ここ数年、シンプルで可愛いデザインの北欧雑貨が人気を集めています。今年10月にはデンマーク発の100円ショップ「フライングタイガー」の旗艦店が表参道にオープンするなど、来年も北欧ブームは続きそうな模様。(フライング タイガーについての記事はこちら)昨今の人気にあやかり、北欧系のカフェやレストランもじわじわと盛り上がりを見せています。とはいえ、北欧料理やスイーツと言われてもイマイチ想像がつかないかも? ということで、今回はこのタイミングで知っておくとネタになりそうな「北欧のクリスマススイーツ」をご紹介したいと思います。
スウェーデン:ルッセカット
サフラン入りの菓子パン「ルッセカット」。スウェーデンではクリスマスツリーと同じぐらい、クリスマスを象徴する大切な食べ物です。ルカセットのレシピ(イケアHPより)http://bit.ly/1ca6uD2
デンマーク:エーブレスキーバ
ホットケーキのような生地を丸く焼き上げ、粉砂糖とジャムを添えた「エーブレスキーバ」。可愛らしいお菓子ですが、ちょっと大きなたこ焼きのようにも見えます。
フィンランド:ヨウルトルットゥ
パイ生地にプルーンジャムを詰めて焼き上げる星形のクリスマスパイ「ヨウルトルットゥ」。
ノルウェー:リスクレム、ムルテクレーム
クリスマスのデザートとしてノルウェーの食卓を飾るのは「リスクレム」に「ムルテクレーム」。前者は牛乳と生クリームで甘く煮たお米に真赤なベリーのソースをかけたデザートで、後者はベリーとホイップクリームを混ぜたもの。リスクレムには面白い楽しみ方があり、一皿にだけアーモンドを忍ばせます。この一皿に運良く当たればプレゼントがもらえるのだそうですよ。
北欧でもほかのヨーロッパ諸国同様、 クリスマスシーズンになるとたくさんの焼菓子やケーキを用意してお祝いをします。特にショウガ入りのジンジャークッキーは、どの国でも食べられているようです。
最後に、北欧のクリスマスシーズンに欠かせない定番ドリンク「グロギ」のお話で締めくくることにしましょう。クロギとは、英語圏でいう「mulled wine(スパイスを加えたホットワイン)」のこと。赤ワインにシナモンやクローブ、カルダモンなどのスパイスを加えて温めた飲み物です。北欧では、ジンジャースナップと呼ばれる生姜のクッキーと合わせていただくのが定番スタイル。クリスマスシーズンになると、カフェやレストランはもちろん、家庭でも頻繁に登場する飲み物なのだそうですよ。ワインが苦手な人は、ノンアルコールのグロギを試してみるのをおすすめします。