一人旅初心者にもおすすめの行き先をご紹介する連載第3弾。今回ご紹介するのは伝統と革新が融合した街、ロンドンです。

ロンドンがおすすめな理由

地下鉄で移動できるロンドンは、女性一人でも移動手段の心配いらず。さらにミュージアムやおしゃれなショッピングエリアなど、一人でも楽しめるスポットが充実しています。

むしろ一人で気ままに過ごすのが似合う街といってもいいかもしれません。そんなロンドンを一人で訪れたらしてみたい8つのことをお伝えしましょう。

１．ウエストミンスター寺院を見る

世界遺産にも登録されているウエストミンスター寺院は、歴代の英国国王・女王の戴冠式や結婚式、葬儀が行われてきた由緒ある教会。荘厳なたたずまいと内部の美しいステンドグラスから目が離せません。

２．ウエストミンスター橋からロンドンのシンボルを眺める

ロンドンのシンボルとなっている大時計塔「ビッグベン」とロンドンを一望する観覧車「ロンドン・アイ」に挟まれたウエストミンスター橋。2つの人気スポットを同時に眺めながらロンドンにやってきた感慨に浸りましょう。

３．ロンドン塔で王室ジュエリーを鑑賞

およそ1000年にわたり宮殿、要塞、牢獄、兵器庫など、さまざまな用途に使われてきたロンドン塔。処刑場として使われたこともあってか、心霊スポットとしても知られています。

特に英国王室に伝わる王冠や宝石が展示されている「ジュエル・ハウス」は必見。まばゆいばかりの宝石の輝きに目を奪われます。

４．セント・ポール大聖堂からのパノラマを見る

ロンドンの金融街にあるセント・ポール大聖堂。バロック建築の傑作との呼び声高く、そのドームはバチカンのサン・ピエトロ大聖堂に次ぐ世界2位の大きさを誇ります。街を見下ろすドーム展望台からの360度のパノラマはダイナミック。

５．ミュージアムをめぐる

物価の高いロンドンですが、なんと代表的な博物館や美術館の常設展はなんと入場無料という太っ腹。大英博物館やナショナル・ギャラリーといった、世界に名だたる施設も無料で楽しめるのです。一人なら好きなだけミュージアムをハシゴしてじっくりと鑑賞できるので、アート好き、歴史好きにはたまりません。

大英博物館

ロンドン観光で絶対に外せない博物館。エジプトの至宝、ロゼッタストーンやギリシャのパルテノン神殿の彫刻など、世界各国の貴重な文化財が集結しています。じっくり鑑賞するなら一日あっても足りないほどの規模は圧巻です。

ナショナルギャラリー

世界最大の美術館のひとつで、ダヴィンチやボッティチェリ、ゴッホやセザンヌといった巨匠たちの作品が集まっています。

ヴィクトリア・アンド・アルバート（V&A）博物館

ファッションやデザイン好きにおすすめのミュージアム。世界中の宝石や、中世のドレスから現代のデザイナーのコレクション、陶磁器や家具まで揃うファッションとデザインの殿堂。気軽に利用できる雰囲気ながら、芸術的な空間が堪能できる併設のカフェもおすすめです。

６．本場の紅茶を味わう

イギリスといえば紅茶の本場！ロンドンには格式高いティールームがたくさんあります。一人でゴージャスなティールームに入るのは気後れしてしまうという方には、カジュアルな紅茶専門店もありますよ。種類が豊富で、手頃な値段ながらおいしい紅茶が飲めると人気の「Yamchaa」はロンドンに複数店舗を展開しています。スコーンなど紅茶に合う焼き菓子とティータイムを楽しんでみては。

７．コヴェント・ガーデンでショッピング

「コヴェント・ガーデン」は雑貨やファッション小物、一点モノのアートやスイーツ、レストランまで楽しいショップが集結した大注目のマーケット。大道芸人によるパフォーマンスもさかんで、いつもロンドンっ子や観光客でにぎわっています。

周辺には日本でも人気のオーガニックブランド「ニールズヤード・レメディーズ」や、フラワープリント雑貨の「キャス・ギッドソン」などおしゃれなショップも目白押し。

８．ハイレベルなミュージカルを鑑賞

歌やダンスが好きな方には絶対おすすめなのが、本場のミュージカル鑑賞。「ウエスト・エンド」というエリアはニューヨークのブロードウェイと並ぶ劇場街で、常時20本以上の作品が上演されています。

「オペラ座の怪人」、「レ・ミゼラブル」など映画化された名作も多いので、ミュージカル初心者でも挑戦しやすいのが嬉しいところ。
とにかく歌唱力が高いと評判のウエスト・エンドのミュージカルは言葉がわからなくても感動必至です。

伝統と格式を残しつつ、流行の発信地として進化し続けるロンドン。行けばその魔法にかかってしまうはず。

[ロンドンの観光名所｜All About]
[ロンドンナビ]
[Yamchaa]
[All Photos by shutterstock.com]

春奈

Haruna ライター

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。