日本人にとってあまりにも身近な血液型
例えば、誰かと知り合って少し仲良くなってくると「血液型なに?」というのは、日本人にとってはよくあること。パートナーにイライラしても、上司にムカっときても○×型だから仕方ない。なんて、納得したり。でもこれ、日本だけの常識だと知っていましたか?
海外は血液型分布のバランスがよくない
日本人のABO式血液型のバランスは大まかに言うとA:40%、O:30%、B:20%、AB:10%となっているそうです。これ、世界的に見るととってもバランスのいい数字。
純血のブラジル人やペルー人は100%がO型ですし(混血は違います)、インド人はB型が多く、40%に登ります。逆にアメリカにはBとABは合わせても15%ほどしかいません。世界的にはO型が一番多く、O型の少ない地域ではB型が増えるようです。
日本のように偏りのない国はそう多くないため、血液型占いができないんですね。
気軽に血液型を聞けません!
そもそも、日本人はほとんど全員と言っていいほど、自分の血液型を早い段階で知っていますが、海外では病院で検査する必要でもない限り知らないことが多いようです。
なので、私たちが普段お天気の話でもするように「血液型はなんですか?」なんて聞くと、「えっ! 病院でもないのに?」となりかねない。
イギリスのBBCニュース]では、日本人が朝から血液型占いをテレビで放送していたり、血液型で相性を判断したりすることについて、「信じられない! 差別だ」と報道したこともあります。
そうか、外国人には聞かないように気を付けようと思いますが、でも・・・他人を理解できない苦しみを和らげるには、結構効果的なんだけどな? と思ってしまいました。
我々日本人にとって、血液型の話題がなくなると結構不便ですよね?(笑)