日本でも話題のラーメンバーガーですが、ラーメンバーガーの発案者は東京のラーメン激戦区環七の「バサノバ・ラーメン」でオーナー店長をしていた日系アメリカ人Keizo Shimamoto氏。同氏が日米ファストフードの良いとこ取りをした「ラーメンバーガー」を開発したそうです。
ラーメンとハンバーガーは共に古典的な食べ物であるにも関わらず、ニューヨークでは次々と新店が出来る大人気のメニュー。 その二つが融合したとなれば、新しもの好きなニューヨーカーが見逃すはずもなく、 販売しているブルックリンのフリーマーケットでは、このバーガーを求めて、2〜3時間待ちの列が出来るほどのヒートぶり。 11月には600食完売したとか! そんなに人気と聞いては、食べてみたいもの、と出掛けてみました。
インドアのブルックリン・フリーマーケット「smorgasburg 」。クリスマス直前のためか、思ったほどの混雑もなく、さっそく順番が。
調理中の手元。 固めたラーメンがバンズの代わりですね。胡麻油を塗って、グリルで炙っています。
ハンバーグに特製醤油ソースを塗り、葱とルッコラをトッピング。
両面こんがり焼けたラーメン・パンズで蓋をして、出来上がり。
香ばしく焼けた姿は、焼きおにぎりを思い出させます。
オリジナル・ラーメンバーガー、8ドル也。(2013年12月現在)
ラーメンとハンバーグの相性は?
固めて焼いたラーメンは、ラーメンというより、パリッとした固焼きそばのイメージ。
濃いめの甘辛醤油ソースがラーメンとハンバーグの相性を取り持って、不思議に違和感なし。世界最強のジャンクフードとも言えます(笑)。
食べやすさは?
ラーメンはかなりしっかり固めてあるので、懸念していたような、食べているうちにほぐれてバラバラになることはありません。ちょうど食べやすい厚さのラーメン・バンズは、研究のあとがうかがえます。
ハンバーガー1個だと物足りない人でも、ラーメンバーガーなら満足出来るのでは?味が濃いめなので、ビールとの相性が良さそうです。
ブルックリンの雰囲気にマッチする、和やかなスタッフ。 後方が、オーナーのKeizo Shimamoto氏。
グリーンカレーそば、トムヤムクンそばなど革新的なメニューを出す彼の「バサノバ・ラーメン」は、2013年7月末にニューヨークに進出。 東京のラーメン激戦区環七の1号店に続き、ラーメン店の出店が続くニューヨーク、しかもチャイナタウンに2号店を出店するあたり、かなりのチャレンジャーです。
チャイナタウンの「バサノバ・ラーメン」では、現在ラーメンバーガーを提供していないのは残念ですが、 Shimamoto氏、これからも斬新なアイディアで仕掛け続け、驚かせてくれるかもしれませんね。