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中華料理店の回転テーブルは中国ではなく日本で誕生した!【日本の不思議】

Oct 24th, 2017

日本と海外の文化ギャップは、TABIZINEでも長く人気を誇るテーマ。そのギャップを楽しめるのは、日本という国の独特の文化や風土あってこそです。そこで今回は、日本発祥の世界で愛されるもの、実は日本が世界一という意外なトピック、日本独特の興味深い文化などなど、知られざる日本の面白い部分を「日本の不思議」と題し特集したいと思います!


外国で生まれた道具だと思って使っているものの、実は日本発だというアイテムがまれにあります。その1つが中華料理店にある回転テーブル。料理を乗せてぐるぐると回すあのアイテムですね。

中国発じゃないの?中華料理店の回転テーブルは日本で誕生した【日本の不思議】
ちょっと大きな中華料理店にはある定番の机で、横浜や神戸や長崎の中華街はもちろん、香港、台湾、マレーシアの田舎町の中華料理屋でも普通に見かけたテーブルですから、てっきり中国で生まれたのかと思っていました。しかし実はあの回転テーブル、日本発だったのですね。

 

東京の料亭が回転テーブルを考案した

中国発じゃないの?中華料理店の回転テーブルは日本で誕生した【日本の不思議】 (C)ホテル雅叙園東京

中華料理を食べる際に見かけるあの回転テーブル、考案した人は東京の芝浦で自宅を改修し、純日本式料亭『芝浦雅叙園』をオープンした細川力蔵という人だと言います。雅叙園はその後1931年に目黒に移り、2017年には目黒雅叙園からホテル雅叙園東京へと名称を変更していますが、その創始者が、

<席に座ったまま料理をとりわけ、次の人に譲ることができないか>(ホテル雅叙園東京のホームページより引用)

との思いから、1932年(昭和7年)に回転テーブルを考案したそう。まさにおもてなしの心が作り出した日本発の発明品だったのですね。

中国発じゃないの?中華料理店の回転テーブルは日本で誕生した【日本の不思議】 (C)ホテル雅叙園東京

ホテル雅叙園東京から提供を受けた資料には、回転テーブル誕生の背景がより詳しく書かれています。宴会や披露宴などの席で、大きなテーブルの真ん中に大皿の料理が置かれていた場合、同席者に初対面の人が居ると、取り分けなどでお互いが気を遣って腰を上げたり、席を立ったりする必要がありますよね。

こうした顧客の姿を見て、「何か着座したまま自分の好きな料理をとりわけ、次の人にお皿を譲る方法はないか」と、上述した細川力蔵氏が考えたみたいです。

開業時、雅叙園の建築を任せた棟梁(酒井久五郎氏)に細川氏が依頼して制作させた世界初の回転テーブル第1号は、修復され雅叙園の中華料理レストラン『旬遊紀』の個室(王城)で現役で活躍しているとの話。

ホテル雅叙園東京の方に提供してもらった写真を見ると、単に機能性だけではなく、見た目の美しさ、華やかさも追及したテーブルだと分かります。

また、創業者のおもてなしの心は、雅叙園で日本初の総合結婚式場のサービスも生み出したそう。美容室、写真室、神社での挙式、料亭やホテルでの披露宴と、当時の結婚式は全ての会場が異なり、移動が大変だったと言います。

そこで雅叙園は出雲大社より神霊を迎えて神社を作り、一カ所で全てが完結する総合結婚式場サービスを日本で初めて提供したと言います。今に至るまでに22万組の夫婦を送り出したそうですから、その実績もすごいですよね。

さて、回転テーブルが日本発祥だと知った中国人の反応は?

坂本正敬

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