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【リレー連載】世界のスーパーマーケットをめぐる旅
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第2回オランダ編
第3回ドイツ編
第4回イタリア編
第6回アメリカ編
世界のスーパーvol.5は、クロアチア編です!
クロアチアの有名スーパー
クロアチアでは、各町や地区の中心地で毎日朝早くからお昼頃まで開催される青空市場をよく見かけますが、普通のスーパーも町のあちらこちらでよく見かけます。
クロアチアの有名なスーパーは「Konzum(コンズム)」。クロアチア中に多数店舗を展開しているので、旅行中にお世話になる人も多いと思います。その他にはSPARやLidl、BILAなど外資系のスーパーもよく見かけます。
日本とはココが違う!スーパー攻略法
クロアチアのみならず海外のスーパーではよく見かける光景ですが、野菜や果物は基本的に量り売り。日本のように袋やパック入りのものはあまりみかけません。
上の写真のように“kn/kg”と記載されている商品は、1kgごとに値段が設定されているため、欲しい分だけ自分で袋に詰めます。
詰め終えたら、秤の上に袋を置いてください。それぞれの商品に番号(šifra)が振り分けられているので、その番号のボタンを押せばバーコードが出てきます。あとはそれを袋にペタリと貼り付けるだけです。
また、上の写真のように”KOM(komad)”と書かれているものは、1kgあたりの値段ではなく商品ひとつあたりの値段、”PAK”と書かれているものは、1パックあたりが表示されています。このような商品はバーコードのシールをつけずに、そのままレジへ持って行くだけでOKです。
レジでは自分の順番がきたら、カゴからどんどん商品をコンベアの上に置いてゆきます。
お店の人がスキャンしてゆくので、持参したマイバッグまたはレジ袋に手際よく詰めていきましょう。日本のように清算が済んだ商品をゆっくりとバッグに詰める専用スペースはクロアチアのスーパーにはありません。
ここで注意したいのが、レジ袋は有料だという点。レジ袋はレジ近くの足元にぶら下げられています。必要な分だけ自分でとって一番最初に清算してもらうと、そのあとどんどん商品を詰めることができるのでお会計がスムーズになりますよ。
クロアチアの一般的なスーパーの営業時間は、月曜~土曜日は朝の7時頃から20時や21時頃まで。日曜日は朝の7時か8時頃から13時や14時頃まで営業というところが多いですが、大きなスーパーだと日曜日も20時頃まで営業しています。このように、ヨーロッパではスーパーも「日曜日は休み」というところが多いですが、クロアチアは日曜日も開いているスーパーがほとんどなので安心です。ですが、お店によって営業時間はまちまちなので、スーパーでお土産探しなどを計画されている方は、事前にホームページや店頭の営業時間表示などを確認してくださ いね。
スーパーにはお土産がいっぱい!
それでは早速、クロアチアのスーパーを覗いてみましょう! 食べ物系のお土産はお土産屋さんよりスーパーで買う方が断然お得に買えることも。小さくて軽く、お手頃価格のものも豊富にあるので、たくさん数が必要なばらまき土産を探すのにもぴったりです。
まず日本人に人気なのがトリュフ製品。日本ではトリュフと言えばフランスやイタリアが有名ですが、実はクロアチアはトリュフの隠れた名産地なのです。黒トリュフのみならず白トリュフも豊富に採れるクロアチアでは、トリュフ製品がスーパーで売られています。贅沢にもゴロっとトリュフが入っている瓶詰は見た目にインパクトがありますが、おすすめはトリュフのペースト。パンにつけたり、パスタやお肉料理の仕上げに使ったり、簡単にトリュフが楽しめるとお土産に人気です。
また、乳製品が豊富なクロアチア。ハーブ入りのお洒落なチーズやトリュフ入りの贅沢なチーズなど、日本の一般的なスーパーではあまり見かけない、様々な種類のチーズがお手頃価格で手に入ります。ぜひ一度食べていただきたいのが、パグ島で生産されている羊乳のチーズ「パルシュキ・スィル(Paški sir)」。「世界のおいしいチーズ50選」に選ばれるなど国際的な賞も受賞した、クロアチア人自慢のおいしいチーズ。ぜひご賞味ください!
知る人ぞ知るワインの名産地であるクロアチア。少し大きなスーパーに行けば非常に種類豊富なクロアチア・ワインに巡り合うことができます。スーパーなら町のお土産屋さんよりも安く買える可能性が高いうえ、プチ土産にもピッタリなミニボトルサイズ(187ml)のワインも手に入ります。
クロアチア滞在中にぜひ食べていただきたいのが、クロアチアの名産であるプロシュート(生ハム)やクーレン(チョリソーのようなピリ辛ソーセージ)。残念ながら現在、原則生ハムやソーセージなどのお肉類製品は、日本に持ち帰ることは原則禁止されています。ワインやビールのお供に、ぜひクロアチアでの滞在中にご賞味ください。
最後に、美しい自然が溢れる国にも関わらず、まだエコ意識はあまり高いとは言えないクロアチア。そのためなのか残念ながら、スーパーなどの店頭であまり「クロアチアならでは」と言える可愛いデザインのエコバッグを目にすることがありません。
多くのヨーロッパ諸国と同様お買い物袋は有料。地元民の様子を観察していると有料の袋を買っている人が多いですが、毎回毎回買っているともったいないので、やはりマイバッグを持参することをおすすめします。
以上楽しいクロアチアの旅のヒントとなれば幸いです。
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