石畳の坂道をぐんぐん登る
神戸や長崎のように、洋館や教会が立ち並ぶ港町・函館。
幕末、日米和親条約によって開港され、早くから西洋文化が根付いた街です。
もっとも異国情緒を感じられる元町エリアを訪れてみました。
JR函館駅から市電に乗り、元町付近の駅で降りると、石畳の坂道がたくさんあります。
どれも景観がすばらしいので、坂道を登りながら、ついシャッターをたくさん切ってしまいます。
坂の上からふもとを眺めてみる景色もすばらしい。
特に、この「八幡坂」は、坂の向こうに海まで見えるという絶景ポイント。さまざまなドラマや映画のロケ地になりましたし、ここからふもとにむかって記念写真を撮る人もたくさんいます。
明治の香り漂う洋風建築の数々
坂道を登ると、たくさんの洋風建築のオンパレード!
石畳の道と相まって、とてもロマンチックな街並みです。
坂の上にある、一番目を引く建物が、「旧函館区公会堂」。バルコニーからの海の眺めは抜群です。
中でドレスのレンタルをしていて、ドレスを着ながら館内で記念撮影を行うこともできます。
こちらは函館ハリストス正教会。
ロシア正教の教会で、全国で2番目に国の重要文化財に指定されました。
このほか、元町にはカトリック教会もあります。
ほどよく運動したら、ランチの時間。坂の中腹にある、レストラン五島軒に入ってみました。
明治12年に創業した老舗の洋食店で、カレーが有名です。こちらの内装もとてもレトロ。おいしい料理と素敵な空間で、しばし日常を忘れてしまいました。
[All Photos by Akiko Imai]