“休み”なのに休まない
「休暇で旅行に来ているはずなのに、日本人は休暇中さえも勤勉だ」なんていう冗談交じりの驚きの声を度々耳にします。休暇中なのに毎朝早起きをして、超タイトな旅程をこなしてゆく日本人観光客の姿に「日本人は休むことをしらない国民だと聞いていたが、本当にそうなんだ・・・!」と仰天する声が多数。
筆者もせっかくの休暇、しかもせっかくの旅行となれば、時間を有効活用するために朝から晩まで張り切って動き回りたくなります。でも海外からは「せっかくの休暇なんだから、旅先でビーチに寝そべったり、いつもよりゆっくり寝たり、のんびりしなきゃ」という意見も。あなたはどちら派?
「ぼ~っとする時間」を楽しめない日本人
「日本人ってビーチでぼ~っと海を眺めてみたり、公園のベンチでのんびりと過ごしたりするのが苦手だよね」「美しい景色が広がる場所でも、写真を撮ったらすぐにどこかへ行ってしまう。どうして景色をゆっくりと楽しまないんだろう?」「空き時間ができたら、すぐにガイドブックやスマホを見ている」などなど、日本人は何もしないでぼ~っとするのが苦手というイメージがあることが判明。
また日本人からは「(団体ツアーの)自由時間に何をすればいいのかわからない」「何かしていないと時間を無駄にしているような気がして落ち着かない」という声をよく聞きます。
特に貴重な旅先での時間。有効活用したいと焦る気持ちもよくわかります。ですが、海に沈みゆく太陽や、公園で遊ぶ楽しそうな子どもたちの姿、夕日に染まりゆく町の様子などを、何もせずにただただ目の前の景色をじっと眺めるだけの時間こそが、あとで振り返ったとき心に鮮明によみがえる美しい旅の思い出となることが多いように感じます。
あっという間に次の町へ行ってしまう
先に「休暇中にも関わらずタイトなスケジュールをこなす日本人」に驚く外国人の意見をご紹介しましたが、「日本人はまるで妖精みたい。今来たと思ったら、次の瞬間にはどこかへ消えて(移動して)しまう」という声も。
世界的に見ると1年を通しての休暇日数が少ないと言われる日本(有給消化率が低い)。貴重なお休み、しかも海外旅行となれば一度に少しでもたくさんの場所を回りたいものですね。
でも、たまにはひとつの町に腰を落ち着けて、じっくりと楽しんでみる旅もいいかもしれませんね。きっといつもの旅とは違った発見や楽しみに出逢えることでしょう!
ガイドブック通りに観光する
「日本人観光客はガイドブック通りに旅する。ガイドブックに載っているホテルに泊まり、ガイドブックに載っているレストランで食し、ガイドブックに載っているお土産を買って帰る」という意見を多数耳にしました。旅中にガイドブックを頼りにするのは、決して日本人観光客だけに限った話ではないと思うのですが「日本人観光客は必ずガイドブックを片手に旅している」というイメージが強いようです。
はじめて訪れる国なら、ガイドブックが1冊あるとすごく心強いですよね。ですが、何もかもガイドブック通りでは、見逃していることがたくさんあるかもしれません。ガイドブックだけに頼らず、ネットで最新情報や穴場スポットを探したり、現地の観光案内所でアドバイスをもらったりして、オリジナルの旅を楽しんでみるのもいいかもしれません。
バスタブ付きの部屋が重要
お風呂が大好きな日本人。旅先の疲れも温かいお湯に浸かれば、随分癒されますよね。
「お風呂に入らないと疲れが取れない」という日本人観光客はホテルでもバスタブ付きの部屋をリクエストすることが多いようですが、ホテルで働く現地人たちからは「日本人はお風呂好きだって聞いていたけど本当なんだね」「日本の旅行会社から、いつも“バスタブ付きの部屋は必須条件です”とリクエストがくるので、バスタブ付きの部屋は日本人用にキープするようにしているよ。なんでそんなに重要なんだろう?」と不思議がる声を耳にします。
そんな声を聞いて、筆者はいつも「お風呂の素晴らしさを知らないなんて、もったいない!」と思っています。
以上いかがでしたか?
海外からの意見に耳を傾けてみると、少し違った旅のスタイルが見えてきましたね。もちろん旅の楽しみ方は人それぞれ。自分に一番合ったスタイルで楽しむべきですが、たまには視点を変えてみると、いつもよりさらに楽しい旅になるかもしれません。
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小坂井 真美 ライター
クロアチアの首都ザグレブ在住。現地での色々な仕事の傍ら、フリーライターとしてクロアチアを中心とした南東欧諸国について執筆。趣味は街歩き、食べ歩き、寺歩き、そぞろ歩き。仲間、明るい太陽とおいしいごはんがあれば幸せ。人生は旅。たくさんのモノ・人・土地と出逢いをエネルギーに、日々心の赴くままに邁進中。
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