ヨーロッパの中でも芸術の街として知られるチェコ・プラハ。「チェコ・フィルハーモニー」の本拠地があったりするなど、音楽の街としても有名です。
そんな、芸術が集まる魅力いっぱいの街チェコ・プラハですが、この街には「世界で最も美しい」と言われる図書館があることはご存知でしょうか。
魔法の世界に入り込んでだような図書館「Klementinum」
(C) Klementinum

チェコ・プラハの中心部、旧市街にある「Klementinum(クレメンティヌム)」は世界で最も美しいと言われる図書館の一つです。
街の風景に溶け込むシックな外観とは違い、中に入るとそこには何とも美しいインテリアの数々が。外観と中のインテリアのギャップは、まるで、魔法の世界に入り込んでしまったかのような気がしてしまうほどです。
(C) Klementinum
建物は歴史あるバロック建築によって建てられており、中のインテリアは18世紀そのままの姿で残っているのが特徴的です。ホールの天井には Jan Hiebl氏によって描かれたフレスコ画があり、目を見張るような美しさが辺り一面に漂っています。
(C) Klementinum
ここは元々1556年にイエズス会によって建てられた修道院でした。17世紀にはイエズス会のための大学として使用されるようになり、18世紀になると、皇后であるマリア・テレジアによって大学の図書館として認定され、その後、一般市民のために開放されるようになりました。
(C) Klementinum
そのため、現在もイエズス会が使用していた作品の多くが残されており、建物内にある天文地球儀や天文時計などは必見のコレクションとなっています。図書館の所蔵数は2万冊以上。現在も市民から愛される図書館として利用されています。
(C) Klementinum

また、この図書館では様々なイベントが開催されているのも特徴の一つ。図書館内にある鏡の礼拝堂ではドヴォルザーク交響楽団のメンバーによる演奏会などがあり、さすが音楽の街。
天文台にはカップルのためだけの席が用意されていたり、プロポーズ用のプランも! こんな美しい場所でプロポーズとは、なんてロマンチックなんでしょうか。
(C) Klementinum

いかがでしたでしょうか。世界一美しいと言われる図書館、読書好きじゃなくても行ってみたくなるような素敵な場所なのは間違いありませんね。