【中国旅行者必見!】中国八大料理、それぞれの味の特徴と代表的な料理

Posted by: sweetsholic

掲載日: Mar 18th, 2016

薬膳や漢方といった体に良いイメージがある一方、脂っこくてちょっぴり重い・・・といった印象もある中華。でも、さすがは国土の広い中国。地域ごとに、味付けや素材の使い方がかなり異なります。

中華のイメージが変わる? 知っ得「中国八大料理」

北方出身の中国人一家と1年半ほど暮らした経験があるのですが、あっさりした味付けと野菜を多用する北方家庭料理の美味しさに開眼! トンカツやお寿司しか知らなかった外国人が「お浸し」や「煮物」に目覚めるといったところでしょうか。

それぞれの地域の料理の特徴を知れば、もっと中華が楽しくなるはず! そこで今回は、中華八大料理のおおまかな特徴と代表的な料理をご紹介します。地図と照らし合わせて、想像を膨らませてみてくださいね。

あっさり優しい味の「福建料理」

中国東南の沿岸にある福建省。海に面していることから、魚介類をふんだんに使った料理が多く、あっさり淡白な味付けで滋養に優れています。出汁に魚や牡蠣の乾物を使ったり、長崎ちゃんぽんを思わせるような麺料理があったりと、日本人の私たちにもかなり親しみやすい味付けです。

代表的な料理・・・海鮮燜麺(長崎ちゃんぽんのようなスープ麺)、太極明蝦(海老料理)、芋泥(タロイモをペーストにしたデザート)など。

中華のイメージが変わる? 知っ得「中国八大料理」
海鮮燜麺

素材の味を生かした「浙江料理」

風光明媚なことで知られる浙江省。上海からほど近い場所にありながら、とてもゆったりした雰囲気です。浙江省は魚やエビの産地で、料理の味は香り高く爽やかで淡白。素材の味を生かした料理が味わえます。また、この地域の歴史を反映した料理も多く、調理法もバラエティ豊かです。

代表的な料理・・・龍井蝦仁(海老を浙江省のお茶「龍井茶」で炒めたもの)、爆墨魚巻(イカの巻き揚げ)、東坡肉(豚の角煮)など。

中華のイメージが変わる? 知っ得「中国八大料理」
東坡肉 

海の幸・山の幸が豊富な「山東料理」

中国北方の山東省。明・清の時代には宮廷料理の主流とされる料理だったそうで、北京や天津など周辺の地域にも大きな影響を与えたと言います。現在は北京料理も含めて「山東料理」と呼ばれており、味の特徴は塩辛く、彩り鮮やか。海の幸・山の幸をふんだんに使った料理が楽しめます。

代表的な料理・・・水餃子、糖醋黄河鯉魚(黄河鯉の甘酢あんかけ)、羊肉湯(羊肉のスープ)など。

中華のイメージが変わる? 知っ得「中国八大料理」
水餃子

親しみのある「広東料理」

中華の中でも、世界で一番食べられている中華料理といえば南方の広東料理! 酢豚にチャーハンなど、普段から食卓に上るものがずらり。揚げ物、あんかけ、煮込み料理、揚げ炒めといったさまざまな調理法と、多種多様な食材を使った料理が味わえます。マカロニなど、外国の食材を料理に取り入れることも。香港料理もこのカテゴリーに入ります。

代表的な料理・・・土鍋飯(土鍋ご飯に肉や魚介類などの具を乗せてしょう油ベースのたれをかけたもの)、飲茶、フカヒレ料理など。

中華のイメージが変わる? 知っ得「中国八大料理」
飲茶

痺れる辛さの「四川料理」

内陸部の四川省。省都の成都、重慶、楽山、内江などの地方料理が融合したもので、唐辛子・胡椒・花椒(ホアジャオ)・生姜・豆板醤などを主な調味料とした「辛い」味付けが特徴です。でも単に辛いだけでなく、コクと旨味もたっぷり。中国本土ではもちろん、世界中にファンの多い中華料理のひとつ。

代表的な料理・・・麻婆豆腐、回鍋肉、担々麺、水煮魚片(魚の切り身たっぷりの鍋料理)など。

中華のイメージが変わる? 知っ得「中国八大料理」
麻婆豆腐

辛くて酸っぱい「湖南料理」

南方の内陸部にある湖南省。さまざまな材料を用い、油、唐辛子、薫製肉を多用します。辛味と酸味が強く、四川料理と並ぶ「辛い料理」として有名です。湖南省出身の毛沢東は、酸味を効かせた辛い湖南料理が大好きだったそうです。唐辛子を多用するからでしょうか、「湖南省出身の人は気性が激しい」という噂も!

代表的な料理・・・麻辣子鶏(スパイシーな唐揚げ)、紅焼肉(豚のしょう油煮)、湘拌黄瓜(ピリ辛キュウリの和え物)

中華のイメージが変わる? 知っ得「中国八大料理」
紅焼肉

柔らかく優しい味の「江蘇料理」

中国東部、北方と南方にまたがる江鮮省。上海も含む「江蘇料理」は、濃厚でいて淡白、柔らかくて甘みのある塩味が特徴です。四季折々の食材を取り入れるため、旬の味が楽しめます。また、アヒルを使った料理もよく食べられています。

代表的な料理・・・鴨包魚翅(アヒルのフカヒレ包み蒸し)、松鼠桂魚(はりねずみに見立てた華やかな魚料理)、大煮乾絲(細切り豆腐のうま煮)など。

珍味を味わうなら「安徽料理」

中国の中部、江鮮省の隣に位置する安徽。山菜や野生動物、川魚などを用いた煮込み料理や煮物、遠火焼きが有名です。油を多用した、濃い味付けが特徴。栄養バランスを重視、漢方などを料理に使った養生法もこの地域の料理の特徴です。

代表的な料理・・・火腿燉甲魚(スッポンの煮込料理)、紅燒果子貍(ハクビシンのしょう油煮)、腌鮮桂魚(塩漬けにした淡水魚の姿煮)

いかがでしたか? 家庭や外食でもおなじみのものから、まったく聞いたことのない料理まで、中華は非常にバラエティが豊富です。次回、中華料理店に足を運んだ際には「このお店はどこの地域の料理に強いんだろう?」なんて考えながら、メニューを選んでみるのも楽しそうですね。

[japanese.china.org.cn]
[visitbeijing.com.cn]
[Photos by shutterstock.com]

PROFILE

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sweetsholic ライター

海外を放浪しながら気ままな人生を謳歌しているフリーライター、パティシエ。世界で経験した文化や学んだお料理などをみなさまと共有できればと思っています。 世界の文化とスイーツ、地中海料理が大好き。寄稿媒体:Pouch、ANGIEなど

ブログ
https://ameblo.jp/ma-petite-chocolatine/

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