母国と違う!ロシア人が日本で驚いたこと3選〜日本の男性は頼りない!?〜

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Aug 16th, 2016

島国に住んでいると、自分たちの生活が普通だと思ってしまいますよね。不意に外の国の人から「なんだそれ?」「すごい!」などと指摘されて、「え、普通じゃないの?」と驚いてしまう瞬間も少なくありません。

母国と違う!ロシア人が日本で驚いたこと

そこで今回は筆者の友人であるロシア人たちに、日本に来て驚いたことを聞いてみました。話を聞いた友人たちは主に極東に住む人たち。サンプル数が少ない上に地域的にも偏っていますので、ロシア人全体の意見にはなっていない可能性も・・・。

それでも興味深いコメントが集まりましたので、特にユニークだった意見を紹介したいと思います。

1:日本人は若い男が頼りない

母国と違う!ロシア人が日本で驚いたこと

最初は日本人の若者について。物まねタレントとしてロシア各地のナイトクラブを回っている30代前半の男性らによれば、日本の若い男は頼りなく見えるそう。奇麗な女の子を見かけても、もじもじして声を掛けないし、体の線も細くて、いつも静かで残念な感じがすると語っていました。

「それは思い違いだろ」と静かに抗議してみると、「ならば日本人はライフルを撃てるか?」と聞かれ、言葉を失ってしまいました。

ロシアは徴兵制があるため、男子であればライフルを撃てるのだとか。“頼りがい”の次元が、ちょっと違っているようです・・・。

2:宇宙から見ると国土が隅々まで発展している

母国と違う!ロシア人が日本で驚いたこと

夜の日本を宇宙から見ると、国土の隅々まで光が行き届いていると分かります。各地に道路が通り、町が発展し、車が行き交っているからですね。しかしロシアを宇宙から見ると、広大な国土のほとんどが真っ暗闇。極東などはまさに暗黒地帯です。

国土の広さが比較になりませんが、隅々まで開発された日本の発展ぶりに驚きと、尊敬を覚えるみたいですよ。また、日本は建物から道路、ガードレールに至るまで、全てが奇麗だというコメントもありました。

3:日本人は国と自国の通貨を信用している

母国と違う!ロシア人が日本で驚いたこと

「日本人は国を信用している。でもロシア人は国と自国の通貨を信用していない」と、少なくないロシア人が口をそろえて言っていました。

ロシア人は20世紀の終わりにハイパーインフレを経験しているため、自国の通貨(ルーブル)を心の底では信用していないのだとか。話を聞いた人の中には、自国の通貨でなく、米ドルを貯蓄している人も普通に居ました。あるいはインタビューをしたロシア人たちの多くが、政治の中心であるモスクワから9,000km近く離れた場所で生まれ育ったからかもしれません。

しかし、農奴の時代は遠い昔でも、ロシア革命からソ連の誕生と崩壊、そして現在のロシア連邦へと移り変わっていく中で、国にはさんざんな目に遭わされてきたのだとか。

中には物価が数年で1,800倍になり手持ちのお金が紙くずになったとき、壁紙を食べて飢えをしのいだという人も・・・。その意味で、国を基本的に信用している日本人に、どこか違いを感じると言っていました。

母国と違う!ロシア人が日本で驚いたこと

以上、ロシア人が驚く日本人との違いをまとめましたが、いかがでしたか? 

もしも身の回りにロシア人の友人が居たら、あるいはこれからロシア人と出会ったときには、真偽のほどを確かめてみてくださいね。

母国と違う!ロシア人が日本で驚いたこと

[All photos by shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

SHARE

  • Facebook