オーストラリア最高齢のおじいちゃんが編み続けたペンギンのセーター

Posted by: Maaya

掲載日: Feb 28th, 2015

ペンギンのセーター
(C)Penguin Foundation/Phillip Island Nature Parks

「なんてお洒落なペンギン!」

そんな声も聞こえてきそうなくらい可愛いですが、このセーターの秘密を知っていますか? 決してお洒落のために着ているわけではないんです。

ペンギンのセーター
(C)Penguin Foundation/Phillip Island Nature Parks

鍵を握っているのは、オーストラリアに住む109歳のAlfred Dateさん。

先程のペンギンが着ていた可愛らしいセーターは、たった数日でたくさんのボランティアの人が編んでくれたものだそうですが、そのうちの一人がAlfredさんなんです。ペンギンの為にセーターを編み続ける理由とは・・・?

ペンギンのセーター

それは、原油漏れ事故。

オーストラリアの南部ヴィクトリア州のフィリップ・アイランドは、フェアリー・ペンギンのパレードが観察できることで有名ですが、原油漏れによってペンギンたちが傷ついてしまっていたのです。

羽についた原油を取ろうとして毒を口にしてしまったり、原油が原因で体が冷えやすくなってしまったり・・・ペンギンたちを原油から守るためにセーターが必要だったんですね。そして、フィリップ・アイランドにある【Phillip Island Penguin Foundation/ペンギン財団】が「ペンギンの為のセーターを編んでください」と呼びかけました。

そこで立ち上がったのがこのおじいちゃん! オーストラリア最高齢だというAlfredさんが、ペンギンたちのためにセーターを編み続けたのです。

ペンギンのセーター
どこか誇らしげなペンギン (C)Penguin Foundation/Phillip Island Nature Parks

Alfredさんの行動に心温まりますが、元はといえば人間の責任。原油で体中をベトベトにさせてしまうなんてことにならないようにと、考えさせられるお話です。

[Mashable]
[Photo by Shutterstock.com]

PROFILE

Maaya

Maaya

日本大学芸術学部で写真学科を専攻後、旅写真に魅了される。気ままにに海外を放浪しながら写真を撮るフリーランス。この世界には色々なことがあるけれど、それでもとても美しい一瞬がある。まだ知らない世界を見てそんな一瞬一瞬に出会う旅をしたい。第2回世界旅写真展入選。

日本大学芸術学部で写真学科を専攻後、旅写真に魅了される。気ままにに海外を放浪しながら写真を撮るフリーランス。この世界には色々なことがあるけれど、それでもとても美しい一瞬がある。まだ知らない世界を見てそんな一瞬一瞬に出会う旅をしたい。第2回世界旅写真展入選。

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