【実はソレ佐賀が発祥!】ロングセラー貼り薬「サロンパス」やこどもびいるなど!各スポットの観光情報も紹介

Posted by: あやみ

掲載日: Dec 1st, 2025

日本各地にはさまざまなはじまりの場所、つまりは発祥の地が点在しています。それらは私たちが普段よく目にするものだけでなく、その地域ならではのユニークなものまでがあり、人によってはその始まりの地を、聖地として訪れる人もいるのだとか。そんな都道府県各地のはじまりを紹介する本連載、今回は佐賀の発祥をご紹介します。

吉野ケ里遺跡

吉野ヶ里遺跡

佐賀県が発祥!観光におすすめのスポットも

サロンパス

サロンパス

※画像はイメージです。

鳥栖市東部は「サロンパス」を誕生させた、久光製薬株式会社の前身「小松屋」が生まれた地です。1847年、田代売薬の一業者として久光仁平氏が立ち上げました。

明治に入ると薬業界は激しい競争に直面しますが、2代目・久光与市氏は屋号を「久光常英堂」と改め、1871年に軍事薬にも指定された「奇神丹」を開発。

さらに1903年、3代目・久光三郎(のちの中冨三郎)氏は、事業を法人化し、「朝日万金膏」を大量生産する体制を整え、全国へ展開。1934年には、ユーザーの悩みに応える清潔な白色タイプの貼り薬として「サロンパス」が誕生しました。

サロンパスは、今もなお愛され続けるロングセラーになっています。

サロンパスについて詳しく知りたいのなら、「鳥栖工場」の見学へ。製造過程のライン見学のほか、ビデオ上映や商品説明などを行っています。

久光製薬株式会社 鳥栖工場
佐賀県鳥栖市田代大官町408
公式HP:https://www.hisamitsu.co.jp/company/kouzyo.html

こどもびいる

こどもびいる

※画像はイメージです。

「こどもびいる」で知られる株式会社友桝飲料は、1902年に小城市で生まれた小さなラムネ屋からスタートしました。

転機は1998年。福岡のもんじゃ焼き店「下町屋」の店主が、ほとんど売れなかったガラナをビール瓶風に見立て、ラベルを「こどもビール」に貼り替えて提供したところ、たちまち人気商品に。この評判を受け、友桝飲料に本格的な製造・開発が依頼されました。

友桝飲料は試作と改良を重ね、地域契約制の導入やFOODEX JAPANへの出展など地道な販路開拓。その結果、2004年ついに正式な「こどもびいる」が誕生しました。

レトロな瓶とビールのような泡、すっきりとした味わいは、今も子どもから大人まで大人気です。

友桝飲料は工場見学を行っています。生産ラインの見学はもちろん、ラベルづくり体験、オリジナルドリンク試飲なども楽しめますよ。気になる方はぜひ訪れみてくださいね!

株式会社友桝飲料 小城工場
佐賀県小城市小城町岩蔵2575-3
公式HP:https://www.tomomasu.co.jp/factory

伊万里・有田焼

伊万里 鳥居

陶山神社

伊万里・有田焼の起源は豊臣秀吉の朝鮮出兵までさかのぼり、佐賀藩主・鍋島直茂をはじめとする大名たちが、多くの陶工を日本へ連れ帰ったことから発展しました。

1616年には陶工・李参平が有田・泉山で白磁鉱を発見し、日本で初めて磁器が焼かれたと伝えられています。さらに有田に定住した陶工たちは技術を磨き、1646年には酒井田柿右衛門らが赤・緑・黄などで文様を描く赤絵付けに成功。日本初の色絵磁器を完成させたといわれています。

17世紀後半には、景徳鎮窯の衰えで需要が高まり、オランダの東インド会社を通じてヨーロッパに広まりました。現在は、大きく分けて「古伊万里」「柿右衛門」「鍋島」の三様式があり、美しい磁肌や絵付で多くの人を魅了しています。

やきものの町ならではの風情が感じられる「陶山神社」には、「陶祖 李参平碑」の碑が建っています。有田焼の大鳥居や狛犬、大水瓶、玉垣も必見です。

陶山神社
佐賀県西松浦郡有田町大樽2-5-1
公式HP:https://arita-toso.net/

カキ小屋

かきごや

※画像はイメージです。

カキ小屋の発祥地は、藤津郡太良町といわれています。有明海沿いの国道207号(通称:たらカキ焼海道)には、カキ小屋が並び、カキに加えて、竹崎カニやイカといった新鮮な魚介類を味わうことができます。

このカキは「竹崎カキ」と呼ばれ、プリプリとした食感でボリューム満点なのが魅力です。可食部分の水分が少ないのも特徴で、焼いた時に身が縮みにくく、一口頬張ると旨みと甘みが口いっぱいに広がります。ぜひ味わってみてくださいね。

たらカキ焼海道
佐賀県藤津郡太良町
公式HP:https://tara-kankou.jp/news/000204.html

グリコの「ゴールインマーク」

道頓堀

道頓堀グリコサイン

実は江崎グリコ株式会社の象徴「ゴールインマーク」は、佐賀市で誕生しました。創業者・江崎利一氏は佐賀市出身で、八坂神社を訪れた際に、子どもたちが駆けっこで両手を上げてゴールする姿を目にし、その力強いポーズに着想を得たといいます。

その後、利一氏は近くの小学校で象や花など複数のデザイン案を提示し、子どもたちに人気投票を実施。最も支持を集めた「ゴール・イン」のポーズが、トレードマークとして採用されました。

JR佐賀駅南口から延びる大通り沿いには、江崎利一氏を含む幕末から明治時代を中心に活躍した、佐賀県にゆかりのある25体の偉人像が建っています。

偉人像
佐賀県佐賀市
公式HP:https://sagaishin-kokorozashi.jp/monument/

葉隠

赤穂浪士

※画像はイメージです。

佐賀市は「葉隠」発祥の地として知られています。2代藩主・鍋島光茂に仕えた山本常朝は、光茂の死後、1700年に金立町へ隠棲。そこへ同藩士・田代陣基が訪れ、武士の心得や生き方について常朝の語る内容を書き留めたものが『葉隠』です。

常朝の居所近くには、光茂夫人が追善のために建立した千部経塔が残っているほか、東側には常朝の偉業を今に伝える「常朝先生垂訓碑」が建っています。

葉隠発祥の地
佐賀市金立町大字金立黒土原
公式HP:https://www.city.saga.lg.jp/main/883.html

佐賀は暮らしと文化を形づくる始まりの宝庫

佐賀県には、「サロンパス」や「こどもびいる」、日本磁器の源流となる伊万里・有田焼、太良町のカキ小屋文化、武士道書『葉隠』など、多種多様な発祥が集まっています。これらの原点をたどれば、佐賀の歴史や精神、ものづくりの力が見えてくるでしょう。ぜひ発祥の地を巡り、佐賀の奥深い魅力に触れてみてください。

[All photos by PIXTA]

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PROFILE

あやみ

Ayami ライター

フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。

フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。

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