1年に1度しか逢えない恋人たちの七夕。七夕の夜に似合う、美しい和菓子をいただきたいですね。七夕はまだ先ですが、七夕スイーツはもうお目見えしています。

夏の夜空を流れる天の川のような、願い事を言い終わらないうちに消えてしまう流れ星のような、ひんやりとして、儚い和菓子を。

星づく夜

SNSで話題になっている「星づく夜」。星空を切り取ったような美しさに、皆がウットリ。和菓子に興味がない人たちをも、ファンにするほど。今年の七夕は、絶対手に入れたいスイーツです。お味は、ほのかにパッションフルーツとレモンが香る爽やかさ。

天の川

暗い夜空に架かる天の川に、輝く星たち。織姫と彦星も出逢えたら、きっと仲良く頂きたいお菓子でしょう。琥珀羹の下は味甚羹、小倉羹の二層になっており、あっさりとした夏らしい味わい。

願い星 おしるこ

通年商品ですが、夏は冷水で冷たいお汁粉を。夏空にふんわりと浮かび上がる星は、七夕の恋人たちのように寄り添います。

七夕 願い事

パステルカラーの華やかな錦玉羹は、見た目だけでなく、口にいれても納得のいく美味しさ。透明な錦玉に羊羹製の短冊。金箔は輝く星たちのように。今年はどんな願い事をしましょうか。

季すずやか

水の中で花開く、水中花を思わせる艶やかさ、涼しさ。するりと手から逃れてしまいそうな儚さ。夏の夢のようです。

能登の宝ゼリー

清らかな水の川底を覗いたような、爽やかさ。すうっと汗が引くような涼やかさ。赤崎いちごのペーストを包んだ宝達葛の葛玉と、能登の粗塩で旨味を引き立てた能登ミルクを練り込んだ葛玉がゆらゆらと。つるりとした食感こそ、夏の醍醐味。

いずれも夜空に輝く宝石のような美しさ。あなたの七夕の夜を輝かせてくれることでしょう。

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青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。