北海道、その雄大で厳しい自然に憧れる人は少なくないと思います。また、そうした憧れは映画やドラマに描かれている世界から来ている場合も多いですよね。
そこで今回は学生時代に映画を学んだ筆者が、北海道旅行に出掛ける前に観ておきたい、旅の予習の映画を紹介したいと思います。
1:「幸福の黄色いハンカチ」山田洋次監督
北海道の映画と言えば、やはり外せない一作が「幸福の黄色いハンカチ」。舞台は釧路、網走、帯広、夕張など大自然が目白押しのエリアです。
「よく聞くけど、どんな映画なの?」という方。簡単に言えば日本を代表するロードムービーです。
ひょんな流れから一台の車に同乗することとなった、出自の全く異なるの3人(高倉健、武田鉄矢、桃井かおり)。道中でお互いを理解していくなかで、刑務所を出所したばかりの男(高倉健)にとって深い意味を持つという黄色いハンカチを確かめに、皆で夕張を目指す物語です。
現在の夕張駅には、駅のホームに黄色いハンカチが見られます。映画の登場人物のように、実際に確かめに行ってみては?
2:「鉄道員」降旗康男監督
廃線になる鉄道の終着駅で、間もなく定年を迎える駅長(高倉健)の物語。仕事一筋で、娘や妻の亡くなった日ですら駅に立ち続けた主人公に、ある奇跡が起こります。
この映画の物語は架空の駅で進みますが、実際にロケが行われた場所は南富良野。ロケで使用された駅舎は名前こそ違いますが実在しており、駅そのものは映画の撮影を記念して、いろいろと展示物が飾られています。
映画の中では冬の厳しさが描かれていますが、何だか北海道はそうした光景もすごく詩的でいいんですよね。
3:「星に願いを。」冨樫森監督
最後は「星に願いを。」です。看護師を演じる竹内結子が主演のラブストーリーで、愛する人を失った彼女に起こる1つの奇跡の物語が、函館を舞台に展開します。
路面電車が映画の中で効果的に描かれており、函館の詩的な景観も見どころ。函館は北海道の中でも主要な観光地の1つです。旅行の前は予習がてらチェックしてみるといいかもしれませんね。
以上、北海道旅行の前に予習しておきたい映画を紹介しました。他にも「北の零年」「しあわせのパン」「北のカナリアたち」「学校2」など北海道を舞台にした映画は少なくありません。
全部見るとなると大変です。好きな俳優が出演しているなど何かピンと来た作品だけでも一度チェックしてみては?
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