ観光地を巡るだけでは味わえない“季節の始まり”を感じられるこの日。そして楽しみは翌日のブラックフライデーへと続きます。お祭り騒ぎの街を歩きながら、ニューヨークのエネルギーを肌で感じることができる瞬間。一生に一度は見てみたい! ニューヨークでのサンクスギビングデーの楽しみ方を実体験からご紹介します。

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※写真はすべて2024年の様子になります

Macy’s Thanksgiving Day Paradeの見どころと歴史

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メイシーズのパレードは1924年にスタートしました。当時は「クリスマス・パレード」として、メイシーズ百貨店の社員が動物やマーチングバンドを連れて行進したのが始まりと言われています。その後、巨大なキャラクターバルーンが登場し、テレビ中継も加わって、今では世界で最も有名なパレードの一つとなりました。

ニューヨークの高層ビル群を背景に、スヌーピーやピカチュウなど人気のキャラクターをはじめ巨大バルーンが空を舞う光景は圧巻。アメリカ文化とエンターテインメントの粋が詰まったイベントです。朝8時から始まるパレードは、アッパーウェストサイドのセントラルパーク周辺からミッドタウンのメイシーズ本店(34丁目)までを行進。沿道は早朝から人で埋め尽くされ、観光客も地元の人々も一体となって盛り上がります。

パレードを楽しむための準備と心構え

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目指す通りは6th Avenue。この通りに沿ってパレードが行われます。パレードをしっかり楽しむためには、少しの準備と心構えが大切です。

まず、早起きが鉄則。 人気の観覧エリアでは朝6時頃から場所取りが始まり、ベストポジションを確保するなら最低でも7時前には現地到着がおすすめです。筆者は雨の日、朝8時に到着しましたが、すでに最前列は埋まっていました。

Macy’s のパレードのルート
https://www.macys.com/s/parade/route/

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防寒対策も重要ポイント。ニューヨークの11月下旬は気温が0度近くまで下がることもあります。ダウンジャケットや手袋、カイロを用意しておくと快適に過ごせます。通りに人が集まるので軽装で行くのがおすすめです。

また人混みの中で背の低い筆者は撮影が大変だったので自撮り棒が活躍しました。自撮り棒を使って動画撮影し、人混みの中でもなんとか見ることができました。また雨の日は傘が邪魔になるのでレインコートを準備すると安心です。移動手段は地下鉄が便利ですが、パレードルート周辺は交通規制が多いため、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

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また当日朝のニュースで準備している様子がテレビに流れているので気になるバルーンを事前にチェックするとカメラにバッチリおさえることもできます。筆者が感動したのは、ニューヨークにミッキーとミニーが来るということ! あらかじめニュースで知り、「絶対に肉眼で見たい!」と思いしっかり見ることができました。

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パレードには日本のアニメ「ワンピース」のキャラクターなどが登場する年もあり、国際的な魅力も満載。マーチングバンドの演奏やダンサーのパフォーマンスも迫力満点で、観ているだけで気分が最高潮に達します。ニューヨークでしか味わえない、一生に一度は体験したいイベントです。

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さらに楽しみたい人は、パレード前日もお見逃しなく。なんと、WEST72丁目とセントラルパークウエストで、パレードの風船を膨らませる様子が見られるんだとか! こちらも要チェックです。

今年(2025年)の様子はこんな感じなのだとか……! マリオやバズ・ライトイヤーまで!
https://www.instagram.com/reel/DQmYVe_Dj3k/

パレード後のおすすめアクティビティと街歩き

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パレードが終わっても、感動の余韻に浸りながら街を歩くのがニューヨーク流の過ごし方。ゴール地点のメイシーズ本店があるミッドタウン周辺は、イルミネーションやウィンドウディスプレイが華やかに彩られています。日中も素敵ですが、夜のイルミネーションも素敵。必見です。

この日はアメリカ人にとって「家族で過ごす日」でもあるため、閉まっているお店も多いのですが、セントラルパークやブライアントパークを散策するには絶好のチャンス。人混みを避けて、静かなニューヨークを感じられる貴重な1日です。

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七面鳥(ターキー)

そして感謝祭といえば忘れてはいけないのが「七面鳥(ターキー)」。多くのレストランではこの日に特別メニューを提供しており、事前予約をしておくと本格的なアメリカン・サンクスギビング・ディナーを味わえます。クランベリーソースやマッシュポテトを添えた七面鳥を食べれば、気分はすっかり現地の人の仲間入りです。

翌日から始まるブラックフライデーの熱気

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感謝祭の翌日、ニューヨークは一気に“ショッピングモード”へ突入します。ブラックフライデーは全米最大のセール日で、メイシーズをはじめ、アップル、ナイキ、レゴ、トイザらスなどの人気店が大幅値引きを実施。

街全体が賑やかになりますが、筆者が驚いたのは「実際の盛り上がりはオンライン中心」という点でした。近年はオンラインセールが主流になっており、実店舗での“争奪戦”はやや落ち着いている印象です。

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ブラックフライデーの狙い目は、靴かも…!?

とはいえ、メイシーズ本店やタイムズスクエア周辺のショップは今も人気。早朝から並ぶ買い物客や、ウィンドウショッピングを楽しむ観光客の姿が多く見られます。実店舗では限定セールやギフト特典もあるため、事前に「どの店を狙うか」をリストアップしておくと効率的です。

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また、ブラックフライデーの熱気を感じつつも、無理に買い物だけに時間を費やさず、街歩きやカフェ巡りを組み合わせるのもおすすめ。ブライアントパークのホリデーマーケットや、ロックフェラーセンターのクリスマスツリー点灯準備など、観光にも見どころが満載です。

ニューヨークで“ホリデーシーズンの始まり”を体験しよう

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ニューヨークのサンクスギビングデーは、ただの祝日ではなく「冬のニューヨークが動き出す日」。Macy’sのパレードを朝から見て、街の一体感に包まれ、夜は七面鳥を味わい、翌日はブラックフライデーで買い物を楽しむ。そんな流れを一度に体験できるのはこの時期だけです。

観光客にとっては、ニューヨークの文化、季節、エネルギーを全身で感じられる最高の旅の瞬間。ぜひ今年はこの特別な数日間を現地で過ごしてみては?

Macy’s
所在地 151 W 34th St., New York, NY 10001 アメリカ合衆国
営業時間 日曜日〜木曜日 10:00~21:00
金曜日、土曜日 10:00~22:00
https://www.macys.com/stores/ny/newyork/herald-square_3.html

©︎Keiko Morota
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。

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PROFILE

もろたけいこ

Keiko Morota ライター/テレビプロデューサー

某キー局勤務・ドラマプロデューサー。多忙な仕事のスキマ時間で旅をするスキマトラベラー。世界一周も2回経験し、81カ国渡航・行っていない大陸は南極だけ。女性誌の読者モデルを務め、旅とファッションも諦めず、時にはバックパックも背負う冒険家スタイル。最近はマイルハックも勉強中でお得に旅する方法を追求中。

某キー局勤務・ドラマプロデューサー。多忙な仕事のスキマ時間で旅をするスキマトラベラー。世界一周も2回経験し、81カ国渡航・行っていない大陸は南極だけ。女性誌の読者モデルを務め、旅とファッションも諦めず、時にはバックパックも背負う冒険家スタイル。最近はマイルハックも勉強中でお得に旅する方法を追求中。

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