2015年4月1日、NYCファイナンシャル・ディストリクトにオープンした“Le district”(ル・ディストリクト)。
カフェ(コーヒー、チョコレート、デザート)、マーケット(魚、肉、チーズ、パン、花)、ガーデン(サラダ、スパイス類、コーヒー豆)、レストラン(フレンチ・ブラッセリーなど)の4つのコーナーに分かれています。
やっと来た遅い春。2015年は3月末まで雪が降ったので、チューリップも待ちかねたように一斉に咲きました。NYC西南端のHudson River(ハドソン川)沿いにあり、対岸にニュージャージーが眺められます。水辺にある広々とした公園は、お散歩に良いですよ。
旧ワールドファイナンシャルセンター、現在Brookfield Place(ブルックフィールド・プレイス)の1階にあります。ランチタイムは、近隣の金融関係で働くオフィスワーカーで溢れていました。
NYCで最も高給取り、舌も目も肥えた彼等を夢中にさせている“Le district”(ル・ディストリクト)の魅力とは。
Café District カフェ・ディストリクト
入り口には、女性が心ときめくキャンディーショップが。実際、女性が次々に吸い込まれていきました。
美しいキャラメルやヌガー、クッキー、チョコレート。夢に見たようなお菓子です。さすが、フレンチ!
パッケージが美しく、センスの良いお土産にもなりそうです。
皆の大好きなマカロンもありますよ。バナナ&キャラメル、ラズベリーなど。
NYのガサツな(失礼)ケーキとは全く違う、繊細なフレンチのガトーにウットリ。女性は素通りできない、ケーキのエリア。
目の前で焼いてくれるクレープ
焼きたてのクロワッサン、ブリオッシュと、カフェオレやカプチーノでブレイク。
Market District(マーケット・ディストリクト)
美味しそうなサンドイッチは、迷うほどの種類の多さ。素敵なランチができますよ。
種類豊富なフロマージュ(チーズ)、プロシュートやサラミは垂涎の的。ワインのつまみに買って帰りたくなりますね。
新鮮な魚介類、高級なステーキ用牛肉などもあります。品質の良さはもちろん、価格の高さにも驚かされます。近隣は、マンハッタンでも家賃が高いことで知られるBattery Park City(バッテリーパークシティ)、セレブも多く住むTribeca(トライベッカ)などの超高級住宅地ですから、価格設定は強気。
ブーケが買えるお花屋さんもあり、男性は急なデートにも対応可能です(笑)。
ひと休みしたくなったら、
カウンターで、小腹を満たし、喉を潤せますよ。
その場で焼いてくれるソーセージ。スープやサラダと一緒にどうぞ。Restaurant District(レストラン・ディストリクト)では、本格的な食事ができます。
同ビルの2階には、“Hudson Eats”という巨大なフードコートがあり、リバーサイドの景色を楽しみながら食事ができます。
TABIZINEでもご紹介したUmami Barger(ウマミバーガー)や、カップケーキのSprinkles(スプリンクルズ)の人気店や、マクロビ、ベジタリアン向けなど感度の高い店が並んでいます。
日本食が恋しいあなたには、”Blue Ribbon Sushi”(ブルーリボン寿司)もありますよ。
“Le district”(ル・ディストリクト)で買い求めたパンやケーキは、ここで戴くのも良いですね。
ニューヨーカーにとってWTCエリアは、いまだ胸の痛みを感じる足の向けにくい場所でした。商業開発で全く違った名称のビルになり、NYCに明るい空気をもたらしてくれそうです。以前にご紹介したトレンディなGansevoort Marketや、日本にも出店しているイタリア系マーケットEataly(イータリー)とは異なった、フレンチのエスプリを感じるマーケットですよ。
[All photo by Hideyuki Tatebayashi]
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