日本でも人気急上昇の民芸文化の宝庫、オアハカ州
メキシコといえば、カラフルな民芸雑貨が日本の雑貨ファンの間でも話題ですが、特に民芸品の産地として人気がある地方といえば、メキシコ南東部にあるオアハカ州です。人口の約40%が16の先住民族からなり、メキシコのなかで最も先住民族の比重が高い州だけあって、民族色豊かな伝統工芸の宝庫。とくに、織物や刺繍、染色といったテキスタイルや、美しく彩色された木彫りの人形など、伝統と洗練が絶妙にミックスされた芸術クラスの民芸は、日本のアパレルや雑貨業界にも影響を与えています。
オアハカのミトラ遺跡には、現在の民芸のデザインにも使われる模様が描かれています ©Miho Nagaya
オアハカのミトラ遺跡。美しいレリーフ模様 ©Miho Nagaya
遺跡とサボテン、青い空のコントラストが最高 ©Miho Nagaya
日用雑貨市場で陶器を売るおばさんたち。刺繍エプロンが可愛い ©Miho Nagaya
カラフルなコロニアル都市。オアハカ市街の様子 ©Miho Nagaya
動物を象った木彫りの人形=アレブリヘスの制作風景 ©Miho Nagaya
カラフルな切り紙を飾ったオアハカのレストラン ©Miho Nagaya
オアハカのサン・アントニーニ村の刺繍ブラウス。細かく刺繍された花や鳥が可愛らしい©Miho Nagaya
オアハカじゅうの民族衣装が見られる、舞踊の祭典ゲラゲッツア ©Miho Nagaya
美しいテキスタイルを見るだけでも、うっとり ©Miho Nagaya
日本にいながらにしてオアハカ文化に触れるイベント
そんな豊かな文化にあふれるオアハカに近づけるイベント『BONITA OAXACA』(ボニータ・オアハカ)が約3年ぶりに東京と大阪で開催されます。
ボニータ・オアハカのチラシ
主催は、オアハカの素晴らしい民芸の数々を日本に紹介している「さる屋」。代表の櫻井陽子さんは、オアハカの民芸雑貨を日本へ輸出したり、日本の雑誌のオアハカでの撮影コーディネイトを行う、オアハカ文化を日本に広めるエキスパート。
5月22日には櫻井さんの著書『アルテサニアがかわいいメキシコ・オアハカヘ』(イカロス出版)も発売されます。
櫻井陽子さんの著書 『アルテサニアがかわいいメキシコ・オアハカヘ』(イカロス出版)。
オアハカに特化したガイドブックで、現地の民芸、食、市場の情報をすみからすみまで掘り下げています)
イベントでは、オアハカ州の先住民族サポテコの村、サンマルティン・ティルカヘテより、動物を象ったカラフルな木彫りの人形=アレブリヘスの巨匠、ハコボ&マリア・アンへレス夫妻を講師として招き、アレブリヘスに彩色できるワークショップや、テキスタイル製品や雑貨の展示即売会、オアハカに魅了された日本人アーティストたちによるコンサート、メキシコ料理の販売なども行われます。
また同時期に日本のメキシコ大使館別館でもオアハカを紹介するセミナーが開催されます。
カラフルで生命力あふれるオアハカの空気を、日本にいながらにして体感できる貴重な機会です。
東京
日時:2014年6月6日(金)〜9日(月)11:30~19:00(最終日 9日は17:00まで)
※6月5日(木) プレオープン 17:00~19:00
(アレブリヘス・ワークショップは6月6〜8日開催 ※要予約、有料)
会場:ギャラリー・ニ・モード【渋谷店】
大阪
日時:2014年6月12日(金)~15日(日)
11:30~20:00(最終日15日は17:00まで)
(アレブリヘス・ワークショップは6月13〜15日開催 ※要予約、有料)
※6月11日(木) プレオープン 17:00~19:00
会場:millibar gallery
料金:東京、大阪のイベントとも入場無料
※アレブリヘスのワークショップのみ、事前予約と、受講料が必要になります。
詳細は→「アレブリヘスワークショップのご案内」。ライブはチャージ無料ですが、要ドリンクオーダーです。
イベントの詳細→BONITA OAXACA Vol.2 Tokyo y Osaka
■オアハカ・セミナー
日時:2014年6月6日(金) 18:30~20:00
会場:メキシコ大使館別館5階 エスパシオ・メヒカーノ
千代田区永田町2-15-1
メキシコ大使館 TEL 03-3581-1131
料金:無料【申込み制】
申込み・問い合わせ: 株式会社 メキシコ観光
TEL 03-5643-6161 Eメール:pasela_tyo@pasela.mexicokanko.co.jp