食材をグリルしながら、豪快にいただくバーベキュー。世界各地で親しまれているBBQ、その楽しみ方もさまざまです。
海に囲まれたマレーシアでは、魚介類を用意する家庭も多いのだとか。マレーシアの友人宅で体験した、マレーシアスタイルのBBQの様子をレポートします。
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食材の買い出しに、マーケットへ
鮮魚を求めて、クアラルンプール市内の市場へやってきました。リズミカルに鳴り響く包丁の音が印象的で、活気に溢れています。市場では、身がびっしり詰まっているというスリランカ産のマッドクラブや大小揃うさまざまなエビなどをゲット。
マレーシアンBBQのタレ
食材をシンプルに味わう、BBQの味の決め手となるのがタレ。中華系マレーシア人の友人宅では、ピーナッツ味のピリ辛「サテーソース」、唐辛子と香味野菜を刻んでレモンを絞った「中華風のスパイシーソース」、欧米スタイルの「BBQソース」そして「テリヤキソース」の4種類。甘辛いテリヤキソースは、マレーシアだけでなく世界中で愛されているタレのひとつです。
「海鮮焼き」を思わせる食材たち
エビにイカ、魚のホイル焼きに「コックルズ」と呼ばれる赤貝にホタテなど、海鮮焼きを思わせるラインナップ。さつま揚げもあります。肉類は鳥肉、ソーセージ、サテー用の焼き鳥など。トウモロコシやキノコ類を用意するところは、日本のBBQと似ているかも?
炭火でBBQ
欧米のBBQシーンでおなじみの「ガスグリル」ではなく、友人宅のマレーシアンBBQは炭火に網。ほぼすべての食材に竹串を刺しているから、網でも焼きやすいとのことです。
魚と野菜を包んだホイル焼きは、ふっくらとした仕上がりに。
お楽しみは「焼き蟹」!
今回のマレーシアンBBQのメイン食材でもあり、お楽しみはスリランカ産のマッドクラブ。網の上に鉄のトレイをのせて、カニを焼いていきます。
もともとマッドクラブは黒っぽい色をしているのですが、熱を加えると赤く変化。BBQでカニを食したのは初めての経験でしたが、とってもジューシーでうまみたっぷりのおいしさ!
おまけ:マレーシアンBBQのドリンク
マレーシアはアルコールは禁忌とされているイスラム国家ということで、ソフトドリンクが中心でした。友人一家は中華系なのでアルコールもOKなのですが、マレーシアの人たちは我々日本人に比べて、お酒を飲むことが少ない模様。文化をリスペクトしなくてはいけないのですが、アツアツの海鮮焼きにはやっぱり、ビールや日本酒を合わせたくなりそう。
多数のタレを用意した、シーフード中心のBBQ。個人的には、淡白なイカにコクのあるサテーソースやテリヤキソースをつけて食べるのが気に入りました。ときには趣向を変えて、シーフードがメインのBBQも楽しいものですよ!
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