しっとりした食感と、焦がしバターの風味が魅力の焼菓子「フィナンシェ」。フランスでは、マドレーヌと並ぶ定番のスイーツで、どこのパティスリーでも購入することができます。マドレーヌよりも少し濃厚な味わいは、コーヒーにベストマッチ!
フィナンシェは長方形の型で作りますが、飲み終わった後の牛乳パックで大きく焼いて切り分けると、気軽に作ることができます。本格的な味わいのフィナンシェに挑戦してみましょう。
無塩バター…70g
薄力粉…70g
アーモンドパウダー…30g
粉砂糖…90g(一部上白糖でも可、グラニュー糖はNG)
塩…ひとつまみ
卵白…120g
【作り方】
1. まずは焦がしバターを作ります。手鍋にバターを入れて弱〜中火にかけ、バターが溶けてほんのり茶色く色づくまで5分ほど加熱。
2. ボウルに薄力粉、アーモンドパウダー、粉砂糖、塩を入れて泡立て器でダマがなくなるまでよく混ぜたら、卵白を加えてなめらかになるまで混ぜる。
3. 2のボウルに焦がしバターを加えて泡立て器でよく混ぜたら、ラップをして冷蔵庫で約1時間休ませる。
4. クッキングシートを敷いた牛乳パック型に生地を半量流し入れて、180℃に予熱したオーブンで15分ほど、おいしそうな焼き色がつくまで焼く。型からクッキングシートごと取り出して、粗熱が取れるまでそのままに。
5. 残りの生地も、牛乳パックの型にシートを敷いて、同様に焼き上げます。冷めたら4等分に切り分けます。
材料を混ぜていくだけなので、お菓子作り初心者の方でも失敗なく作れますよ。
牛乳パック型の作り方
洗ってよく乾かした牛乳パックは、注ぎ口部分を全開にして、縦長の側面を一面切り取ります。
(C) Aya Yamaguchi
注ぎ口部分をホチキスで数カ所止めて長方形の箱を作ります。厚みがあるため、多少デコボコするかもしれませんが、箱になれば大丈夫。
クッキングシートを内側に敷いたら、型の完成です!
実はお金と関係があった!? フィナンシェの由来
フランス語で「金融家」という意味のフィナンシェ。こんがりしたきつね色の焼菓子が金の延べ棒のように見えたという説や、パリの金融街で人気を博したという説が、「フィナンシェ」の由来として語り継がれています。
フィナンシェはそのままでも、チョコチップやナッツ、ドライフルーツなどをトッピングして焼き上げてもおいしいものです。
焼きあがったフィナンシェを紙皿のボックスに入れれば、ちょっとした贈り物にもよさそうですね。
[レシピ制作:sweetsholic]