生の胡椒を食べたことがありますか？
キッチンに欠かせない調味料、胡椒。粉、あらびき、ホールと、さまざまなタイプのものが売られています。しかし、生の胡椒のおいしさは、日本ではあまり知られていません。
収穫したての新鮮な胡椒を、塩水に漬けて瓶詰めにした商品が、食通の間で密かな人気を集めています。仙人スパイスの「純胡椒」です。
蓋を開けると、胡椒がふさのまま入っています。これを一粒ひとつぶもいで食べます。
プチッとはじける食感があり、フレッシュで芳醇な風味が口いっぱいに広がる。「胡椒ってこんな味だったんだ！」と感動してしまいます。
純胡椒の栽培地はインドネシアのカリマンタン島
純胡椒の胡椒は、インドネシアのカリマンタンという島で育ったもの。ボルネオ島の一部であるカリマンタン島に行くには、ジャワ島の都市から飛行機を乗り継いで約1日。カリマンタン島の町についてからも、胡椒畑のある村までは車にゆられて4時間ほど。
村にはわき水が多くあり、土壌が豊か。ここで育つ胡椒は、インドネシアのなかでも特段に香り高く、しっかりとした辛みがあるのだそう。
たわわに実った胡椒。胡椒の色って、黒ではなく緑色なんです。
収穫は村の女性たちの手を借りて。熟練の技が光ります。胡椒がこの地にやってきたのは、インドネシアがオランダ統治下にあった時代の終わり頃。栽培は、将来の土のあり方を村人と話し合い、化学肥料をできる限り使わない農法にしているのだとか。
収穫したての胡椒。時間がたつと黒く変色してしまうため、すぐに塩漬けにします。そうしてできあがるのが、「純胡椒」です。
生胡椒のおいしい食べ方あれこれ
ワインやビール、焼酎、日本酒・・・どんなお酒にも合います。
塩むすびの上にちょこんとのせて。お米の甘みと胡椒の刺激が相性バツグン！
パンやクラッカーとももちろん合います。チーズの上に数粒どうぞ。
ハンバーグの具に埋め込んで・・・
ハンバーガーにしてもGOOD！
生牡蠣にのせて。ころがり落ちないように、カットするとのせやすい。
そのほか、お刺身やサラダ、目玉焼きにトッピングしたり、パスタやオムレツに混ぜてもいい。さすが胡椒、あらゆる料理に合います。
ぜひ一度、生の胡椒を自分の舌で味わってみてほしいと思います。目から鱗が落ちるおいしさですよ。
[Photo by 純胡椒 仙人スパイス]
[shutterstock.com]
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