日本の約1.5倍の国土を誇るフランス。これは本土だけの話で、カリブ海のマルティニーク島やアフリカ沖のレユニオン島などの海外領土と合わせればかなりの大きさに! そういったこともあり、フランスはお土産のセレクションが豊富です。
そこで今回は、春から夏にかけて賑わう南フランスに焦点を当てて、フランス土産を選んでみたいと思います。日照時間が長く、ビーチリゾートが充実している南部は、夏のバカンスに最適ですよ!
【プロヴァンスの「ソープ、コスメ、香水」】
時期になると、ラベンダーやハーブの絨毯が美しいプロヴァンス。太陽をたっぷり浴びて育まれた植物や果実由来のソープや化粧品、香水などが有名です。国内でも知名度の高い「ロクシタン」、「フラゴナール」などもプロバンス生まれ。当地には大手メーカー以外にも、街中を歩けば南仏コスメは至る所で見かけます。
【プロヴァンスの「ハーブミックス」】
ローストや煮込み料理に使うと、素材の香りや旨みを引き立てるハーブ。プロヴァンス地方のハーブミックスという意味の「Herb de Provance(エルブ・ド・プロヴァンス)」を始め、当地はさまざまなハーブの産地でもあります。これは本当に使いやすく、持っておくと便利!
「サラダ用」「ピザ用」「肉用」「魚用」なんていう、それぞれの料理に合わせたハーブが予めミックスされているものもあったりします。これなら、ハーブを使う習慣のない人に渡しても、お料理の際にチャレンジしてもらえそう! プロヴァンスのハーブは、ポプリのようなパッケージも可愛いです(お料理が苦手な人は、ポプリの代わりにしても)。
【マルセイユの「カクテルミックス」】
冒頭のレユニオンやマルティニーク島では、ラム酒にフルーツを加えたカクテルが昔からよく飲まれているそうです。そこにヒントを得たカクテルミックスは、ドライフルーツや花、ハーブに砂糖などが透明なグラスにギュッと詰まっています。とてもオシャレな見た目には、贈る側だけでなく自分自身もキープしておきたくなるほど!
飲む際には材料をピッチャーに移して、ラムやジン、ワインなどを混ぜて1時間〜2日ほど寝かせてから楽しみます。こちらは南仏マルセイユを拠点とするフレーバー・デザイン会社「Quai Sud(ケ・シュッドゥ)」より発売。南仏各地の食材店、パリならデパート「ギャラリー・ラファイエット」のグルメ館で取扱っています。
【トゥールーズの「スミレ製品」】
フォアグラや鴨肉が有名な南西部のトゥールーズ。パテやコンフィをお土産にするのもいいけれど、女性にプレゼントするならスミレ製品もなかな素敵。バイオレット・フィズを作るのにぴったりなスミレのリキュール、スミレのハチミツ、スミレの砂糖漬け、スミレの香水にソープなど、さまざまなスミレ製品が揃います。
スミレの砂糖漬け、スミレで香り付けした砂糖、小麦粉などが入った「スミレのマフィンミックス」、スミレチョコレートにスミレのサシェ。トゥールーズらしさが感じられるお土産です。
エピスリーと呼ばれる食材店、お土産店、パティスリーなど、スミレグッズは市内の至る所で購入できます。
ここでは紹介しきれないほど、南フランスのお土産は多種多様です。現地を訪れたら、街のエピスリーやお土産店を覗いてみてくださいね。
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