アラビア海をのぞむ国オマーン。砂漠しかないというイメージとは異なり、実は山やビーチなどの大自然を満喫できる国でもあります。今日は、そんな知られざる一面を持つオマーンの魅力をご紹介します。
オマーンの魅力とは
オマーンと聞いて連想するものと言えば、砂漠とサッカー対戦国。昨今の中東圏の情勢も関係し、旅先としてのイメージはあまりないかも知れません。でも、オマーンは不安定な情勢の続く中東圏でも、もっとも安定している国のひとつ。外務省の渡航情報でも、危険情報は出されていません(2014年11月9日現在)。
まずイメージするのは砂漠。実際、国土の70%は砂漠に覆われています。
でも、砂漠だけではありません。オマーンはアラビア海沿岸の国。美しいビーチもたくさんあります。
首都マスカットから、ドルフィン・ウォッチングのツアーに参加することもできます。シュノーケリングもできるなんて、今までのオマーンのイメージがどんどん崩れていきます。
マシラ島では、カイトサーフィンも楽しめます。イスラム圏ということもあり、ビーチで遊ぶ現地の人は少ないそうです。その分、混雑を心配せずにのんびりとウォータースポーツを楽しめそうですね。
ワディシャーブは、オマーン東部の渓谷地帯。ここでは、滝や湖などが点在するオマーン有数の観光スポットです。
ワディシャーブは、ハイキングにもぴったり。道に迷いやすいので、現地でガイドを頼むのが一般的のようです。
外国文化に寛容な人びと
オマーンは、何千年もの間、東と洋が出会う中継地点の役目を果たしてきました。自国の文化を守りつつ、他国との接触を続けながら発展してきました。そのため、今もオマーンの人々は外国文化に寛容だと言われています。
国教はイスラム教。オマーンは石油・ガス輸出国としても知られています。
©Greta Gabaglio / Shutterstock.com
資源が枯渇する将来を見据え、近年では漁業の発展にも力を入れているようです。そんな点から、今後日本との交流が増えていくことが予想されます。
日本からオマーンへは直行便はないため、ドバイを経由するのが一般的です。旅行に最適な時期は、気温が25度前後と過ごしやすい11月から3月まで。年末年始、旅先がまだ決まっていない人は、オマーンを検討してみるのも良さそうです。