ノマドの街チェンマイに誕生。日本人旅人が作った「Koenji Guest House & Bar Chiang Mai」

Posted by: 伊藤良二

掲載日: Feb 10th, 2026

2025年11月、ノマドの聖地と呼ばれるタイ・チェンマイに、日本人が手がけた新しいゲストハウスが誕生しました。ノマドの拠点として知られるチェンマイですが、英語圏のコミュニティは多くある一方で、日本人同士が自然につながれる場所は、意外と多くありません。そんな中でオープンしたKoenji Guest House & Bar Chiang Maiは、ノマドだけでなく、在住者や旅人も集う場として注目されています。この場所を作ったのは、高円寺で出会った二人の日本人。どんな思いでこのゲストハウスを立ち上げたのか、企画者本人に話を聞きました。

Koenji Guest House & Bar Chiang Mai入口の看板

バーとコワーキングを備えたチェンマイの新拠点

Koenji Guest House & Bar Chiang Maiの外観

Koenji Guest House & Bar Chiang Maiは、3階建ての建物に屋上、コワーキングスペース、バーを備えたゲストハウスです。

客室は個室をはじめ、ツイン、トリプル、ドミトリー(男女共用・男女別)まで幅広く用意されています。長期滞在を想定し、洗濯機などの設備も整えられています。

Koenji Guest House & Bar Chiang Maiのドミトリールーム

場所はチェンマイ市内で最も賑わうチェンマイナイトバザールから徒歩約10分。川沿いに位置し、夜は静かに過ごせる環境です。

高円寺で出会った二人が描いた場所

このゲストハウスを企画・運営しているのは、日本人の二人です。

Koenji Guest House & Bar Chiang Maiを監修する二人の日本人(左:浅野さん / 右:三谷さん)

Koenji Guest House & Bar Chiang Maiを監修する二人の日本人(左:浅野さん / 右:三谷さん)

二人が出会ったのは東京・高円寺。服屋や飲み屋、音楽など、さまざまなカルチャーが自然に交差する街で意気投合しました。

二人ともタイへの訪問経験があり、そのうちの一人は世界一周の旅を経験しています。旅先で多くのゲストハウスに滞在し、人が肩書きや国籍を越えて集まる場の心地よさを実感したといいます。

話を聞いて印象的だったのは、この場所の目的が「宿を運営すること」ではなく、「人が集まるコミュニティをつくること」だという点でした。

チェンマイは観光にもワーケーションにも適した、コンパクトで暮らしやすい街。一方で、まだ発展の余地があり、人の関係性が育つ余白も残されています。

そこで二人が思い浮かべたのが、出会いのきっかけになった高円寺の雰囲気でした。
特定の誰かを選ぶわけでもなく、気づけばいろいろな人が自然に集まっている。そんな空気を、チェンマイでも作れないかと考えたといいます。

そのための手段として選んだのが、ゲストハウスという形でした。

Koenji Guest House & Bar Chiang Mai入口の看板2

人が立ち寄りやすく、滞在の中で関係が生まれやすい。
そうした考えから生まれたのが、Koenji Guest House & Bar Chiang Maiです。

滞在と交流が交わるコミュニティスペース

コミュニティスペースとしての中心になるのが、1階に併設されたバーと、2階のコワーキングスペースです。

Koenji Guest House & Bar Chiang Maiのロビー

Koenji Guest House & Bar Chiang Maiで販売されているチェンマイのクラフトビール

1階のバーは宿泊者以外も利用でき、チェンマイ在住の日本人が日常的に足を運びます。あえて在住者が使える場にしたのは、「ここに来れば誰かがいる」という感覚を残すため。実際に、顔見知りになった人が再訪し、そこから新しい人が加わる流れも生まれています。

こうした小さな紹介や口コミを通じて、無理のない形でつながりが広がっている点は、この場所ならではです。業種や立場を問わず、人が自然に混ざり合う。その空気感は、二人が高円寺で見てきた交流の形とも重なります。

Koenji Guest House & Bar Chiang Mai2階のコワーキングスペース

今後は2階のコワーキングスペースも活用し、ノマド向けのワークショップや外部団体とのコラボレーション企画も構想しています。

「お客さんと店、という関係ではなく、関わる人それぞれが自分ごととして参加できる場にしたい」。そう語る浅野さんの言葉どおり、ここは滞在に交流という付加価値が自然に加わるゲストハウスです。

清潔感を大切にした宿づくり

Koenji Guest House & Bar Chiang Maiのシャワールーム付き個室

シャワールーム付きの個室

ゲストハウスである以上、日本人向けに清潔感を重視している点も、Koenji Guest House & Bar Chiang Maiをおすすめする理由の一つです。

清掃について話を聞くと、日々の掃除や管理をとても丁寧に行っていることが伝わってきました。

館内は全体的に清潔で、共用スペースも気持ちよく使えます。

Koenji Guest House & Bar Chiang Maiの共用スペース

Koenji Guest House & Bar Chiang Maiの洗濯機と屋上スペース

屋上には洗濯機や洗濯物を干すスペースもあります。

Koenji Guest House & Bar Chiang Mai屋上のチルスペース

共用スペースやシャワールームも手入れが行き届いており、相部屋に抵抗がある人でも安心して利用できそうです。実際に訪れてみると、ゲストハウス特有の雑多な印象はほとんど感じませんでした。

Koenji Guest House & Bar Chiang Maiの共用シャワールーム

女性専用シャワールームの洗面台には、リファのドライヤーを設置。目立つ設備ではありませんが、こうした細かな配慮からも、滞在時の快適さを大切にしている姿勢が伝わってきます。

旅はもちろん、ワーケーションにも

この宿が向いているのは、チェンマイで少し腰を落ち着けて過ごしたい人です。

ノマドワーカーとして作業に集中したい人。旅の途中で立ち止まり、街の日常に触れたい人。一人旅でも、誰かと程よくつながれる場所を探している人にも合います。

無理に交流を求められることはありませんが、バーや共有スペースにいれば、自然と会話が生まれることもある。そんな距離感が、この宿の特徴であり魅力です。

チェンマイという場所だからこそ出会える人や体験。
そのどちらにも寄り添ってくれる場所を探しているなら、一度足を運んでみる価値はあるはずです。

Koenji Guest House & Bar Chiang Mai

◆宿泊料金の目安

・個室トリプル / 3名 / 2,200฿
・個室ダブル / 2名 / 1,700฿
・個室ツイン / 2名 / 1,700฿
・個室ダブル / 2名 / 1,200฿
・個室ツイン / 2名 / 1,200฿
・男女混合ドミトリー / 共用 / 450฿
・女性専用ドミトリー / 共用 / 500฿

travelist

PROFILE

伊藤良二

Ito Ryoji タイ在住ライター、タイ旅行ブロガー

タイ在住三年目のライターです。バンコクを拠点に現地取材と撮影を行い、ブログ「 タイ一択 」を運営しています。
集英社オンラインなど複数媒体で、タイの旅、文化、街の今を発信しています。

【キャッチフレーズ】
足で取材するバンコク在住ライター

タイ在住三年目のライターです。バンコクを拠点に現地取材と撮影を行い、ブログ「 タイ一択 」を運営しています。
集英社オンラインなど複数媒体で、タイの旅、文化、街の今を発信しています。

【キャッチフレーズ】
足で取材するバンコク在住ライター

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