「焼きたて東京カステラ」カラメリゼ

11月15日（水）にリニューアルオープンする『上野風月堂本店』。風月堂といえばクリームを丸いウエハースではさんだ「ゴーフル」で有名ですが、今回のリニューアルで新たに登場するのが、職人が店舗で作り上げる生ゴーフルとも言える「ゴーフレーシュ」と、その場で焼きあげる「焼きたて東京カステラ」です。

どちらも本店限定販売。東京の新たなお土産として人気が出そうな注目のスイーツを、早速試食してきました！

究極のおいしさを追求！もちっとした食感の「ゴーフレーシュ」

「ゴーフレーシュ」※画像はイメージです。　(C)Ueno-Fugetsudo

「ゴーフレーシュ」とは、「ゴーフル」と、フランス語で“フレッシュな”という意味を表す“フレーシュ”を掛け合わせたもので、『今この場で楽しむフレッシュなゴーフル』を表現しているそう。

定番となる「シュガーバター」「キャラメル」に加え、この日は季節に合わせた限定の味「マロン」も登場。店内で焼き上げるので、できたてがいただけます。

まずは冷蔵庫から丸めた生地を取り出し、“挟み焼き”の鉄板の上にのせます。

焼きあがった生地は風船のようにぽってりふくらんでいますが・・・

この生地をコテで平らにし、丸く型抜きます。

薄い生地を職人さんの技術で2枚に開き、生地がかわかないように霧吹きをします。さらに生地にクリームをはさんでできあがりです。

「ゴーフレーシュ」はゴーフルとは全く違った食感でもっちりしています。中のクリームがまた絶品で、シュガーバターはフランス産の赤砂糖“ベルジョワーズブリュン”とバターのみで作り上げた、シンプルながらもコクのある濃厚なクリーム。もっちりした生地と砂糖しゃりしゃりとした食感が絶妙なおいしさです。

「キャラメル」は、“ベルジョワーズブリュン”を使用した自家製のキャラメルソースとバターで仕上げたクリームで、滑らかな口どけとほんのり感じる塩気が特長。まるで生キャラメルを食べているような幸せを味わえます。

季節限定の「マロン」は、香り豊かな秋の味。どれも濃厚でコクのある甘みが口いっぱいに広がる、今までにない新しいスイーツ。満足感たっぷりのお菓子です。

店内では世田谷にある「NOZY COFFEE」よりシングルオリジンの豆を特別にブレンドして仕入れ、注文してから豆を挽き、目の前で、一杯一杯ハンドドリップ。できたてスイーツにぴったりのコーヒーでした。

もちろん、テイクアウトもOK。専用の箱に入れてくれますよ。

次は、江戸時代から愛されてきた「東京カステラ」を食べきりサイズに店舗で焼きあげた「焼きたて東京カステラ」をご紹介！

キューブ型の形もフォトジェニックな「焼きたて東京カステラ」

「焼きたて東京カステラ」※画像はイメージです。 (C)Ueno-Fugetsudo

一つひとつ銅釜で焼きあげられる「東京カステラ」を、受け継がれる製法はそのままに5種類のトッピングで楽しめるのが、「焼きたて東京カステラ」。

江戸時代から続く「6面焼き」製法は、6方向から火を通すため、6面すべてにこんがりと焼き色が付きます。別名「６面焼きカステラ」とも呼ばれているそう。

トッピングは、ホイップバター、ホイップクリーム、あんこ、蜂蜜、カラメリゼの5種類。個人的には蜂蜜との組み合わせとカラメリゼが好きでしたが、あんこバター、蜂蜜ホイップクリームなど、トッピングを組み合わせて楽しむのもいいですね。

左はゴーフル、右は東京カステラ

店内にはこの他にもお土産にぴったりの風月堂のお菓子が並びます。従来のゴーフルや東京カステラも、可愛い缶に入っていてついパケ買いしてしまいそう。

創業270年を迎える上野風月堂。古くから続くお菓子も、本店限定の新しいおいしさも、東京のお土産としてチェックしておきたいですね。

[Photos by Aya Yamaguchi]

山口彩

Aya Yamaguchi 統括編集長

インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE（タビジン）」「イエモネ」「novice（ノーヴィス）」「bizSPA!フレッシュ」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。