中東と聞くと、とても危険なイメージがありますよね? しかし中東と言ってもさまざま。外務省の安全ホームページを見ても、渡航に関して特に注意情報が出ていないエリアもあります。
そこで今回は外務省の情報をもとに、中東でも安全な旅先として候補に入れられる国を紹介したいと思います。周りの友人が行っていなさそうな場所を旅したいという人は、ぜひともチェックしてみてくださいね。
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1:オマーン国
最初は中東のアラビア半島にあるオマーン。アラビア半島は紅海とペルシャ湾に挟まれた巨大な半島ですね。その半島の南側、アラビア海に面した国がオマーン国になります。「ありえない!日本人がオマーンで驚いたこと16選〜卵の賞味期限が3か月!?〜」ではカルチャーギャップの面白さが語られていました。
人口は442万人で首都はマスカット。主な観光地もこのマスカットに集中しています。例えばカーブース王大モスク 、ロイヤル・オペラハウスなどは特に有名。
さらにはオマーン国の飛び地で、ホルムズ海峡に突き出したハサブという町の美しい海岸線も人気ですよね。氷河が作った急傾斜の奥深い入江をフィヨルドと言いますが、似たような海岸線が広がっています。
外務省からの危険情報もなく、英語も広く通じるオマーン。中東の旅の主要な候補になってくれそうですね。
2:アラブ首長国連邦
次はオマーンのお隣、アラブ首長国連邦ですね。日本ではUAE(United Arab Emirates)という呼び方の方が知られているかもしれません。先のサッカー・ワールドカップ予選の試合で、日本代表が敗れてしまった国。サッカーファンにはなじみ深い国ですよね。
アラブ首長国連邦の観光地と言えば、真っ先にドバイが思い浮かびます。砂漠に作られた未来都市。ブルジュ・ハリファ、ブルジュ・アル・アラブなどの高層ビルが立ち並ぶ景観は、度肝を抜かれますよね。ブルジュとは「塔」などを意味するのだとか。「なぜか見ると元気が出る、思わず二度見のドバイ建築!!」でもドバイの景観の魅力を紹介しました。
同国の首都はアブダビですが、日本人にはドバイの方が知名度は高いかもしれません。他にはアブダビにあるシェイク・ザイード・グランドモスク、エミレーツ・パレスなども人気。治安に関しても外務省から特に警告が出されていません。
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3:カタール国
最後はカタール国。同じくアラビア半島にある一国で、アラブ首長国連邦の隣、ペルシャ湾に突き出した小さな半島の国になります。国土の面積は秋田県くらいだとか。人口は226万人ほど。首都はドーハですね。
またサッカーの話で恐縮ですが、ドーハと言えば“ドーハの悲劇”で有名な場所。あの人気サッカー選手・三浦知良選手らが全盛期のころに率いていた日本代表が、試合終了数分前に同点ゴールを決められ、初のワールドカップ出場を逃した悲劇的な場所ですね。
もちろん競技場だけでなく他にも、イスラム芸術博物館、カタラ文化村、ステート・グランド・モスクなどの観光地が市内にはいっぱい。外務省によると治安の問題はないと言います。
以上、危険なイメージのある中東の中でも、安全と言われる国をピックアップしましたが、いかがでしたか? ただ、外国に旅行に出かけるのですから、普段以上の警戒や防犯意識は必要になってきます。安全だからと油断は怠らないように注意をしつつ、一方で思う存分、旅を楽しみたいですね。
[外務省安全ホームページ – 外務省]
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