今更の質問ですが、映画「魔女の宅急便」をご存知ですか?角野栄子さんの児童文学を原作としたスタジオ・ジブリの人気作品です。
各国語に吹き替えがされ、世界中で人気を博しています。筆者がかつて住んでいたイギリスの地元の公立図書館にも英語版DVDが置かれていて、常に貸し出し中だったのを覚えています。そんな「魔女の宅急便」の作品中に出てくるパン屋さんが現実世界に現れたと話題になっているそうです。
温泉地湯布院に再現されたイギリスの街並み
魔女の子は、13歳になると一人前の魔女になるために1年間の修行に出なければなりません。黒猫ジジを連れて父母のもとを旅立ち、海辺の町コリコを修行の場に選んだキキは、親切なパン屋のおかみ・おソノさんのすすめで、唯一使える魔法である、ホウキで空を飛ぶ能力を活かして“お届け屋さん”の仕事を始めます。日々の仕事に励む中で、女子画学生のウルスラや、空を飛ぶことを夢見る少年トンボと友達になり、少しずつ町での生活に慣れていくキキ。しかし、熱を出して仕事を休んだ翌日、キキは自分の空を飛ぶ能力が弱まっていることに気づきます。はたしてキキは“お届け屋さん”の仕事を続け、この町で暮らしていくことが出来るのでしょうか。(Amazonより)
作品中のパン屋さんの名前は、「グーチョキパン店」。そのグーチョキパン店のリアル版だと言われているお店は、ここにあります。
あー、イギリスでしょうかね。素敵な街並みですね。
・・・と思ったら、なんとここは日本。しかも大分県の昔ながらの温泉街、湯布院にあるのだとか。
湯布院ってこういうイメージですが、あのイギリスのような街並みはいったいどういうことなんでしょう。
可愛らしいパン屋さん「KIKI’s Bakery」
あの素敵な街並みは、湯布院に2012年にオープンした「湯布院フローラルヴィレッジ」の中の景色。「世界で最も美しい街」と言われるイギリスのコッツウォルズの街並みを再現しているのだとか。
これが実際のコッツウォルズの街並み。明るい石壁が、確かにそっくりですね!
そしてこれが、噂の「魔女の宅急便」をモチーフにした「KIKI’s Bakery」。物語の世界観が再現されていて、ワクワクします!
主人公キキのように赤いリボンをつけた店員さんが対応してくれることもあるそうなので、物語の中に迷い込んだ気分になれそうです。ちなみに、お店の一番人気はクロワッサンなのだとか。
「KIKI’s Bakery」の他にも、「不思議の国のアリス」のティールームなど素敵なお店がたくさんある「湯布院フローラルヴィレッジ」。温泉だけでなく、イギリスの雰囲気を楽しめるようになった湯布院に遊びに行きたくなりますね。
[Photos by shutterstock.com]
[Kiki’s Bakery Is Real, And Of Course It’s In Japan]
[YUFUIN FLORAL VILLAGE]