©No Pants Subway Ride 2014
クレイジーなイベントが多いニューヨークの中でも際立ったイベントがこのNo Pants in Subway Ride（ズボンなしで地下鉄に乗ろう）。地下鉄の中で、乗客が一斉にズボンやスカートを脱ぎ、パンツ一枚になるという度肝を抜くイベントです。2002年ニューヨークで始まったこのイベントは今年で13回目、今回の参加者は4,000名を超えたそうです。今ではニューヨークのみならず世界各地で行われるようになり、グローバル化しています。
©No Pants Subway Ride 2014
このイベントが面白いのは、
・厳寒の真冬に行われること
（ニューヨークは、夏だと下着に近い格好の人がゴロゴロいます）
・パンツ一枚というスタイルなのに、皆真面目な顔つきで、本を読んだり、音楽を聴いたり、普通に地下鉄に乗っている、
からです。
© Brian Fountain for ImprovEverywhere.com
このイベントの目的は、「皆を、クスッと笑わせること」とニューヨークをベースにしたImprov Everywhereの創設者Charlie Todd氏はUSA Todayのインタビューで答えています。YouTubeを見て頂ければ、そのコンセプトがお分かりになるでしょう。
参加者のスタイルは様々ですが、スーツなどでしっかりドレスアップしているにも関わらず、下はパンツ一枚とギャップがあるほうが面白いです。 パンツは男女ともトランクス型が可愛いと思いますが、如何でしょう？
2014年の参加要項は下記の通りでした。次年度に参加したいという方は、参考にどうぞ。７カ所のポイントで集まると、各リーダーがおり、指示に従って行動します。
１）地下鉄でズボン、またはスカートを脱ぐこと
２）真面目な顔をし続けること
【詳細】
日時：2014年1月12日（1月第２日曜日） 午後3時厳守
場所：ニューヨーク市内7か所のポイントで。
持参：バックパックまたはバッグ（脱いだズボンを入れるため）とメトロカード（地下鉄乗車券）
服装：冬にふさわしい、日常生活のスタイル
Twitter: @ImprovEvery 要チェック
※アフターパーティあり、 参加希望など詳細はFacebookや公式HPにて
© Hideyuki Tatebayashi
1日だけ日常のルールを破って、自分も楽しみ、相手も楽しませるNo Pants in Subway Ride。 自分の心を解放する、小さな旅であるかもしれません。人生は楽しんだもの勝ちということを、ニューヨーカーは良く知っています。
PROFILE
sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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